2019年02月の投稿

市町村職員への地域福祉の講義(自治大学校)

長年、同講義を担当させて頂き、各職員の方々が直面する課題について知ることができます。それは、各市町村の状況が異なり、一律に議論する事はできないことを学んでいます。

しかし、だからこそ、私は、各市町村が直面する生活課題を把握する視点を示し、政策動向を説明し、各地の活動を紹介しています。そして、私が考える地域をお示ししています。私の講義を通し、それぞれの市町村にあった計画、実践が生まれることを願っています。

①コミュニティに所属するもの同士の相互の関わり

②関わり対するアイデンティティ、愛着

③それらを実現しやすい地理的な空間

④互いを認め合うコンセンサスと一定の規範

⑤コミュニティを支える宗教や祭り等の文化の形成

⑥人材や活動等の一定の地域資源の存在

1月の講義を行い、3月の講義の準備をしています。

2018年度全国民生委員大学

2月14日・15日、ロフォス湘南で、民生委員大学の講師のご依頼を頂きました。各都道府県のリーダーである方々の意識と能力の高さを毎年感じており、本年も、私自身が教えて頂きました。

毎年、講義とワークショップの内容を見直し、より良いプログラムを目指しています。全国社会福祉協議会民生部も全面的に支援して下さり、今回も手応えはありました。



平成30年度静岡市民生児童委員正副会長研修

2018年12月、久しぶりの講演を比較的近距離の静岡市で行わせて頂きました。静岡市は、地区社協(地区社会福祉協議会)で優れた実践をしており、その意味で、講演に対する評価はとても気になります。ちなみに、地区社協とは、「住民一人ひとりが社会福祉に参加し、地域の中の支え合いの輪を育てていくための民間団体です。地区社協は、地域住民や自治会・町内会、民生委員・児童委員、その他地区の各種団体から選出された代表者によって構成されています。この団体では、私たちの生活上のいろいろな問題や課題について話し合い、その問題を解決するための活動や福祉の風土づくりを進めていく活動をしています。静岡市内のおおむね小学校区に設置され、地区社協ごとにそれぞれ地域に根ざした福祉活動を展開しています。」静岡市社会福祉協議会HP

講演のテーマは、「民児協地区活性化に向け~会長による民児協の運営と役割について~

平成30年度京都府中堅リーダー研修会

2019年1月、本郷俊明さんが会長をなさる京都府の中堅リーダー研修会の講師をお引き受けしました。中部と南部での講演は、私にとっても、実りあるものであった。出席なさった民生委員のリーダーの方々のお働きを学び、地域の生活課題は厳しくとも、困難に直面しておられる方々に寄り添う民生委員の方々のお働きを見て、感動しました。勇気を与えられました。感謝。

2018年度東京都社会貢献大賞決定

東京都社会貢献大賞が公表されました。社会貢献表彰専門部会における協議に関わらせて頂き、様々な活動が展開されていることを学びました。少しでも多くの実践が申請され、良いことは良いこととして、社会的に評価されることを望んできます。

東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞

更新日:平成31年(2019)2月15日

  東京都では、多様な立場の都民や団体が互いに支えあう共助社会づくりの実現に向け、ボランティア活動推進の気運醸成を図るため、継続的・先進的な取組を行っている団体等を表彰し、気運の盛り上げの一助とすることを目的として、平成28年度に「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」を創設しました。

表彰制度の概要

◆表彰団体の推薦について 東京都ボランティア活動推進協議会構成団体(企業、学校、NPOなど民間団体、町会・自治会、商店会、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、国及び地方公共団体など、ボランティア活動を推進することについて賛同した団体)等からの推薦による ◆選考 「社会貢献表彰専門部会」により選考を実施  ◆審査の視点(平成30年度)  【地域密着性】  1.都内で活動又は支援を行っている。  2.都内で地域の課題解決に取り組んでいる。  3.その他、地域社会に根ざし、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【普及性】  1.他の団体の模範となる。  2.より多くの活動参加者にボランティア活動の場を提供している。  3.活動参加者をより多く増やすための取組を行っている。  4.その他、他団体や都民に広く影響を与えるなど、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【先駆性】  1.柔軟な発想の下で創意工夫し、活動している。  2.活動参加者の専門性をいかしている。  3.短時間で気軽に実施できるメニューを実施している。  4.第三の居場所を創出し、活動を行っている。  5.その他、工夫が見られる先駆的な内容で、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【安定性】  1.長期間継続し、現在も行っている。  2.活動参加者が活動に参加しやすい取組を行っている。  3.その他、継続して活動が行われ、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【協働】  1.多様な主体と連携している。  2.その他、他の主体と連携し、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【時代適応性】  1.時代の必要性に合致した取組を実施し、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 

平成30年度 受賞者

◆贈呈式  平成31年3月5日(火曜日)  東京都庁第一本庁舎 7階ホール ◆ア 大賞 (ア)企業 日本生命保険相互会社・富士ゼロックス端数倶楽部 (イ)教育機関 杉並区立富士見丘中学校 (ウ)その他民間団体 特定非営利活動法人みんなのおうち  

◆イ 特別賞 (ア)企業 企業組合あうん (イ)教育機関 東京都立淵江高等学校・大田区立貝塚中学校 (ウ)その他民間団体 中央区環境保全ネットワーク・杉並区町会連合会 


東京都の「平成30年度 共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」を見て頂くと、映像が見られます。h

過去の受賞者

【平成29年度 受賞者】

◆贈呈式  平成30年1月18日(木曜日)  東京都庁第一本庁舎 7階ホール ◆ア 大賞 (ア)企業   住友生命保険相互会社   日本アイ・ビー・エム株式会社 (イ)教育機関 東京都立六本木高等学校・八王子市立愛宕小学校学校運営協議会 (ウ)その他民間団体 傾聴ボランティアグループ「ダンボの会」・スープの会・リバーサイド舟渡  

◆イ 特別賞 (ア)企業 株式会社 東京ソワール (イ)教育機関 千代田区立お茶の水小学校 (ウ)その他民間団体 池袋東地区環境浄化推進委員会・八王子市町会自治会連合会・JCA(日本語教室)千歳船橋グループ・玉川グループ

平成28年度 受賞者】

◆贈呈式   平成29年1月22日(日曜日)   日経ビル6階 日経カンファレンスルーム  

◆ア 大賞 (ア)企業 日本電気株式会社 (イ)教育機関 明治学院大学 (ウ)その他民間団体 江東区町会連合会・(産後)サポネット in 荒川   ◆イ 特別賞 (ア)企業 パナソニック株式会社  (イ)その他民間団体  東京日本語ボランティア・ネットワーク・特定認定非営利活動法人トリトン・アーツ・ネットワーク

日本福祉教育・ボランティア学習学会機関誌『ふくしと教育』

日本福祉教育・ボランティア学習学会機関誌である『ふくしと教育』2019通巻26号において、松本すみ子先生のインタビューを受け、「この人に聞く<ソーシャルワーカーは、専門職である前に一人の人間であれ>」として掲載された。

本書には、実践と研究の成果がまとめられており、様々な実践と施策の情報が良く理解できる。地域福祉、ボランティア活動支援、福祉教育の実践者には、是非、購読をお勧めする。

なお、松本すみ子先生にインタビューをして頂いたことは、光栄である。松本先生にはルーテル学院大学大学院博士後期課程で指導する機会が与えられ、私の考えや実践をよく理解して下さる方のお一人である。

これも、2019年度で教歴36年目を迎える私に与えて下さった、皆さんからのご褒美かもしれない。

この人に聞く⑴ この人に聞く⑵