2013年10月の投稿

福岡県市区町村社協役職員研修会(2013年8月)

2013年の夏、福岡県内の市区町村社会福祉協議会会長・常務理事・事務局長研修会が行われた。九州北部は、7月に長期間豪雨が続き、大きな被害を受けた地域もあり、「地域の絆」の大切さを共に確認した時となった。

私は、県社会福祉協議会の方にお連れ頂いて、社会福祉協議会災害ボランティアセンターが継続して開設されていた八女市を訪問した。八女市を流れる川が氾濫し、たくさんの住宅が被害にあって、まだ片づいてはいなかった。

私たちは、災害ボランティアセンターを訪問し、関係者の方々を慰労し、そして奥に集まっていたグループに声をかけた。彼らは、福島県から支援に来たメンバーで、東日本大震災の時に支援を受けた御礼に、福島から駆けつけて来たのであった。よく知っているメンバーもおられ、私は、「絆」の意味を学ぶことができた。東日本大震災の被災地のことを忘れてはならないし、それぞれの地域で共に歩むことの大切さを実感した。

「被災地を訪問し、まだ瓦礫が片付かず、生活の拠点を失った方々の生活の場が、未だ築かれていない現実、支援が遅れている現状を見続けてきました。

しかし、自分たちで、コミュニティを再建しようとする動きが確実に生まれており、この地道な歩みと足を揃えることが、今、本当に求められていると思います。明日を目指して、被災地で生まれた「希望の光」と共に歩みたい。

そして、日本全国で、今回の死亡者、行方不明者の数を超える人たちが、自殺、孤立死している現状に、少しでも挑戦したいと思っています。

すなわち、被災地支援を通して、今、日本社会が求めている「希望」と「絆」を再生していくこと。今は、それぞれの場で、互いに支えあい、生きていくことが大切な時期になっています。

私は、その基盤を築き、若者たちが、希望を持って生きていくことができる社会づくりに努力したいと再度思いました。」

 

 

 

 

 

宮城県内の社協の役割(2012年12・1月号)

宮城県内では、復興に向けてさまざまな取り組みが行われている。その中で、社会福祉協議会の役割への期待が大きい。そのため、今、各社協が地域課題に対してどのような取り組みを決意し実践しているか、また実践していくかを検証し、それぞれの社協に活かすことができるか考えていく必要がある。さらに、今回の研修においては、住民や関係者と協働で創り上げる地域福祉活動計画の意義を参加者で検討し、明日の地域社会を描こうとした。

2013年度全国民生委員児童委員大会

第10集会(特別集会) 企画および進行予定について(案) 全民児連事務局

1.日 時 平成25年10月11日(金) 9時30分~12時30分

2.会 場  幕張メッセ「幕張イベントホール」

3.テーマ 東日本大震災被災地における民生委員・児童委員活動 ~被災地と全国との絆による被災地支援の強化に向けて~

4.本集会がめざすもの(主旨) 東日本大震災の発生から当日で2年7か月を迎えることとなるが、被災地はなお厳しい状況が続いているだけでなく、復興にはなお多くの時間を要することが見込まれている。 そうしたなかにあって、被災住民の支援にあたっている民生委員・児童委員の心身の負担が高まっており、委員支援も大きな課題となっている。また、本年12月には震災後初の一斉改選を迎えようとしている。 本集会は、震災被災地の復興状況や住民生活、そのなかで顕在化している課題、および被災地における委員活動の状況等について、被災地の委員からの紹介を通じて全国から参加する関係者が理解を深めるとともに、地元に戻り、広く関係者に報告いただくことを通じて全国的な理解や支援の継続につなげることをめざす。 さらに、被災地の経験を広く全国の関係者が共有することにより、今後に向け、災害時要援護者支援活動やそのための態勢整備に役立てていただく。

5.コーディネーターおよび報告者(敬称略)

【コーディネーター】 ルーテル学院大学 学長  市川 一宏

【発表者】 岩手県大船渡市民児協 副会長田代研三

・宮城県東松島市民児協 主任児童委員内野牧子

・ 福島県大熊町民児協会長秋正夫

・仙台市民児協 副会長森孝義

・千葉県浦安市西地区民児協 副会長渡邊武

10_38