2011年11月の投稿

村田欣造先生 旭日雙光章受章祝賀会

2011年11月5日(土曜日)、ハイアット リージェンシー東京において、三鷹市医師会長、東京都医師会理事等の責任を担われた村田欣造先生の旭日雙光章受章祝賀会が、盛大に執り行われた。先生のお人柄を象徴するように、300人近くの方々が集まり、心より、先生に感謝し、受章を祝福したのである。先生の人脈の広さは、会に参加されていた方々からもわかる。菅直人前総理も駆けつけられ、会場は盛り上がった。

私は、光栄にも、祝辞を述べる機会を与えられた。

「ルーテル学院大学学長市川一宏でございます。

村田先生、旭日雙光章(ぎょくじつそうこうしょう)受賞おめでとうございます。

本日、私は先生に、3つのお礼を申し上げたいと思います。

1つは、このようにたくさんの方々がおいでになり、私は、安心して食事ができました。私の隣は、主治医の野村先生ですし、またこれだけ多くの医療関係者の方々がおいでになり、私が仮に体調をくずしても、どなたかがケアして下さるので、安心して食事ができました。感謝です。

また第2の感謝は、先生が三鷹の医療と社会福祉を発展させて下さったことです。先生は、長く健康福祉審議会の委員長をして下さり、私は副委員長として、学ばさせていただきました。その後、会長が医師会の角田先生に交代し、副委員長として働かせていただいておりますことを感謝しております。特に、自立支援法、介護保険法等の実施に際して、三鷹でも多くの議論がありました。私が申し上げると角が立ちますが、先生が言われると「悟り」になる。その結果、いくつもの課題を解決することができました。本当に感謝しております。

そして第3に、先生は地域の医療と福祉に心を砕かれました。昭和62年、三鷹市医師会は、『難病 難病検診の意義とその役割』という報告書を有斐閣より刊行なさいました。そこで、先生は、こう言われています。「我々の周りには、いろいろな人々が懸命に生活をしている。元気な人ばかりではなく、老人もいれば、ねたきり、認知症、身体障害者、難病患者等がいらっしゃる。私共はこれらの在宅で一生懸命生きている人々をケアする必要があるのである」先生は、この使命をいつももって活動なさっておられました。先生のお働きによって、難病患者の方々、障害を持つ方々、高齢の方々等がどんなに救われたことか。私は、その方々の思いを含めて、先生に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

この3つの感謝を申し上げ、僭越ではございましたが、お祝いの言葉とさせていただきます。」

村田先生に感謝し、これからも先生の後ろ姿に見習いながら、地域に貢献していきたい。