2023年10月の投稿

近況(2023年10月29日)

皆さん、おはようございます。明日、羽田空港近くのホテルに泊まり、火曜日から2泊3日で韓国に行きます。1日目に講演をして、2日目には、木浦に行き、韓国の孤児の母である田内千鶴子先生が建てた共生園に行き、孤児支援の一つの歴史を学んできます。何故、田内先生は、強い信念をもって、3千人もの孤児を育てたのか。文献では読んでいますが、実際に体感してきます。

また小金井市、三鷹市、練馬区で高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画のパブリックコメントが行われることになりました。(写真は、練馬区前川区長に答申を手渡す写真)

調布市も今週の会議で確定します。今年の計画策定は、自分の経験の中で、もっとも難しかったですが、今後の具体的な施策を作る基礎はできたと思っています。各委員の方々、行政の担当者が努力して、厳しい現実の生活課題の解決に実際に効果が期待できる計画になっていると信じています。

なお、田内先生の学びと、今日の計画策定に共通する考え方は、共通していると思っています。すなわち、活動の原点に立ち戻り、大切なもの、大切なことを活かしていくこと。当事者である子どもたち、高齢者等の力を活かし、専門職も住民、ボランティア、社会福祉法人、保健医療関係団体等が協働して明日への社会、希望ある地域を築いていくことに他なりません。こんなに混乱している世界、社会だからこそ、私たちが生活する場で、実践していくことが必要です。日々、学びと挑戦だと思っています。

自己紹介

市川一宏(いちかわかずひろ)                2023年10月現在

                                                            市川一宏

1. 現在 ルーテル学院大学名誉教授

2.学歴 

 早稲田大学法学部、日本社会事業学校研究科、東洋大学大学院社会学研究科社会福祉専攻博士前期課程・後期課程、ロンドン大学ロンドン・スクール オブ エコノミックス(LSE)特別研究員2002~2004年

3.専門分野:社会福祉政策・地域福祉・高齢者福祉

4.研究テーマ:全国・都道府県・市区町村の行政、社協、民間団体における計画の策定、実施、評価および調査研究、人材養成・研修等に多数関わる。

全国各地の実践から、様々な「地域の福祉力」を学び、各地域に合った地域福祉実践を研究テーマとしてきた。特に近年、地域の福祉力を高め、孤立を防ぎ、「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる一人ひとりの人生が守られる、希望あるまちづくり、共生型社会づくりに挑戦している。

5.学会の活動

日本地域福祉学会監事・元理事、日本社会福祉学会前監事・元理事、キリスト教社会福祉学会前会長

6.最近の主な学外活動 

・三鷹市社会福祉協議会地域福祉活動計画策定委員会委員長・作業委員会委員長・副会長(現在に至る)

・三鷹市介護保険事業計画検討委員会市民会議会長(現在に至る)

・小金井市介護保険運営協議会会長(現在に至る)

・武蔵野市健康福祉総合計画推進会議会長・地域福祉計画策定委員会委員長(2023年3月まで)

・調布市高齢者福祉推進協議会顧問(現在に至る)

・世田谷区共同募金配分委員会委員長、評議員専任・解任委員会委員長(現在に至る)

・練馬区介護保険運営協議会会長(現在に至る)

・東京都社会福祉協議会総合企画委員会委員長、法人評議員(現在に至る)

・東京都つながり創生財団評議員(現在に至る)

・全国社会福祉協議会

全国ボランティア市民活動振興センター運営委員長(現在に至る)

「これからの民生委員・児童委員制度や活動のあり方に関する検討委員会」委員(2018年4月まで)

評議員専任・解任委員会委員長(現在に至る)

民生委員・児童委員研修体系検討委員長(2014年3月まで)

「単位民児協運営ハンドブック(令和4年3月版)」編集委員会委員長

・ニッセイ財団高齢社会助成審査委員(現在に至る)

・厚生労働省寄り添い型相談支援事業等選定・評価委員会委員(現在に至る)

・『日本の都市総合力評価(JPCI)有識者委員会(Expert Committee)』 委員<社会福祉担当>(森記念財団)(現在に至る)

・東京神学大学監事(現在に至る)

・医療法人財団慈生会野村病院監事(現在に至る)

7.近年の主たる編著書・論文・執筆等

・2014年6月『「おめでとう」で始まり 「ありがとう」で終わる人生 福祉とキリスト教』教文館

・2009年5月『知の福祉力』人間と歴史社 等

・2019 年1 月この人に聞く「ソーシャルワーカーは、専門職である前に一人の人間であれ」聞き手松本すみ子先生、『ふくしと教育』(日本福祉教育・ボランティア学学会機関誌)2019 通巻26 号、p.38〜p.41

・2019 年5 月「はじめに」「第1 章 三鷹市における地域包括ケアシステム構築の現状と課題」「清成忠男先生インタビュー:地域ケアの過去、現在、将来」編集代表・共著『人生100 年時代の地域ケアシステム―三鷹市の地域ケア実践の検証をとおして―』

・2020年3月「解説 民児協運営のポイントと会長としての心構え」p.6・7『VIEW No.214』全国社会福祉協議会民生部 

・2020年4月「ボランティアコーディネーターの皆さんへ〜皆さんへのエールと今の私たちにできること」『ボランティア情報』全国社会福祉協議会全国ボランティア・市民活動センター

・2021年4月「コロナ禍における地域ケアを考える」p.4『SAI-4月号』埼玉県社会福祉協議会

・2021年10月「リーダーに求められる役割」p.10〜13、『View221』全国民生委員児童委員連合会

・2021年12月「リーダーに求められる役割(第2回)対談:吉川郁夫氏(大阪市民児協会長)」p.10〜13、『View222』 

・2022年2月「全国民生委員大会シンポジウム:地域共生社会の実現と民生委員・児童委員活動〜新型コロナウイルス禍を踏まえて考える〜シンポジウムコーディネーター」p.12〜p.17、『ひろば』全国民生委員児童委員連合会、DVD配布

・2022年3月「はじめに」ⅲ〜ⅷ『単位民児協運営の手引き[令和4年3月版』全国民生委員児童委員連合会

・2023年3月「新体制を迎えた単位民児協の運営について」『View227』全国社会福祉協議会民生部 

・2023年2月「市川一宏の足跡~ 50 年の歩みをふりかえって~ 退職記念随筆」ルーテル学院研究紀要『テオロギア・ディアコニア』 ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校紀要

・2023年3月「新体制を迎えた単位民児協の運営について」『View227』p.2〜7,全国社会福祉協議会民生部 

・2023年3月「はじめに」三鷹市地域福祉活動計画Ⅶ(2023〜2026年)

・2023年5月「福祉職が語る:ソーシャルワーカーは、新たな絆をつくり、未来の社会を切り開く」東京都社会福祉協議会『福祉情報』

・2023年6月「巻頭言 信州の実践者・開拓者の思いを紡ぐ」『実践者・開拓者であれ!信州の地域福祉の歩み』長野県社会福祉協議会・信州の地域福祉研究会

・2023年6月NHK ハートネットTV「フクチッチ」「社会福祉協議会」(HPで記事になりました。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/849/ <https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/849/>

天畠大介さんが、社会福祉学会奨励賞(単著部門)を受賞!

ルーテル学院大学の卒業生の天畠さんは、『しゃべれない生き方とは何か』(生活書院)を執筆し、2023年の学会賞を受賞した。講評に関しては、学会のホームページをご覧頂きたい。

1981年に広島に生まれ、15歳の時、医療過誤により、四肢麻痺、発話障がい、嚥下障がい等、多くの障がいを抱え、2000年に千葉市袖ケ浦養護学校高等部を卒業後、様々な困難に直面しつつ、大学で学ぶ希望を捨てず、ルーテル学院大学総合人間学部に入学し、2008年、大学を卒業した。その後、立命館大学大学院先端総合学術研究科に進み、一貫性博士課程を修了した。現在、参議院議員。

私は、彼が本大学の学生であった時、多くの学生が学内で彼の支援を行い、一緒に育っていったことを覚えている。私にとっても、本当に身近な学生で、彼の前では自分も素直になって、接することができた。魅力的な人柄である。

また、天畠さんの受賞者として挨拶が代読されたが、その挨拶を聞いて、私は、彼の成長を誇りに思うとともに、育てて下さった立岩先生に心より感謝した。以下、代読された文章と彼が補足した言葉をご紹介する。

「あかさたな:立岩先生に感謝しています。(代読)代読します。この論文の執筆にあたって、お礼をお伝えしたい方は数え切れないほどいますが、今日この場を借りて恩師立岩真也先生に改めて感謝を伝えたいです。手も足も口も、自由に動かすことの出来ない私が、「ライフワークとしてできるのは研究しかない!」と思い立ったとき、大学院の門戸を開いてくれたのは立命館大学の立岩先生でした。前例がないほどの重度障がいの私に「ついに来たか」と声を掛けてくれました。研究に挑戦するチャンスを与えてくれた先生がいなければ今日、私はここにいません。信じられないことに、立岩先生は今年7月に急逝されました。奨励賞受賞の知らせを受けたのはその翌日のことでした。棺の中の先生に報告できたことは、深い悲しみの中で少し心の救いとなりました。

さて、この「しゃべれない生き方とは何か」は私の博士論文をもとに執筆しております。この論文執筆は私にとって「当事者性」を獲得していく過程そのものでした。私はそれまで、14歳で中途障がいになってから、自分の障がいを心から受け入れられたことはありませんでした。自分ではできないから人に助けてもらわないと生きていない、弱い存在。それが重度身体障がい者である自分だと捉えていました。

研究を続けていく中で、その考えが徐々に変わっていきました。

私は発話困難な重度身体障がいを持つ当事者の一人であり、この社会を生きていく上で生じる困難を、私が言語化して社会に発信していくんだ。

自分が先行研究から様々な気づきを得たように、私の研究が他の誰かの生きやすさのヒントになっていくかもしれない。

自分は自分の困難、障がいについて社会に声を届けることが出来る存在なんだ。

発信をすることで、たとえどんなに小さくても社会に影響を与えることができるんだ。

そう感じるようになったとき、無力な存在だと思っていた重度障がい者の自分の捉え方が変わっていきました。

あかさたな:当事者研究は自分に貼られたラベルを貼りなおすものです。<本人の言葉>

今も声をあげることができない、社会で生きづらさを抱える人はたくさんいます。その方たちに少しでも影響を与えられるような研究、活動を今後も続けていきたいと思っています。

本日はどうもありがとうございました。


 言いかえると、論文執筆の過程は自分に誇りを取り戻す作業であったとも言えます。<本人の言葉>

授賞式の後、私は控え室に彼を訪ねた。懐かしい彼に会って、共に笑い合い、私は約20年前の日々に一気に戻った。そして、彼が結婚し、自立したことを知った。(伴侶の方は、彼の右におられます。おめでとうございます。)また、今も天畠さんの通訳を続けている卒業生(左)の元気な姿に出会うことができた。私にとって、本当に幸せな時であった。

情報提供

1.市町村社協の支援

皆様。

おはようございます。

お世話になっています。

さて、今週の水曜日に、関東の県社協より市町村社会福祉協議会トップセミナーのご依頼を受け、講演してまいりました。レジメは、以下の通りです。

https://www.dropbox.com/scl/fi/586auvgs1otnk59rhsm7i/2023.pptx?rlkey=os6hcaeymxtuk0wgg88zi3okv&dl=0

最近の私のレジメは、実際に見たもの、聞いたこと、実感したことを述べることにしています。かつては、一方的に情報をお伝えしてきましたが、各社協の運営には貢献できなかったのではないかと、反省しています。

また、講演の中での参加者との対話も大切にしようと思っています。その意味では、相手の期待を知る最初の10分が勝負になります。その結果、参加なさっておられる方々が、私の想定とは異なる場合もあり、それが分かった時には、レジメはあくまで基礎資料として用い、講演内容を変え、反応を見ながら進行していきます。今回の研修では、参加者に質問する過程で、それぞれの社協が直面している課題は多様で、私が申し上げることが、要望にお応えできないかもしれないと感じました。確かに、社協が置かれている外部環境である地域の人口動態、公共交通等の地域状況、顕在化している地域住民の生活課題、地域の社会資源の状況、社協の組織問題、取り組んできた活動の現状と課題、行政や社会福祉法人、民間事業者との関係等々は異なっています。そこで、基本的情報はお伝えしつつ、大したものではないと思いますが、今までの経験とそこから得た考えをお伝えすることで、参加者に自分事としてとらえ、実際の活動や取り組み、計画に応用して頂くことが、私の役割と考えています。講演がうまくいったかの判断は、いつも参加者のフィードバックによります。

現在は、生活支援体制整備事業、重層的支援体制整備事業、生活困窮者自立支援における生活支援コーディネーター、地域福祉コーディネーター等の地域福祉の専門職がいくつもの社協に配置され、社協の専門性の明確化 組織基盤の強化に繋がる可能性があると思っています。その意味で、市区町村社協にとって、存在を示す好機であると私は思っています。しかし、それは、社協間の格差を広げる危険性もあります。皆さん、どうぞ市区町村の個別支援を強化して下さるよう、よろしくお願い致します。市川

2.東京都社協より、連絡が来ましたので、お知らせいたします。

本会の「東京都地域公益活動推進協議会」では、社会福祉法人による地域公益的な取組みを広く共有・発信するため、毎年実践発表会を開催しております。
先日9月22日には「実践発表会2023 Part.1」を開催し、5団体より事例発表をしていただきました。
この度、当日会場にお越しいただけなかった方に向け、見逃し配信を開始いたします!
どの発表も地域のニーズに応え、社会福祉法人のもつ機能や資源を活かしたものばかりです。ぜひ、下記ページよりご覧ください。

実践発表会2023 Part.1の見逃し配信はこちら!
https://www.tcsw.tvac.or.jp/koueki/event/2023-1006-1022-42.html


また、12月6日(水)には、「実践発表会2023 Part.2」を開催いたします!
今回は会員法人より発表者を公募し、6つの法人よりその実践を発表いただくこととなりました。
こちらも、地域に根差し、地域と共にすすめる取組み事例ばかりです。
どなたでも参加可能ですので、ぜひ会場までお越しください。

▼実践発表会2023 Part.2の詳細・参加申込はこちら!【申込期限:11/24(金)】
https://www.tcsw.tvac.or.jp/koueki/event/presentation2023part2.html
ご不明点などございましたら、下記までご連絡ください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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<東京都地域公益活動推進協議会 事務局>
社会福祉法人東京都社会福祉協議会 
福祉部 経営支援担当(担当:髙橋/目黒)
〒162-8953新宿区神楽河岸1-1
TEL:03-3268-7192 FAX:03-3268-0635
E-mail:tky-koueki@tcsw.tvac.or.jp
Web:東京都地域公益活動推進協議会

3.全社協からの情報提供

いつもお世話になっております。

全国社会福祉協議会地域福祉部生活福祉資金貸付事業支援室の岡崎です。

本日(10月6日)、市区町村社協、都道府県・指定都市社協地域福祉担当・生活福祉資金貸付担当宛に「全社協地域福祉部NewsFile183」を配信しましたので、ご参考までに地域福祉の推進にご尽力されている皆様へ情報提供いたします。誠に勝手ながら、Bccメールにてお送りしております無礼をご容赦ください。

<今号のトピック>
コロナ特例貸付を通じた社協実践
●全社協地域福祉推進委員会「第1回社協職員オンラインサロン テーマ:借受人調査を通じた多機関連携による子育て世帯支援」(令和5年9月26日)

全社協からのお知らせ
●全社協地域福祉推進委員会「第2回社協職員オンラインサロン テーマ:居住支援の取り組み」(令和5年10月24日)
●全社協地域福祉推進委員会「市区町村社協介護サービス経営検討委員会 第1回オンラインサロン~社会福祉協議会における介護の魅力発信~」(令和5年10月31日)
●全社協中央福祉学院「令和5年度社会福祉協議会管理職員研修会」(令和5年12月6日~12月8日)
●全国経営協「社会福祉HERO’S TOKYO 2023 プレゼンテーター募集」(締切:令和5年10月31日)

制度・施策等の動向
●内閣官房「第14回全世代型社会保障構築会議」(令和5年10月4日)
●首相官邸「第1回認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議」(令和5年9月27日)
●内閣府「令和5年 内閣府と関係府省との間で調整を行う提案についての関係府省からの第2次回答」(令和5年9月5日)
●厚生労働省「第226回社会保障審議会介護給付費分科会」(令和5年10月2日)
●厚生労働省「第4回介護予防・日常生活支援総合事業の充実に向けた検討会」(令和5年9月29日)
●国土交通省「住宅確保要配慮者の居住支援機能等のあり方に関するパブリックコメント」(締切:令和5年10月20日)
●こども家庭庁「こどもの居場所づくりに関する指針(素案)に対するパブリックコメント」(締切:令和5年10月22日)

情報提供・ご案内
●孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム「令和5年度第1回シンポジウム 孤独・孤立対策推進法の施行へ向けた地域内連携の在り方」(令和5年11月2日)
●厚生労働省「介護現場における感染対策の手引き(第3版)」(令和5年9月25日)
●厚生労働省「第169回市町村セミナー 防災と福祉の連携による被災者支援の取組について~災害ケースマネジメントの実践に向けて~」(令和5年9月8日)

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社会福祉法人全国社会福祉協議会地域福祉部

生活福祉資金貸付事業支援室長 岡崎貴志

〒100-8980

東京都千代田区霞が関3-3-2新霞が関ビル

TEL03-3581-8038  FAX03-3581-7858

E-mail okazaki-takashi@shakyo.or.jp

   (地域福祉部共通)

   z-chiiki@shakyo.or.jp

   (生活福祉資金貸付事業支援室共通)

           z-shikin@shakyo.or.jp

   (生活困窮者自立支援共通)

   z-jiritsu@shakyo.or.jp

HP  https://www.zcwvc.net/

田浦教会の礼拝に出席して

2023年10月8日、家を7時30分に出て、田浦教会に礼拝に参加しました。そこは、恩師の阿部志郎先生、尊敬する先輩の岸川洋治先生、またお世話になったたくさんの方々がおられる教会で、今日は、3名が1番前の席に座り、教会員の方々と声を合わせて讃美歌を歌い、共に祈り、御言葉を聞くことができた。それも私が特に好きで、信条にしているいくつもの讃美歌、聖書講読等々、最初から私のために用意されているかのような数々の出会いに感動した。

ふりかえって、今日の礼拝は、私の「はらわた」に響く礼拝であったと実感している。「はらわたをかきむしられる思い」「はらわたがちぎれる」「はらわたの煮えくり返るお思い」等、「はらわた」は様々に使われる。礼拝を表現するには、ふさわしくない言葉かもしれない。しかし、いくつもの迷いと悩みをもって訪れた田浦教会。たくさんの心の戸惑いが、す〜と抜けていき、明日に向かって歩む道が見え、歩む覚悟ができた。

お二人の存在が、それを可能にしたと思う。感謝。