味めぐり

お勧めのチーズケーキの店 井の頭公園駅前 ”cheerk fika”

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 2020年の夏に開店した可愛いお店 ”cheerk fika”。コロナによって、生活が変わり、自転車、もしくは歩いて吉祥寺に行き、そこから電車に乗って移動するようになりました。そこで、 ”cheerk fika”との新たな出会いが生まれました。

 私にとって、ここのチーズケーキを食べることが日課になっています。とにかく、美味しい。そして、まったく飽きることがなく、栄養補給にもなっており、健康な体の維持にも貢献してくれています。お勧めです。

 ちなみに、ベークド、ホワイトチョコ、チョコ、レアチーズ、そして三鷹産のイチゴやキューイ等の季節の食材が入ったレアチーズケーキ等があります。

 また、インスタグラムでcheerkfikaと検索すれば、すぐ見れます。

cheerk fika 心と体が温まるチーズケーキの店

 コロナ禍において、生活様式は一変しました。今までの関わりは続いていますが、友人となかなか会うことができず、一人で、また妻と散歩することが増えました。家から井の頭公園までは、歩いて約30分。その道すがら、井の頭公園駅から数十メートルのところに、2020年8月、チーズケーキの店が開店しました。チーズケーキを食べて、すぐにファンに、1週間に何回か買いに行っています。私にとって、この店のチーズケーキは、一時の豊かな楽しみであり、また上品な栄養品でもあります。コロナの影響がなければ、このような出会いはありませんでした。

思い出記2003年度(味めぐり)-4

笑顔を生み出す須木栗

2年前、宮崎県須木村長さんから講演の依頼があった。一緒に地域福祉を語らせていただいた方で、私は、喜んでお引き受けさせていただいた。そしてさまざまな出会い。
 須木村は、栗のメッカでもある。今年で2年目になるが、栗の木オーナー制度を活用させていただき、2万円をお支払いして、1本の木のオーナーになっている。
 須木村は、柚子のさまざまな品物を生み出しているとともに、いのししの鍋、温泉、吊り橋、滝、茅葺きの家等々、癒しの村であり、宮崎市から車で1時間20分の西部に属する。
 私は、栗のアイスクリーム、すなわち「愛す栗夢」や、栗を使った焼酎をまだたしなんだことはない。そしてオーナーになって、記念入浴券や特産物引き換え券、栗拾い等、さまざまな企画が送られてくるが、残念ながら参加は無理。しかし、送られてくる栗は、もらった者に笑顔を生み出す。それだけの夢をもたらす栗である。
 今年は、2箱が送られてきた。教職員に配ったが、みなその大きさに驚き、かつ味の良さに2度目の笑顔を生み出す。味も大きさも最高。須木栗は決して私たちの期待を裏切らない。

また須木村では、栗のさまざまな味を楽しむことができる。「愛す栗夢」「栗の焼酎」「マロンジャム」等々。
 お問い合わせは、須木村役場企画商工課で、0984-48-3111。選ぶのも自己責任。逃すのも自己責任。でも、私はオーナーになることをお勧めする。栗の木を育てる栗園の店主の気配りや、熱心に木を育てる姿に接するだけでも、心があらわれる。
感謝!!!!!!

思い出記2003年度(味めぐり)-3

門川町での意外な出会い(食材)

「すだち」は徳島、「かぼす」は大分、そして門川町には、平兵衛酢がある。あまり宣伝をしていないようだが、平兵衛さんが畑で栽培し、その味のあまりの良さに、住民が枝をもらい、わけ木をして広がったそうだ。味はさわやか、すっきりとした酸っぱさで、それを絞ってジュースにしてもほんとうにおいしい。ただ、時間がたっても中味はかわらないが、皮が少し変色していくので、それだけが課題であるとのこと。きっと澄み切った空気と熱い日射しのもとで育っているので、都市に運ばれて数週間すると、その環境で多少変化するかもしれない。でも、味と稀少価値から、私は積極的に推薦したい。

特急で日向駅に到着した時間が昼の時間であったため、門川町の海岸ぞいにある店で食事をした。刺身定食、荒煮定食がそれぞれ1,000円前後であった。写真の通り、新鮮な食材が並ぶ。荒煮も、いくつもの煮魚が味わえる。また御飯もおいしく、めったにしない「おかわり」をしてしまった。

なお、門川、日向の正月料理であるおせちを、いつ食べるかという話になった。私の習慣では、元旦に食べる。しかし、門川では、おせちは12月31日に食べるもの。それも潮が満ちる夕御飯時に食べるとのこと。確か、デンマークでは、クリスマスを家庭で祝うのは24日で、クリスマスツリーに本物のろうそくが飾られ、皆で手を繋いで、歌を歌いながらツリーの周りをまわる。その土地柄を学んだひとときでもある。

日本料理の調べ

新神戸に近い日本料理の店で、夕食をいただいた。神戸の夜景が見える場所にあり、高層階の店はほぼ満席。
 2段重ねの箱の下段には、「秋の香り」がたくさん詰まっていた。まだ緑色の紅葉(もみじ)の葉に包まれた赤いほおずきの殻の中はトマト。また紅鮭に季節野菜がならぶ。それらの赤い色が、紅葉の緑と逆転していておもしろい。
 また紙の鍋料理は始めての出会い。目の前に味噌汁の入った紙の鍋が置かれ、火の気のない磁気のコンロの上に置かれると、だんだん湯気が立ってくる。次々に肉や野菜やうどんが入れられ、鍋が完成した。火の気のないところに、紙の鍋の中で創られる鍋料理に、私はあっけにとられた。まさに神がかりである。

「鮭の白子焼き」と「豚角煮大根」

早朝に三鷹から東京駅、新幹線のぞみで名古屋駅を経て、近鉄特急で三重県の津に着いた。講演の終了後に、再び名古屋に行き、名古屋始発の特急に乗り、長野駅に着いたのは、午後9時。
 遅い晩御飯となったが、気に入っている「もみじ茶屋」に行き、いくつかの料理を頼んだ。角煮は、たっぷり煮つけた大根の上に、柔らかくなった豚肉が、さらにその上にはネギと辛しが置かれている。これで600円。また白子焼きを食べるのは始めてであったが、はち切れんばかりに「実」がつまっており、「味」を堪能した。380円。
 疲れをいやして、あすから頑張ろう!

豚の角煮
鮭の白子焼き

おおさわ屋「黒糖まんじゅう」

長野市信濃町にある一番古いお菓子屋さんが、おおさわ屋。商店街から国道沿いに移転し、野尻湖にちなんだ「ナウマン子象」や「黒姫山」を売り出していた。いずれも、とても誠実な店主の人柄が良く分かる、こだわりの味だそうである。
 最近、葛を配合させて歯ごたえを出し、そして黒糖を用いて健康に配慮した「黒糖まんじゅう」を売り出し、長野駅でも売られるようになったそうである。
 長野市社会福祉協議会の地域福祉推進委員会の座長をつとめることになり、打ち合わせの時に、職員で信濃町に住んでおられる中堅のTさんが持ってきて下さった。そのおいしさと個性に驚き、思わず由来を聞いて、店主の創作努力が結実したまんじゅうだと分かり、再度感動した。努力して満足のいくものが完成された時、それが活かされる社会がここにある。
 売り切れに御注意。

季節限定のまんじゅう

またまた長野市社協のTさんのお薦めは、「紫一味」というお菓子。中にぶどうが一つ入っており、口の中でぶどうの味と、甘さを抑えたかわのバランスがとても良い。一瞬の驚きと、後に残る余韻に浸ることができる。190円でやや高いが、その分、笑顔が返ってくるだろう。

思い出記2003年度(味めぐり)-2

いろり山賊の食堂

まさに山賊の館。そして内装は、支出を考えない贅沢なものばかり。広島の飲食店店主が、資材を投じて造ったそうである。また調理人や店員を増やさず、多少待ってもその装飾品が客の心を離さないというポリシーも、かってお持ちであったとのこと。確かに、骨董屋が来たら、まず食事を頼むより、装飾品の売買の交渉に入ることは間違いないであろう。それが好きか嫌いかは、客が決めること。どうぞ、御覧ください。

場所は六日市町か柿木村だったと覚えている。

オーナーの思いが伝わる店

三鷹駅のそばに、「あ麺ぼう」という店がある。そもそも麺づくりから始められた居酒屋である。今は、庶民的味方の代表格。魚介類は新鮮、メニューもバラエティに富み、そして値段が庶民的。内部の雰囲気は清潔感あふれる。仕事を終えたサラリーマン等が、連れ添って訪れる。
 ただ、問題がある。一人で来て、注文を間違えると、食べ切れない。刺身等は、ボリュームがあり過ぎるのである。そもそも、調理場に立つオーナーが、美味しいものを、できるだけ安く、そして喜んで食べてほしいと思っている人。一日の疲れをとって、元気を出してもらいたいとのメッセージがテーブルに並べられる皿にのせられて届く。

予約をした方が安心。0422-41-6699

「いろどりみどり」のセットメニュー

高知に立ち寄った旅人なので、高知ではなにが一般的なのか、生活文化なのかわからない。ただ、出会った朝食メニューを見て、私は驚いた。おにぎりとトースト、からあげ、プリン等のセット。主食が2品ついている。そうめんと御飯、からあげとサラダ、プリン等のソーメンセットには、御飯に黒ゴマがのり、ソーメンにはスリゴマが薬味として準備されている。スパゲッティーセットには、トーストとからあげ、コロッケ等が用意されている。多いと思っていたが、結構バランスがとれていて、3人ともきれいに平らげた。まさに、たくさんの味を感じた「いろどりみどり」のセットメニューである。

神戸の食卓

三ノ宮の東急インを出て、日本福音神戸ルーテル教会に向かう途中、朝御飯を食べようと、駅周辺を歩いた。いつもの私は、「立ち食い」でかき揚げと卵ののった「うどん」を食べることにしている。「そば」よりも「うどん」の方が、味に差がないからである。確かに本場の讃岐うどんや三鷹にある「鷹」のうどんとは、比べられないが、うどんはうどんである。そばの場合に、うどん粉が中心でそば粉が気持ち程度は入っているようなそばに出会う時があり、その際には、どの程度見栄えよく残すかということが課題になる。そばがかわいそう。
いずれにしても、駅周辺を探したが、あるのはベーカリーが経営する喫茶店やレストランばかり。決して私は美味しいパンを嫌いではない。いや、昼食なんかは、おいしいサンドイッチやパンをたびたび食べる。しかし、朝は喫茶店に入る習慣がない。時間がかかるかもしれないし、どうしてもその後で咽が乾く気がするのだ。
でも、今度三ノ宮周辺に泊まったら、ホテルの朝食をやめて、ベーカリーに食べに行こう。写真のような店を見ていると、そんな気がした。それだけ多くの、個性のある店があるのだ。

2003年7月

函館の塩ラーメン

初めて函館に行って、地元の人が推薦する食べ物は、もちろん新鮮な海産物。いくら丼やウニ丼は御自慢のようである。そしてラーメンは、塩ラーメンであった。
 透き通ったスープに縮れ麺、そして半熟の卵の塩ラーメンを食べたが、それは最近のもので、邪道であるという人もいた。奥が深い。
湯の川温泉の専門店と、空港で食べた。いずれもさっぱりとしたスープが麺とチャーシューの美味しさを引き出していた。海産物そのものの新鮮さとおいしさを誇りとしている函館人ならではの主張か。
2003年7月12・13日

出雲そば

出雲そばが美味しいということで、そばを注文していただいた。驚いたことに、なんと割子そばであり、それぞれが1品として独立している。そして、田舎そばで、とても満腹感がある。お手ごろの値段。 2003年7月

宮崎の牛すじ煮

宮崎県に、7年前にはじめて来てから、今度で何十回目になるだろう。たくさんの福祉関係者である戦友と、そして友人ができた。そして、これからどのように地域の生活課題に取り組んでいくか、時間を忘れて熱く語った。そして楽しい時、充電の時を与えられた。しかし、はじめての出会いもある。それが牛すじ煮である。
 牛肉のしぐれ煮と、味はとても似ている。そして、とてもおいしい昔の味。値段も手頃。そして明日への勇気が湧く。牛のようにゆっくりした歩みかもしれないが、着実に生きていく歩みである。 2003年7月

名古屋の味噌かつ

新幹線のぞみに乗って東京から約1時間50分で、名古屋に着く。東京、横浜、そして名古屋だけに、車内で売られる弁当は、その間は東京、横浜の関係のものばかり。 私は、名古屋を過ぎ、車内で販売する人に聞いた。「どんな弁当がありますか?」。 返ってきた言葉に、「みそかつ弁当と…」と聞こえたとたん、その他の弁当は忘れてしまった。そして頼んだ、初めて車内で食べる「みそかつ」そして、その内容に驚いた。名古屋弁ではなかったが、食べ方自身にこだわっている。しかも、温泉卵付き。さらにカロリーが書かれていない。昼食は500Kcal以内と少しこだわっていた私にとって、それらの条件は、呪文を解かす効果十分。 確かに冷めたかつであったが、味は十分楽しめた。しかも、温泉卵だったので、こぼすことなく。車外の風景を見ながら、至福の時でもあった。

2003年8月

思い出記2003年度(味めぐり)-1

岡山名物「しゃこ」

 ホテルに8時頃到着して、食事に行った。そこの板前さんと話ながら、岡山の名物について話を聞いていた。まず、鯛やヒラメが美味しいこと。東京では「のれそれ」というあなごの稚魚、そしてハモも名物。でもハモは、その多くが高い値段で京都や東京に届けられるそうだ。そして「しゃこ」も今が旬だと聞いた。お頼みすると、新鮮で大きな「しゃこ」が皿一杯に出てきた。恐る恐る値段を聞くと、600円と言われた。これはなかなかすごい。ただ、頭もついているので好みがあると思うが、味は最高。

熊本での満たされた食材

 熊本で郷土料理青柳に行った。確かに東京よりはるかに安い値段で食材が楽しめる。尺という海老。これは、天草でとれる海老であり、フライにすると、香ばしさが増す。でも、少し勇気が必要。その分だけ、さらに美味しさがふくらむ。

熊本でラーメンが美味しい理由

 熊本では、通行人に絶対に聞いていけないことがある。「近くに美味しいラーメン店がありますか」という質問である。熊本市内で、卒業生が誇りをもってすすめる「熊本ラーメン」の店を探した。そして、少し遠いですがと、店を教えてくれる。そして、その近くに来て道を聞くと、「○○の方が美味しいですよ」との答え。何度も熊本市内を歩く結果に。自分で味わって、自分で決めないと街を彷徨うことになることが分かった。「こだいこ」に行き、帰りにタクシーの運転手に「おいしいラーメン店」について聞いたが、また違う店を教えてくれた。熊本の人には、その人ごとのこだわりがある。それが、美味しさ日本一の熊本ラーメンの伝統を支えているのだろう。

味噌煮込みうどん

 名古屋は、金の鯱(しゃちほこ)、テレビ塔、盛大な結婚式等で有名である他、食べ物では、ういろう、きしめん、守口漬け、味噌おでん、味噌かつ、味噌煮込みうどん、名古屋コーチン、そして大きな海老フライ等が知られている。その中でも、私は、味噌おでんと味噌煮込みが好きである。
 ここで紹介する山本屋の味噌煮込みうどんは、決して安くはない。腰のあるうどんと、ねぎ、油揚げが赤味噌仕立ての知るの中で個性を出し、そして生卵(好み)が入れられている。これに御飯を注文するのが、私の好みの食べ方。そしてまえかけをして食べる。

 確かに、白味噌や、赤味噌と白味噌のミックスが好きな方には、ちょっと味が濃いかもしれない。しかし、その味噌味には、とても深みがあり、私にとっては大好物。名古屋からの帰りで、時間があると、必ず食べにいく。もっとも基本料金で、1,200円。そして御飯が300円でお代わり自由。白菜とキュウリ等のお新香がサービスでつき、これもお代わりできる。
 頑張って東京に帰ろうという気持ちになる。

サービスの原点「津のうなぎ」

 三重県津市は県庁所在地。県社協もしくは県の仕事で、何度も津に来させていただいた。そこでの意外な出会いは、「津のうなぎ」である。全国でも、人口に対して、うなぎ料理店の数の多さは、何本指かにはいると言われる。今は埋め立てられているが、かって海岸ではうなぎの養殖が行われていたそうである。
 同行していた講師の方と初めてうなぎ料理店に行ったのは、今から5~6年前。うなぎ丼を頼んだ時、ちょっと贅沢をして特上も良いかと思い、並みとの違いを聞いてみた。返ってきたのは、「東京からいらしたようですけれど、お客さんには特上は食べられないかもしれません」という、素っ気無いというか、つれないというか、商売気がないというか、何とも意外な返事。そして店員は続けた。「並みと特上の違いは枚数の違いです。並みはうなぎが2枚、中は3枚、上は4枚で、御飯の中にもはさまれています。本店のうなぎは、一番美味しいうなぎを出しています」と。
 東京では、並みと特上のうなぎの違いは、量よりも質の違い。津のうなぎを食べて、大変満足した。確かにとても質の良いうなぎを、おいしく調理している。

 今、福祉サービスも、質の維持、向上といった「質の管理」が求められている。誰にでも、適切な水準のサービスを提供して、その人の状態に応じてサービスを増やしていく。繰り返しになるが、サービスの水準は1つでも、2つでも、もっとも満足のいくもの。「津のうなぎ」から学ぶことは多い。そして、店にもよるのだろうが、私が行ったところは、いずれもほんとうにおいしい。

源氏巻き

 津和野の名物の一つに源氏巻きがある。たくさんの店があるが、いつ食べるかによって、買う人は選ぶそうだ。一番美味しい時に食べるのが大切だということ。小山さんがお連れくださった店は、三松堂。とてもゆかりのある建物に、親切な店員の方。そして品数のそろった和菓子。私は、源氏巻きを6本買った。包みは、言うまでもなくセロファンでもプラスチックでもない。まさに自然の包み紙。
 甘さも適度で、カステラも絶品。自慢できるお土産になった。

2003年6月末