平成28年度石巻市福祉教育推進研修会開催要領
1 目 的
児童・生徒の福祉教育について、今回は「日常の中での子供たちの気付き」をテーマに情報を共有することで、今後の学校や地域での実践活動を一層促進し充実を図ることを目的とします。
2 主 催 社会福祉法人石巻市社会福祉協議会
3 後 援 石巻市 石巻市教育委員会 石巻市PTA協議会
4 参集範囲
① 石巻市内の小・中学校教職員
② 石巻市内の小・中学校PTA役員
③ 主任児童委員
④ 福祉教育協力ボランティア
⑤ 市内の関係機関
⑥ 社会福祉協議会職員
5 日 時 平成28年6月13日(月) 13:30~15:40
6 会 場 石巻市桃生公民館2階会議室(石巻市桃生町中津山字江下10)
7 日程・内容
13:30 14:10 15:20 15:30
開会 事例発表 講演 連絡事項 閉会
【事例発表】
「学校における福祉教育、協働教育の取り組み」
・石巻市立東浜小学校 教諭 佐 藤 仁 美 氏
・石巻市立雄勝小学校 教諭 髙 橋 瞳 美 氏
「地域における取り組み(世代間交流事業)」
・渡波地区民生委員児童委員 金 子 啓 子 氏・大 槻 やす子 氏
【 講 演 】 テーマ:「現代社会の動向と福祉教育の在り方」
講 師:ルーテル学院大学 学事顧問 市川 一宏 氏
私にとって、石巻は、たくさんの仲間がいます。一緒に石巻の明日を描くことができることは、地域福祉に携わる者として、本当に光栄なことです。これからも、健康の続く限り、石巻市社協等の関係者から断られるまで、私は石巻に通い続けさせて頂きます。




投稿日 16年06月18日[土] 9:56 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
平成28年度 宮城県民生委員児童委員協議会会長研修会 開催要綱
1 趣 旨
地域住民が抱える福祉課題が複雑化・多様化するなかで、さまざまな生きづらさ・暮らしづらさを抱える人びとに寄り添い支援活動を行う民生委員・児童委員への期待が高まっています。こうした厳しい地域社会の動向を踏まえ,介護保険制度の改正や生活困窮者自立支援施行等をはじめ社会福祉を取り巻く状況も大きく変革しようとしております。
一方で,身近な存在として相談支援や地域福祉活動等を通じて地域社会づくりに努めてきた民生委員児童委員も様々な悩みを抱えながら活動にあたっている現実があります。
そうした現状において,地域においてリーダーシップを担う民児協の会長・副会長方は地域の課題にどのように対応して行くか,また,委員を如何に支えて行くかなど
本研修会では,民生委員児童委員協議会の会長・副会長を対象に,地域社会の動向や単位民児協の役割等を確認することを通じ,民生委員・児童委員活動の充実及び民児協の機能強化につなげることを目的に開催します。
2 主 催 社会福祉法人宮城県社会福祉協議会
宮城県民生委員児童委員協議会
3 期 日 平成28年6月8日(水)~9日(木)
4 会 場 ホテル松島大観荘 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字犬田10-76
5 定 員 200名
6 対象者 単位民生委員児童委員協議会会長・副会長
市町村民生委員児童委員協議会担当職員
7 研修内容・日程
6月8日(水)
10:00 受付
10:30 開会
・民生委員信条朗読
・主催者あいさつ
宮城県社会福祉協議会
宮城県民生委員児童委員協議会
・来賓あいさつ
宮城県保健福祉部
・オリエンテーション
10:50 活動報告「生活困窮者自立相談支援の現状と関係者との連携について」宮城県北部自立相談支援センター (調整中)
説明 「民生委員児童委員一斉改選に関して」宮城県保健福祉部社会福祉課
12:10 昼食・休憩
13:10 事例報告「涌谷町民児協の取り組み」
涌谷町民生委員児童委員協議会 会長 今野 武則 氏(調整中)
13:40 講 演「今、単位民児協に求められていること」(仮題)
講師 ルーテ学院大学事顧問・教授 市川 一宏 氏
15:20 休 憩
15:30 グループ討議
【テーマ】
・単位民児協における人材育成について
・課題の共有、連携・協働について
(定例会・部会の持ち方、関係機関・地域住民連携など)
・単位民児協としての役割について 等
17:00 1日目終了
6月9日(木)
9:30 講 演「地域包括ケアシステム構築に向けて~介護保険制度改正と支え合いの推進~」(案)講師 東北福祉大学 教授 高橋 誠一 氏
11:15 閉 会
今回の研修にお招き頂き、私は、正直、迷いました。なぜなら、6月8日は私にとって大切な日だからです。
ただ、民生委員児童委員の働きに対する期待と共に、委員にあまりにも依存する現行体制に対し、私は問題意識を持っています。自分でもできないことを民生委員児童委員に頼むのは、専門職の責任放棄と思っています。だからこそ、活動をしている方々にお礼を申し上げたく思い、研修を引き受けました。参加者の方々より、たくさんのことを教わりました。感謝!!!


遠藤会長、機会を与えて下さり、感謝です。
投稿日 9:46 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
盲ろう者(「目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を併せもつ人」)の理解を広げるために、当事者の方から語って頂きました・
1.盲ろう者に対する理解が不十分であること
そもそも「盲ろう」という障害があまり知られていませんし、障害者手帳にもそのような項目がありません。(私も手帳には視覚障害、聴覚障害の二つが記載されています)
そのため盲ろうとはどういう障害なのか、盲ろう者にどのように配慮したらいいかと言うようなことを知らない方がほとんどです。おそらく盲ろうと言う名前すら聞いたことがない方が多いです。
盲ろう者に対する理解が不十分なために、盲ろう者について誤解されたり、できることにもかかわらず「できない」と思われたりすることがあります。実際にいくつか例としてまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
①盲ろう者だからできない=普通にできること、工夫すればできることでも「できない」と言うことにして、物事をさせてもらえなかったり、受け入れてもらえなかったり(受け入れ拒否)することがあります。学校に進学するにも、盲ろう者も教育を受ける権利があり、盲ろう児への個別指導や通訳介助者の配置などの工夫をすれば、盲ろう児も普通に学習できるにもかかわらず、受け入れてもらえなかったり、教育委員会に学校への出入りを認められなかったりすることがあります。教育以外でも、盲ろう者にも権利はあるのに…などと思う場面はあります。
私はまだ経験したことがありませんが、飛行機の単独での搭乗拒否などの話も聞きます。(ホームページにもスタッフがお手伝いするので、単独の利用は可能と記載されていますし、利用者(本人)もスムーズに相手とコミュニケーションを取れるよう工夫をしているはずです。私も経験済みですが、まったく問題ありませんでした。)
②過剰な配慮=差別とは少し違うかも知れませんが、盲ろう者=サポートが大変というイメージがあるのか、手引きがあれば自力歩行が可能にもかかわらず、車椅子を準備されたり、過剰なサポート(体を支えるなど)をされたりすることがあります。なかなか解決できない問題だと思いますが、障害者と言ってもいろいろな方がいますので、相手に応じて必要な支援をすること(過剰な支援をしないこと)が大切だと思います。
2.盲ろう者が利用される(悪用を含む)
盲ろう者について多くの人に知ってもらうことはとてもよいことですし、マスコミなどで取り上げていただけるのもいい機会だと思っています。
しかし、まれに「盲ろう者は特別な人なんだ」と言うように扱われたり、悪用されたりすることがあります。実際盲ろう者を動物のように扱い、イベントのキャラクター的な存在として活動させられたことがあります。また、障害者を受け入れているというお店で、皿洗いなどの一般的な仕事を経験させてもらおうと申し出たにもかかわらず、店長さんが私をアピールしたうえで、お客さんとのコミュニケーションの体験しかさせてもらえず、アルバイト料どころか、講師の謝金も支払われなかったという苦い経験をしました。
講師として講演をしたりすることは問題ありませんが、盲ろう者の扱いには十分注意して頂きたいと思っています。
上記の他にもいろいろ経験していますが、私としての希望をまとめると、以下のようなものになるでしょうか。
1.盲ろう者を正しく理解してもらうこと
2.盲ろう者でも自力でできること、工夫すればできることはあるので、それを知ってほしいこと
3.盲ろう者にも健常者と同党の権利があることを理解してほしいこと(教育など)
4.当事者として、してほしいこと(介助の方法など)の説明はするので、相手(障害者)に応じた配慮をしてほしいこと
5.盲ろう者も一人の人間であるので、過剰なアピールなどはしないでほしいこと(取材・講師などの依頼をするのはかまわないが、盲ろう者の扱いには十分注意してほしい)
以上のように私なりの意見をまとめましたが、最近は盲ろう者に対する理解も少しずつ進んでいることに感謝しております。また、盲ろう者が一つの障害として確立されていないにもかかわらず、盲ろう者向け通訳介助者派遣制度などがあり、そのおかげで健常者と同等の生活を送ることができるので、大変助かっております。(通訳介助者派遣制度では、日常生活において、様々な介助を受けることができます)
これからは盲ろう者に対する差別的な部分をなくし、盲ろう者がより生活しやすい環境になればよいなと思っています。先ほど述べた教育についても、盲ろう者のための学校をつくることは大切ですが、盲ろう者向けの学校を含め、盲ろう者が入学できる学校がもっと増えれば、盲ろう者(保護者を含む)にとっての選択肢も増え、学校へも通いやすくなると期待しています。
投稿日 16年06月01日[水] 2:24 PM | カテゴリー: 大学関連
2016年5月13日午後より熊本に入り、15日午後の飛行機で東京に戻ってきた。熊本には、ルーテル学院大学と関係のある九州ルーテル学院大学・中高校・幼稚園、九州学院中高校・幼稚園総合施設慈愛園、広安愛児園・情緒障害児短期治療施設こどもL.E.C.センター等の社会福祉法人、そして健軍教会、大江教会、熊本教会、室園教会等の教会がある。
地震の発生時から、学生とご家族のため奔走した教職員の方々、揺れる中で、乳児の体温低下を防ぐため、車の中でケアをしていた職員、施設に届いた食料等の物資の一部を、不足している避難所等にも届けていた子どもたち、避難してきた住民に安心した場所を提供してきた学校、教会の働き等々、自らも被災しながら、生徒、子ども、利用者を守り続けた方々に、心より敬意を表したい。
福祉新聞2016年5月23日
地震による被害はまだ続いている。本学の卒業生で、震災の影響もあり、無理をして亡くなられた小原君のご遺族にお会いし、祈りを捧げてきた。彼の写真の横には、亡くなる直前まで小原君が看病していたお父さんの写真も飾られていた。心がかきむしられる。生活の様々なところで、震災の影響が出ている。
また、益城に行って、その被害のすさまじさに、私は、言葉を失った。まだたくさんの方々が避難を余儀なくされている。心の傷を負った方々の問題は、顕在化することが予想される。だから、熊本の現状を忘れないこと。コミュニティを再建しようとする動きが徐々に生まれており、この地道な歩みと足を揃えることが、今、求められている。明日を目指して、被災地で生まれた歩みを大切に支援したい。





熊本訪問から1週間後のことである。北海道の旭川市の2日間の仕事を終え、旭川空港までのバスに乗ろうと旭川駅に向う先に、たくさんの若い声が聞こえた。少年野球の諸君が、熊本のために寄付を募っていた。「九州に元気を」「九州の力になろう」と訴える彼らを見て、私は涙が出そうになった。熊本から遠くの北海道で、熊本を思う声が響いている。「ありがとう」


旭川北陵球団の選手たち
投稿日 16年05月24日[火] 11:04 PM | カテゴリー: 大学関連,社会福祉関連
2016年16日、2016年度石巻市社会福祉協議会ボランティアセンターアドバイザーの委嘱式が行われた。2011年3月11日東日本大震災以降、地域福祉の分野で少しでも働かせて頂きたいという願いを、石巻市社協は、本年もかなえて下さった。感謝です。私の力が続く限り、少しでもお役に立ちたいと思っています。
石巻市社会福祉協議会


投稿日 16年05月18日[水] 11:00 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
5月18日(水曜日)午後4時より、神奈川県庁本館において、神奈川県政策課題トップセミナーの講演をさせて頂いた。テーマは「障害者差別解消法の施行について」であり、黒岩祐治知事を前に、局長、部長、課長等の責任者の方々に向けてお話をさせて頂く光栄に感謝したい。
神奈川県では、社会福祉審議会の会長、副会長、地域福祉推進部会会長等を20年近くさせて頂いてきた。委員と行政が一緒にさまざまな課題を協議し、また県内の各自治体や社協を訪問し、『地域福祉の推進』等のいくつもの提言書・報告書をまとめた経験を忘れられない。神奈川県には、地域福祉コーディネーターの養成等、全国に先駆けて行った施策という実績もある。
今も、山崎さん、中村さん等の行政職員、委員の川瀬さん、樽井さん、林田さん、齊藤さん等、親しくして頂いたたくさんの方々を思い出す。また、マスコミ時代には、今まで一貫して、生活・医療・福祉の向上に取り組んでこられた黒岩知事の前でお話をさせて頂くことができたのは、一緒に汗を流していた方々の配慮かもしれない。
今回の講演の内容を、どこかでまとめるつもりである。



投稿日 9:34 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
日 時 平成28年 5月 7日(土) 13:30~16:30
会場 小金井市萌え木ホール A・B(80 名 先着順)
13:30~15:00 基調講演 市川 一宏 先生 ルーテル学院大学学事顧問
コメンテーター 齋藤 寛和 先生 小金井市医師会会長
シンポジスト 景山 茂樹 (黄金ネットワーク 小金井障害児の父親の会)
三浦 和行 (障害者地域生活支援センター)
森田 史雄 (小金井市精神障害者家族会 あじさい会)
渋谷 泰幸 (高次脳機能障害者小金井友の会 いちごえ会)
吉岡 博之 (小金井市障害者福祉センター)
森田 和道 (地域の寄合所 また明日)
15:10~16:30 懇親会
【インクル】チラシ支えあえる街づくりを のコピー
投稿日 16年05月04日[水] 2:40 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
2016年2月、第8回笛吹市社会福祉大会の基調講演のご依頼を受けた。前日の寒さががらりと代わり、空は晴天。そして、各シンポジストの熱い思いがこもった報告に、会場は共感に包まれた。
地域福祉の新たな展開が進められる可能性を実感した。

笛吹市第8回社会福祉大会
笛吹市社会福祉大会基調講演
投稿日 16年04月24日[日] 8:45 AM | カテゴリー: 社会福祉関連
すでに2015年7月9日(熊本県)講義「民児協会長としての地域の課題解決に果たすべき役割」、ワークショップ「民児協会長の組織運営の役割」、8月3日・4日(長野県)講義「民生委員・児童委員活動における連携・協働を考える」、ワークショップ「定例会活用による内部の連携と合意形成」を行った。参照されたい。
今回は、全国レベルで行った、全国民生委員・児童委員リーダー研修会、全国民生委員大学をご紹介する。
11月7日〜9日民生委員・児童委員リーダー研修会講義「地域に根ざした民生委員・児童委員活動を続けるために ~リーダーが果たすべき役割とは」講義とグループワーク「安全・安心な地域づくりのための民生委員活動~地域内の困難対応ケースにどう働きかけるか」である。
H27民生委員リーダー研修開催要綱
2月18日・19日全国民生委員大学「地域の課題に対応する民児協リーダーの役割」「関係機関との連携協働による地域課題に対する組織的な対応」「民児協の研修を考える」である。
27年度民生委員大学 プログラム
近年、参加型の研修が増えてきている。とても喜ばしいことで、体系を作成した意図が徐々に浸透してきていると実感した。
民生委員児童委員研修体系
投稿日 16年04月11日[月] 11:51 AM | カテゴリー: 社会福祉関連
2016年1月13日午後7時より、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、特別講演『「おめでとう」で始まり「ありがとう」で終わる人生を-福祉とキリスト教』のご依頼を頂きました。私の母教会は、日本基督教団阿佐ヶ谷教会であり、父母も教会の墓地に教会員として名前が刻まれています。阿佐ヶ谷教会は、東京神学大学とは密接な関係にある教会です。
また、私は、ルーテル学院大学に1983年に勤め、学生諸君や教職員の方々と一緒に学び、遊び、励まし合い、そして関係者の方々よりご指導を頂きながら、本年で33年目を迎えます。この間、本当に実り豊かなたくさんの時を与えられました。
今回、日本基督教団の教職セミナーで講演をさせて頂くことは、光栄でしたが、とても緊張し、準備を重ねました。しかし、私自身の原点を学ぶ機会が与えられたこと、またルーテル学院大学で働く意味を再確認できたことに感謝しています。
東神大学報2016年3月11日号より
投稿日 10:56 AM | カテゴリー: 大学関連,教会関連
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