社会福祉関連

2016年度岩手県市町村民生委員児童委員協議会会長・副会長研修会

2017年2月、花巻で、研修会が開催されました。今回の研修は、2013年度に続く2回目です。

東日本大震災で、たくさんの民生委員の方々が亡くなられました。民生委員ご自身で一旦は避難場所にたどり着くことができたものの、相談相手の住民がおられないことを心配し、その方の自宅に戻り、そこで津波に遭われた多くの方々がおられたことを知っています。だからこそ、私は、感謝の気持ちを込め、講演の前日の食事会の時に、東京より持参したお酒をお注ぎすることにしています。今回もお礼を申し上げ、お話をする機会を与えて下さり、感謝しています。

その時の講演内容を、岩手県社協が記録に残して下さいました。感謝です。

岩手2017.2民生委員

新たに民生委員になられた方々へ

2017年度に民生委員制度は100年を迎えます。その時期にあって、一斉改選を経て、新たな体制での活動を始めようとする新任委員の方々へ、「安心して暮らすことのできる地域づくりのために」というテーマでメッセージを書かせて頂きました。私は、2017年度を、住民、関係機関等が、民生委員の方々の役割を十分理解する機会になればと思っています。

民生委員ひろば(新人へ)

ふれあい・いきいきサロン全国研究交流会in埼玉

2016年12月4日、ふれあい・いきいきサロン全国研究交流会in埼玉が開催されました。埼玉県社協は、地域福祉活動を推進する社協であり、長年、ふれあいいきいきサロンの定着に力を注いできました。私も20年近く前から、ボランティアコーディネーター養成講座や社協関係の仕事で、ご一緒に仕事をさせて頂き、感謝しています。

2006年のふれあいいきいきサロンセミナー

今回は、埼玉県社協が、全国研究交流会を実施し、広くサロンの意義を伝え、全国で実際に行っているサロン活動を伝える機会を提供して下さいました。なお、その陰には、一貫して取り組んでこられ、2016年度をもって退職された、埼玉県社協職員辻純子氏の働きがあることは間違いありません。本当にご苦労様でした。

埼玉県サロン2016

多者協働の場づくりに向けて〜ボランティア・市民活動支援のための体制整備・協働のネットワークづくりのヒント〜

2016年度は、全国ボランティア・市民活動センターの運営委員長の責任を担い、ボランティア活動のあり方について、学ぶ機会を与えられました。報告書『多者協働の場づくりに向けて〜ボランティアボランティア・市民活動支援のための体制整備・協働のネットワークづくりのヒント〜』は、若き実践者、研究者を加えた調査研究報告書である。調査対象は、都道府県・指定都市範疇の三重県ボランティアセンター、京都市福祉ボランティアセンター、市区町村範疇の調布市市民活動支援センター、小諸市市民活動・ボランティアサポートセンター(愛称ぼらせんこもろ)、志布志市社会福祉協議会志布志市ボランティアセンター、南富良野町ボランティアセンター、NPOの範疇の山口市市民活動支援センター さぽらんて、あきた中央市民活動サポートセンター、秋田県ゆとり生活創造センター遊学舎と広範囲に及び、その実績を検証しています。

是非、お読み下さい。

2016年度全社協報告書

 

農業協同組合の地域福祉

農業協同組合が、有力な構成員であった方々の高齢化の問題に本格的に取り組んでいる。その取り組みの一部を紹介します。。

日本農業新聞

 

未来の都市を創る市長の会(2016年8月)

2016年8月、宮崎市において、「未来の都市を創る市長の会」が宮崎市において開催された。私にとって、宮崎市の戸敷市長は、佐土原町長時代からご指導いただいた方であり、調布市の長友市長は、日頃から御指導いただいている。また、岐阜市の細野市長に初めてお会いし、リーダーとしての手腕に感銘を覚えた。良き経験でした。

市川先生記事

笛吹市社会福祉協議会地域福祉活動計画策定プロセス

社会福祉協議会が住民等とともに策定する地域福祉活動計画は、その策定プロセスを大切にすることとが不可欠である。そもそも、住民や、保健医療福祉に関わる専門職、専門機関に留まらず、地域にある教育機関、ボランティア、民生委員児童委員、町会、商工会、農協等との協働を図り、地域を耕していかなければ、課題の解決にはほど遠い。したがって、地域座談会等で開催し、課題を共有し、築いていく地域の姿を描き、それぞれの役割を確認していく協働作業をするかしないかは、地域福祉活動計画が実現できるかできないかの分岐点である。

笛吹市社会福祉協議会は、地域に根ざした社協を目指し、活動計画の作成を行っている。その実績を掲載します。

はじめまして、笛吹市社会福祉協議会です。

私達は、今年6月から市川一宏先生に、第3次地域福祉活動計画策定の特別アドバイザーをお願いしています。そこで、私達が市川先生にご指導いただいて実践した「地域座談会」の様子をご報告させていただきます。

「住民のムーブメントが感じられない。」「住民の同意は得ているの?」私達の計画策定における本当の作業は、市川先生のこの言葉から始まりました。今年の8月のことでした。私達が、住民に計画の意義をきちんと伝えてこなかったことや、住民と共に作り、それを根拠に、活動実践を進めていくことの意識に欠けていたことが反省としてありました。そこで、住民主体の原則を改めて意識化し、直接、住民の声を聞き、住民とともに活動することを具体化した計画の策定を行うことを目的として、市川先生のご指導により、「住民座談会の開催」を行なうこととなりました。

9月15日、笛吹市において、「第2回地域福祉活動計画策定委員会」が開催され、市川先生に「多世代交流・共生のまちづくりの実現における地域福祉活動計画策定の意義について」の講義をしていただきました。また、特別アドバイザーとして、委員の皆さんにその意義と策定委員の役割についてお話していただきました。

同日、策定委員会の時間をはさんで、笛吹市社協職員が、計画策定の意義を改めて市川先生から学び、また、住民との協働を実現するための一歩として「住民座談会の運営方法」を具体的に学びました。

先生のご講義を聞いて、社協職員としての意識と姿勢を改めて学びました。

先生から、学んだ職員たちは、早速、「住民座談会」の開催に向けて動き出しました。KJ法による実際の座談会の運営方法を学びました。2時間で、いかに住民の意見を聞き取ることができるか、皆真剣に学びました。

先生から、学んだ職員たちは、早速、「住民座談会」の開催に向けて動き出しました。笛吹市は、7つの町が合併しており、笛吹市社会福祉協議会(以下、笛吹社協という)は、7つの地域事務所に職員を配置して、各町の特性に応じた地域づくりを推進しています。そこで、7つの町の地域福祉推進委員会で、まず最初に,地域福祉活動計画についての説明を住民の皆さんに行い、住民主体で計画策定することをご理解いただき、座談会開催について同意をいただきました。そこまでの準備を11月までに行ないました。

11月14日・15日、いよいよ住民座談会の本番です。

特別アドバイザーの市川先生は、笛吹市においでくださり、2日間にかけて、2町の座談会に実際に参加して、直接指導をしてくださいました。開催時間前には、運営についてスケジュールの立て方、住民への配慮、まとめ方などについて、職員と綿密に打合せをしていただき、ご指導をいただきました。

座談会では、住民の皆さんへの直接のアドバイスもしていただきました。

住民の皆さんは、先生の貴重なアドバイスを真剣に耳を傾けていました。市川先生のお話は、どこでも住民に大人気で、「先生に『ボランティアは自分のためにするんですよ』と、励ましてもらった。」というボランティアさんや「先生のお話を聞いて、自分にも何かできると思った。」と住民達が楽しそうに話していました。

「昔のように、縁側でお茶を皆で飲みたいね」「近所でどうやって声をかけていいかわからない家がある」「子ども達が笑顔で育つといいね」などたくさんのご意見が住民の皆さんから出されて、当初、どうなることかと心配していた職員も驚くほど活発な座談会になりました。住民の皆さんの声は、そのまま7つの町の「こんなまちだったらいいな・・〇〇町のまちづくり」という活動計画にすることを皆さんと約束し、また、笛吹市全体の活動計画の資料とさせていただくことをお伝えしました。

座談会を終えた住民の皆さんからは「楽しかった。自分の地域のことを話せて本当に良かった」「子ども達に、今のふるさとを残していってやりたいね。」「声をかけたりして、簡単なことから始めればいいんだね」など、たくさんの意見が聞かれました。また、座談会を開催したことで、職員は、住民の皆さんと共に地域づくりを始めることができたとの一体感を感じることができました。

12月15日現在、6つの町の座談会が終了しています。山間の過疎の町、温泉街のある繁華街のある町・・・7つの町の住民が、それぞれに、皆「幸せになりたい」と願う気持ちをもっていることを職員は直接聞かせていただきました。この気持ちを大切に受け止めて、今後はその実現に向けて、一緒に地域づくりを進めていきたいと改めて考えているところです。

さて、「住民のムーブメントが感じられない」・・・市川先生のご助言で始まった、私達の本当の活動は始まったばかりです。住民の皆さんから「自分の地域でも座談会を開いて話し合いたい。」とのうれしい申し出もありました。これからもムーブメントを起こし続けられるように頑張っていきたいと考えています。

市川先生には、組織として、職員を育てて指導する上での大切なことと、何より住民を一番に考えることの大切さを改めて教えていただきました。それは、先生のご講義だけでなく、座談会の終了時に、職員と一緒に、住民のひとりひとりに丁寧に挨拶をされていた姿からもしっかりと教えていただきました。極度の緊張から、涙した職員に、市川先生がそっとハンカチを差し出して「よく頑張ってますよ。大丈夫」と励ましていただいたことを職員一同忘れないでしょう。

市川先生に心より感謝申し上げます。また、これからも、ご指導をお願いたします。笛吹社協の地域福祉活動計画が、住民のための活動計画として、すばらしいものとなるように職員一同頑張って参ります。

(笛吹市社会福祉協議会 事務局次長 古屋)

笛吹20174

過分な評価を頂いて、私も感謝しています。そして、これからが本番。私も汗をかきたいと覚悟を決めています。(市川記)

ルーテル学院大学に33年ー学生の成長に感謝

2016年、私は、ルーテル学院大学に勤めて33年目になります。

この間、感謝したいことはたくさんありますが、中でも、学生が成長する姿を見て、その一人ひとりの力に敬服することばかり。今回も、感謝の

大学では、毎日の礼拝で、学生がメッセージを述べます。4年の女子学生は、メッセージの途中、お世話をしていた高齢の女性のことを思い出し、涙を流しました。このような学生を教えていることに感謝したいと再度思いました。

<スピーチ>

「私が体験したアルバイトでの出来事をお話ししたと思います。私は、高齢分野の訪問介護のアルバイトを大学2年生の9月から現在まで行っています。なぜ訪問介護のアルバイトをしたかというと、ヘルパー二級という資格を持っていたし、なにより時給がよく、身体介護の時給は1800円です。私は、資格を取得し、初めての福祉の現場でしたので、当時は、おむつ交換などの介護技術のことに頭がいっぱいで利用者さんにまで目を向ける事が出来ていませんでした。

そんな時、ある認知症の利用者さんの身体介護を担当する事になりました。初めてお会いした時、とっても元気でお綺麗な方といった印象を受けました。その利用者さんは、私が暖かいタオルで体を拭くと「あぁ、気持ちがよいわ」「あなたはいつも体を拭いてくれるわね」「ありがとう」といつもそう言いました。とても嬉しく、このアルバイトをしてよかったと心の底から感じました。そして、その利用者さんのお宅を訪問するのが楽しみになっていきました。今まで、介護技術のことしか頭になかった自分にとって、その利用者さんからの言葉は、自分が行う介護や業務の役割は、その利用者さんにとってかけがえのない事なのだと認識させました。それからは、業務内容や技術の事だけではなく、利用者さんとのコミュニケーションの時間を大切にし、利用者さんにとっての介護とは何か、それはどうあるべきなのか考えるようになりました。

利用者さんとの関わりの中で、時間が経過するにつれ、関係性も深まっていきました。しかしながらそれと同時に、利用者さんの身体能力も衰退し、結果的にベットに寝たきりになってしまいました。食事もあまり取ることが出来ず、日に日にやせ細ってしまっている事を感じていました。寝ている姿や呼吸をすることでさえ苦しそうでした。その様な中でも、温かいタオルで背中を拭くと今まで通り「あったかい」と私に伝え、感謝の気持ちを述べて下さいました。ある日、いつものように訪問しベットに向かうと様子が少し変でした。声をかけても返事はなく、そこで亡くなっている事に気が付きました。いつかはこの日が来ると予想はできていたと思います。しかし、いざその日が訪れると、受け入れる事が出来ず頭の中が真っ白になりました。上司に連絡をしまっている10分の間、とても長く感じました。利用者さんの死から一週間は、悲しみと寂しさしか感じる事が出来ませんでした。

けれど、利用者さんの死を経験し、自分の福祉職に対するイメージや認識が変わりました。今までは、誰にだってできる、日の当たらない地味な仕事だと感じることがありました。しかし、福祉に携わる仕事というのは、利用者さんの人生に、携わることに等しく、自分自身の役割は利用者さんの人生にとって重要な役割を担っていて、利用者さんの人生に深くかかわる仕事なのだと感じました。そして何より、今回その利用者さんを、看取ることが出来、最後まで利用者さんに寄り添うことができたと思います。介護は誰にでもできるかもしれないけど、自分にしかできない関わりや援助があるかもしれない。社会的に日の当たらない職業かもしれないけれど、利用者さんから日の光を感じ、自分が利用者さんを照らせるような関係性を作れることを実感しました。今日お読みした聖書の箇所に、「はっきり言っておく、私の兄弟である最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」とのイエスさまの言葉がありました。小さな者への小さな行為でもイエス様は喜ばれることだと思います。実際に私もその利用者さんとの関わりを通して学びました。大切な働きに関わらせて頂いたことを深く感謝しています。」

今度、女子学生に学内で会った時には、再び、ありがとうと言おう。

 

 

ともに生きる社会かながわ憲章

ともに生きる社会かながわ憲章
~この悲しみを力に、ともに生きる社会を実現します~

平成28年7月26日、障害者支援施設である県立「津久井やまゆり園」において19人が死亡し、27人が負傷するという、大変痛ましい事件が発生しました。
この事件は、障がい者に対する偏見や差別的思考から引き起こされたと伝えられ、障がい者やそのご家族のみならず、多くの方々に、言いようもない衝撃と不安を与えました。
私たちは、これまでも「ともに生きる社会かながわ」の実現をめざしてきました。
そうした中でこのような事件が発生したことは、大きな悲しみであり、強い怒りを感じています。
このような事件が二度と繰り返されないよう、私たちはこの悲しみを力に、断固とした決意をもって、ともに生きる社会の実現をめざし、ここに「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めます。

一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします

一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します

一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します

一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます

平成28年10月14日
神奈川県

 私は、2016年10月12日14時45分より17時まで、神奈川県議会厚生常任委員会の参考人として憲章案について意見を述べました。その際に、冒頭に意見を申し上げ、厚生委員会委員の議員の方々より質問を受けました。大分つっこんだ意見交換ができたと思います。

これからが憲章に心と生命を灯す時と思っています。

なお、東京新聞に以下の記事が掲載されましたので、お伝えします。

東京新聞 2016年10月15日 

やまゆり園事件で「憲章」可決 県議会 短期間の審議「さらに内容拡充を」

「憲章は、共生社会の実現に向けた第一歩」-。相模原市緑区の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件を踏まえ、障害者差別や偏見をなくそうと共生理念を掲げた「ともに生きる社会かながわ憲章」は十四日、県議会本会議で全会一致で可決された。障害福祉関係者らは意義を評価する一方、発案から議決まで短期間での審議だったこともあり「理念を形にする取り組みが重要だ」と指摘する。 (原昌志、梅野光春)

 憲章は今月六日の予算委員会で自民党が発案し、黒岩祐治知事が策定の方針を表明。「メッセージを一日でも早く示す」と訴え、議会側は厚生委員会で障害者団体の代表らを招いて参考人質疑を行うなど審議を重ねた。ただ案文が議会に提案されたのは十三日で、複数の会派から「急ぎすぎでは」との指摘があった。

 策定された憲章では「この悲しみを力に、ともに生きる社会を」とうたい、「私たち」が取り組む四項目として「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します」「憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます」などと掲げる。ただ、理念をどう周知、共有するかの具体的な取り組みについては、現時点で、県は広報紙などによる周知を掲げているだけだ。

 こうした課題を踏まえ、この日の本会議の賛成討論でも各会派の温度差がみられた。自民党の守屋輝彦氏は「タイミングを失っては意味がない」と評価し、民進党の長友克洋氏も「広く県民とともに考える機会が持てなかったことは残念だが、目指すべき方向性は揺るぎない」と訴えた。

 一方、公明党の西村恭仁子氏は、文面に具体的な行動指針が盛り込まれていないとして、「完全性という面では物足りなさを覚える。今後さらに内容を検証しつつ拡充を」と指摘。共産党の井坂新哉氏も「障害者当事者の参加が不十分で、二度と同じ轍(てつ)を踏んではならない」と注文をつけた。

 黒岩知事は「事件が風化する前に、アクションを起こすことが大事だと思いスピード感を重視した。その分、県民意見を幅広くうかがう時間がなかった指摘はその通り。これから皆さんとの対話を通じて克服したい」と話した。

    ◇

 県議会は十四日、憲章案のほか、津久井やまゆり園の施設建て替えに向けた基本構想策定費、二〇二〇年東京五輪セーリング競技開催に伴う江の島大橋改修設計費の一般会計補正予算案などを可決した。

◆障害者団体関係者ら「当事者の声反映して」

 「憲章で示された4項目を誰がどうやって実現するのかが課題」。県議会で議決された憲章を読み、知的障害者の当事者団体「ピープルファースト横浜」(横浜市保土ケ谷区)で支援活動をする大川貴志さん(38)はこう指摘した。

 大川さんは「障害者が地域で暮らせるように、住民が受け入れる環境づくりを進めてほしい。憲章に基づいて動きだす中で、当事者の声を吸い上げる方法も考えないと」と注文する。

 県議会厚生常任委員会の参考人として憲章づくりに意見を述べたルーテル学院大学大学院の市川一宏教授(地域福祉学)も「憲章は実践が伴ってこそ生きたものになる。地域や生活に根差した活動が必要だ」と、今後の動きに注目する。

 共生社会へのスタートとして憲章を定めた姿勢は好意的に受け止める。「行政や議会、住民、当事者、ボランティアなど多様な人たちを『私たち』という言葉で表現し、『ともに生きる社会』を協働してつくる決意を示した」と話した。

 

前田ケイ先生のSST研修(2016年10月9日)

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 10月9日に開催された前田先生のワークショップには、写真のように、約50名の方が来られ、すばらしい会になりました。出席者のうち、半数は大学卒業生、大学院生でした。大学院で学んでいない、そして最近は大学に来ていなかった卒業生もたくさん戻ってきました。また様々な領域の方々もたくさん来られました。とても良い会で、皆さんの満足度はとても高かったと思います。

私は、前田先生が一貫して主張されたきた、①相手への共感と思い、②それぞれの能力の尊重と明日への希望を生み出す研修、そして③ミッションとしてのソーシャルワーカーの文化を創ること、を思い出しました。
また、アシスタントとして関わって下さった7人の方に、心より感謝をいたします。7人の侍ならぬ、7人のチュルドレンのご協力により、今日から、たくさんの方が、新たな気持ちで、実践をなさると思います。

一つひとつのことを実行していきます。一本の木を植えなければ、砂漠の緑化は始まりません。前田先生と教え子たちに感謝。準備のお手伝いを下さった事務の方々に感謝。

13:30〜14:15 開始、挨拶、講師自己紹介
資料に基づき講義(前田ケイ)
14:15~14:25 休憩

14:25~16:00 グループ体験学習(7グループ)

16:00~16:15 休憩
16:15~17:00 1グループに戻り質疑応答

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前田先生講義

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グループ体験学習

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質疑応答

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前田先生の教え子たち