希望ある明日に向かって歩むぞメッセージ

 今、SNSやメールなどを通じて、ルーテルの卒業生たちがそれぞれの現場で感染の危機と向かい合いながらも、目の前のお一人おひとりの生活、いのちを守り支えるために、働いてくださっている様子が伝わってきています。命の選別とさえ言われかねない現実の厳しさの中に立たされていたり、また、当事者や家族からの心ない言葉に耐えていらしたり、自身が感染の不安や孤独な恐れの中に立ちすくんでいらしたり。医療、福祉の現場、そして実際の生活の中で悩み、またどう生きるのか、何をするのかと格闘してくださっています。

 大学は、今は遠隔授業をようやく始めたばかりですが、こうした卒業生の方々の後ろ姿を追いかけつつ、どのように支援者として立っていくのか、社会人として生きていくのかを学びつつ模索しています。

 ルーテルの教職員は、そうした学生はもちろん、いつでも卒業生たちのことを心に留めて、祈り、支えたいと思っています。困ったときやどうにもならない思いに駆られた時は、絶対に遠慮しないで連絡をください。手を結び合える仲間、共に歩もうとする応援団がここにはいます。

ルーテル学院大学 学長 石居基夫(今年度から、市川一宏先生から引き継がせていただいて、新しく任につきました。皆さんと笑顔で再会できる時を楽しみにしています。)