2013年07月の投稿

赤富士(佐藤弘氏撮影)

夏の富士山と云えば 「冬場の紅富士に対し 赤富士」があげられます。

富士山の表層にある玄武岩が朝日を受けて 赤く焼けます。

やや毒々しい感じもしますが見れば見るほど特徴のある風景です。

2007-7-17

2008-10-28     初冠雪の赤富士

2010-8-5  帯雲の逆さ赤富士

2011-9-13     赤富士と残月

民生委員・児童委員研修のあり方に関する検討委員会報告

報告にあたって

地域における孤立や孤独、虐待、そして貧困等の問題を解決するために、民生委員・児童委員、主任児童委員(以下、民生委員と言う)への期待が高まっています。しかし、民生委員は、5つの壁に直面していると思います。

①<先行する期待の壁>地域の問題を民生委員だけで解決することは無理です。それぞれの地域は、民生委員、専門職、ボランティア、住民が協働して課題に取り組むために、それぞれの具体的な役割を確認することが不可欠です。

②<多様な役割の壁>どこまで、どのような活動したら良いか、民生委員自身が戸惑うことがあります。それぞれが、「したいこと」「できること」「求められていること」を確認し、活動のための知識と技術を高めていくことが必要です。

③<地域の理解の壁>多くの住民は、民生委員活動には長い歴史があり、先人の重要な働きが地域を支えてきたという事実、現在も民生委員活動が地域問題を予防解決しているという現実を知りません。民生委員も、自分の活動を説明し、地域の理解を広げることが求められています。

④<日頃の活動の壁>民生委員は、日々、切磋琢磨しながら活動をしています。同時に自分だけで課題を背負い、活動の目標と意味を見失うこともあります。民生委員同士、関係者と共に、活動を振り返る機会があり、活動の意味を再確認できる場が大切です。

⑤<活動を支える体制の壁>活動を支援する体制を確認しなければなりません。民生委員・児童委員協議会において新任民生委員を支える体制、同協議会において民生委員、同協議会担当者、専門職がともに情報交換し支え合う体制を築くことが活動の前提です。

本報告は、研修を通して、以上の課題を解決することを目指しました。

①多様な活動をバックアップする研修:「発見」「相談」「地域連携」「啓発」「民生委員・児童委員協議会の運営、活動の記録」という項目に分けています。

②スキルアップできる研修:講義と受講者の参加型研修を組み合わせ、「学ぶ」→「気づく」→「描く」→「変わる」サイクルを取り入れています。

③啓発を目的とする研修:研修を通して、民生委員が住民の福祉理解を促進し、地域における福祉を考える機会を提供することを目指しています。

④アイデアを大切にする研修:活動は地域の特性等によって異なります。民生委員それぞれが日頃工夫しているアイデアを共有することを大切にしています。

⑤活かす取り組み:民生委員が自分の強みと課題に気づき、強みはより強化し、課題は改善していくことのできるプログラムにしています。

今日の委員活動に関する負担の増大が指摘されるなか、委員同士の「助け合い」、「支え合い」が重要となっており、そうした人間関係づくりの面からも研修の重要性が増しています。本研修体系の実現により、委員の皆さまの活動支援につながることを切に願っています。

平成25年3月 民生委員・児童委員研修のあり方に関する検討委員会

委員長 市川一宏

民生委員研修体系

ワークブック

事例集

長野県小地域支え合い活動『信州系まめってぇ読本』

このたび、長野県社会福祉協議会『信州系まめってぇ読本』が発行されましたので、お届けします。 本書は、「小地域における地域支え合い体制づくり推進のあり方や普及に関する研究委員会」が、1年間をかけて、長野県内の地域福祉活動を検証し、その実践から学んだことをまとめたものです。私は委員長でしたが、委員の方々、長野県社会福祉協議会職員の熱意とネットワークによって、さらには各地区の社協、NPO、住民、当事者のご協力によって発刊することができました。長野県の地域福祉の成果と地域力をご覧下さい。この一つひとつの取り組みが、明日の社会を切り開いていくと思います。 確かに、それぞれには地域性があり、活動内容、活動までの取り組み等は違いますが、しかし、いくつかの共通点があることを学び、全国各地で参考にして頂ければと思っています。 私も仕事として長野県を訪問してから、20数年になるでしょうか。それ以降、長野県の社会福祉協議会や福祉関係団体、地域福祉を推進して来られた方々に育てられ、私の今があります。心より、感謝しています。   2013年7月1日

長野県支え合い

登山者による人文字

夏の富士山と云えば 7月から解禁となった富士登山。それによる「登山者による人文字」があげられます。今年も 大勢の登山者が 押しかけることと思いますが。登山者を地上から撮影したのが人文字です。

登山者のHEAD・LAMPの列による軌跡が人文字に見えます。①②は山中湖の湖畔からの撮影(2009/7/14) ③は滝沢林道から撮影の登山者による人文字。八合目あたりで、右側からの登山者は吉田ルートで、左側の巣走りルートからの登山者と合流して人文字が形成されます。(2010-7-18)