都市戦略研究所では、「日本の都市特性評価(Japan Power Cities, JPC)」の2021年版を発表いたしました。4年目となるJPC2021は対象都市の選定基準を見直し、新たに29都市を追加。国内138都市および東京23区を対象に評価を実施いたしました。
評価の詳細は森記念財団ホームページにてご覧いただけます。
▼JPC2021公式ページ:http://www.mori-m-foundation.or.jp/ius/jpc/index.shtml
▼JPC2021概要版:http://www.mori-m-foundation.or.jp/pdf/jpc2021_summary.pdf
「日本の都市特性評価」とは:都市を構成する分野として、「経済・ビジネス」「研究・開発」「文化・交流」「生活・居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野を設定し、統計資料などにもとづく定量データと、アンケート調査などの定性データをもとに評価を行い、都市の強みや魅力といった都市特性を明らかにすることを目的としています。
全161都市の詳細な分析結果は、2021年10月末発行予定の『日本の都市特性評価DATABOOK 2021』(書籍版/PDF版)をお待ちください。
ちなみに、私は、社会福祉担当として関わらせて頂きました。評価指標については、専門家がその適格性について、多方面から検討しており、自治体を判断する目安になると思います。
投稿日 21年08月27日[金] 7:39 AM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,社会福祉関連
2021年8月3日、広島県医師会館において、午後1時より「 地域共生社会の実現に向けて 」をテーマに、講演とシンポジウムが行われた。なお、すべて録画され、9月1日より公開されることになっている。
【行政説明】「 地域共生社会の実現に向けた広島県の取組~「広島県地域福祉支援計画」が目指すこと~ 」説明者:広島県健康福祉局地域共生社会推進課 課長 増廣 典子
【基調講演】「 地域共生社会の実現に向けて 」講師:ルーテル学院大学 学術顧問・教授 市川 一宏
【実践報告・パネルディスカッション】「 地域のみんなで共に考え,動きだす取り組み 」
○パネリスト
・子どもの遊び場・若者の居場所づくり「やわらか」代表 黒木 健太郎
・三原市第3区民児協久井町江木地区 民生委員児童委員 佐倉弘香、三原市社協久井地域センター 福祉活動専門員 石田 洋史
・廿日市市社協(廿日市市ボランティアセンター)地域福祉課課長補佐 梅本 登志子
○コーディネーター
ルーテル学院大学 学術顧問・教授 市川 一宏
【総括】 講師:ルーテル学院大学 学術顧問・教授 市川 一宏
投稿日 21年08月15日[日] 3:51 PM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,社会福祉関連
2021年7月8日(木曜日)午後14:45より、私は、地域福祉活動計画作成について講演を行い、その後東京都豊島区社協と栃木県那須町社協の実践報告を伺い、参加者のグループディスカッションの後、全体のコメントを行った。
本分科会の趣旨は、以下の通り。「改正社会福祉法が施行され、地域共生社会実現に向けた動きとして、住民が主体的に地域生活課題を把握して解決を試みる包括的な支援体制づくりが求められています。このような中、「地域福祉活動計画の策定にあたっては、その策定段階から評価段階まで地域住民が参加することで、地域住民が自らの地域のことを考え、住民相互の絆を深めること」が重要であり、社協職員には、「協議の場の設定を行い、地域住民が自らの地域の生活課題を発見できるよう支援するとともに、住民自身による気づきの促しを行いながら、住民の主体性をはぐくむこと」が求められています(全社協 市区町村社協経営指針 令和2年5月 第2次改定案より)。包括的な支援体制づくりを進めていく上では、地域住民とともに地域福祉活動計画を策定していくプロセスの在り方が問われていると言えます。そこで、本分科会では、行政・住民・社協内の連携や小地域福祉活動計画策定の事例から、地域住民の主体性をはぐくむ、地域福祉活動計画策定プロセスの在り方について考えていきます。」
豊島区社協田中慎吾氏、那須町社協山口貴志氏の報告から私は多くを学んだ。なかでも、豊島区は多様な文化をもつ住民も多く、いわゆる大都市の特徴をもっており、住民同士の交流の場、新しい公共の場をつくるために様々なチャレンジをしているのに対し、那須町社協は住民の顔が見える計画の策定を行っているように感じた。計画は、地域によって特徴が見られてこそ、実効性が担保できる。
委員の方々の丁寧な準備に感謝しつつ、たくさんのことを学ぶことができた。
投稿日 3:27 PM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,社会福祉関連
2021年7月17日、石居基夫学長に相談し、河田チャプレンと私で、在学生、卒業生、教職員に、「今、社会は、貧困、孤立、虐待、自殺の増加という問題に直面しています。コロナは、今までの関係を打ち砕き、不安、恐怖、不信、怒りを生み出し、負の連鎖が広がっていると思います。だからこそ、私は、大切なもの、大切なことを守る決意が必要だと思います。私は、その中に「人への思いやり」を加えたい。そして、コロナウイルスの脅威にさらされている私たちだからこそ、今、すべきことを考え、今できることを実践していきたいと思っています。その働きに加わって頂けませんか。」という文章を添えて、「一緒に希望ある明日を描こうプロジェクト」を呼びかけました。本プロジェクトは、三鷹市の6つの子ども食堂に通う子どもたち約160名に、文房具や本を届けようとするものでした。
時間も限られていたため、全ての卒業生に声を掛けることはできませんでしたが、私の呼び掛けに応じて、たくさんの卒業生から贈り物が届きました。メールやライン、そして同封されていた手紙には、それぞれの思いが書かれていました。
・コロナ禍で辛い思いをしている子どもたちに届けていただければ幸いです。
・私は、元気でやっています。少しでも、子供さんたちが笑顔になって頂けたら嬉しいです。
・コロナに負けず、自分らしいやり方で、一緒に乗り越えようね。体調を崩さないように元気で過ごしてくださいね。
・子ども食堂を利用するお子さんが喜んでいただけますように…お手紙もメッセージカードも添えず、荷物だけ送ってご無礼しましたが、よろしくお願いします。
・私もそうですが、今回の贈り物を通して、物を大切にすることや、助け合う気持ちなどを改めて考える機会をいただきました。どうもありがとうございました。これで終わりではなく、これからも私たちに何ができるか、探していきたいです。
・ゼミグループのグループラインで先生のプロジェクトを拝見して、家中を探してみました。少ないですが、私が小さい時に集めていた文房具や未使用のノート、可愛い絵本等を見つけましたので、お送りいたします。
・以前から私が好きで集めていた、あるいは頂き物のノートやメモ帳、シールなどがあり。もしお役に立てればと思い、送らせていただきます。
・長引くコロナ禍ですが、未来を築く子どもたちが、少しでも安心して過ごすことができるよう願っております。
・さっき、文房具の入った宅急便を出しに行きました。明後日までには到着するかな。ホームの友人3人も協力してくれました。
・この猛暑の中、そしてすさまじいコロナ感染拡大状況の中、生活困窮をはじめさまざまな課題に直面する子どもたちやそのご家族が、本当に心配です。
・目の前のことに真摯であることぐらいしかできませんが、めぐりめぐって、どなたかのしんどさが少し軽くなるそういう働きをできるといいなあと願いながらの日々です。
・視野も自分のいる世界も狭くなっている今の自分への先生からのメッセージでした。ありがとうございます。
・私個人では大きな事はできませんが、先生方の活動に少しでも関われたら嬉しいです。宜しくお願いします 等々。
この写真に写っている贈り物には、たくさんの在学生、卒業生、教職員の思いがこもっています。また、今回はこのプロジェクトに関われないですが、応援している、祈っているとの連絡が多数きていました、
来週から、随時、子どもたちに届きます。直接持参してくださった方、送って下さった方、お祈りに覚えてくださった方々、ありがとうございました。私たちの思いが、来週から順次子どもたちに届いていくと思います。
そのことをご報告できる私は、本当に幸せ者です。
2021年8月14日 市川一宏
Ps.コロナによって、貧困や孤立が広がり、閉塞感のある社会に生きているからこそ、これからも、大切なことを大切にしていきたいと思っています。
投稿日 21年08月14日[土] 4:37 PM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,大学関連,社会福祉関連
市川先生、ルーテルファミリーのみなさま、暑い毎日が続いている聞いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?コロナの感染者が増える一方で、オリンピックの開催があったりで、不安な夏を過ごしている方が多いことかも知れません。東京で飲食店を営む友人は長引く緊急事態宣言の中でとても苦労しているとのこと。残念です。こちら、アメリカ、ニューヨークの状況ですが、ワクチン接種が急激に進んだおかげで、元どおりの生活に戻りつつあります。その反対に、異形ウイルスのデルタ型の感染者が増えています。私の勤める病院でもデルタ型の患者さんが増え初めていますが、その中の80%以上はワクチンを受けていない人なので、ワクチンの効果はあるのだと思います。そんな中で、ワクチンの副作用を心配する方などもいて、ワクチンの接種率が75.5%で止まっています。ワクチンがあるにしろ、ないにしろ、今後、私たちもコロナと長く付き合っていかなくてはいけなくなるのでしょう。けれども、コロナ禍において、スモールビジネスが倒産したり、社会の底辺にいる人にますますしわ寄せが大きくなっています。そんな中で、私たちはどんなことができるのかな、と毎日考えています。やはり、地域の中のネットワーク作りを強化していくべきなのでしょうか?この「希望ある明日に向かって歩むぞメッセージ」の場が、これらかみんなで一緒に考えていく場になることを願っています。ルーテルファミリーのつながりにたくさんの感謝をこめて。
岩間恵子
投稿日 21年08月06日[金] 7:26 AM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,大学関連,希望ある明日に向かってメッセージ,社会福祉関連