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業績(2004年度より2012年度)

2004年度

【著書・論文・単著】

・ 2004年7月「<生きる>ことへの保障と支援」「<生きる場>としての社会福祉施設」「<生きる歩み>を地域で支える」岡安大仁・市川一宏編著『生きる。生きる<今>を支える医療と福祉』人間と歴史社、113頁~136頁、137頁~154頁、155頁~176頁

・ 2004年7月「価値と倫理を基調にした社会福祉専門職養成教育」(介護福祉教育学会第10回記念講演)『介護福祉教育18』日本介護福祉教育学会、7頁~11頁

・ 2004年12月「現代の課題7 今、キリスト者に与えられた問いとして<高齢社会を生きる>」『信徒の友』12月号、80頁~85頁

・ 2005年3月「都道府県社会福祉協議会の事業」「都道府県社会福祉協議会の組織と経営」『新版社会福祉協議会活動論』全国社会福祉協議会出版部、238頁~256頁

・ 2005年3月「老人福祉制度の現状と課題」「老人福祉サービスの行政と行財政」『老人福祉論』ミネルヴァ書房、49頁~82頁

【その他】

・ 2004年6月「ウォッチング<2004葉祥明氏との対談>「その人らしく生きる・大切なことを大切にできる自分、そして社会を」『月刊福祉』6月号 64頁~71頁、全社協

・ 2004年9月17日<広告>「新世紀・大学と地域の共生ー地域とともに歩み、学ぶ大学を目指します」毎日新聞20面

・ 2004年9月特集座談会「地域福祉型福祉サービスの普及に向けての課題」『月刊福祉』9月号、18頁~27頁

・ 2004年10月 ベタニアホーム第81回ベタニアホーム創立記念会「ミッションとマネジメント」『ベタニアホームだより71』2頁

・ 2004年10月8日「安心して暮らせる社会にー三重県社会福祉大会」『伊勢新聞』9面

・ 2004年12月「ウォッチング<2004年鎌田實氏との対談>「地域に生きるために」『月刊福祉』12月号、60頁~67頁

・ 2004年11月21日 『釧路新聞』

・ 2005年1月<巻頭言>「キリスト教社会福祉の源流ー横軸としての共感と連帯、縦軸としてのキリストの愛」『キリスト教社会福祉学研究37号』日本キリスト教社会福祉学会、2〜3頁

・ 2005年2月「地域を支える福祉拠点<特集の視点>」『月刊福祉2』11頁

・ 2005年2月「安心できる地域を地域のみんなでつくる!」『福祉みやぎNo.506』宮城県社会福祉協議会、2頁~3頁

・ 2005年2月 「社会福祉における公私関係」『社会福祉原論』ミネルヴァ書房 100頁〜117頁 既出原稿に加筆

・ 2005年2月6日「民生・児童委員 担い手ピンチ–全国で欠員3,000人 意欲を促す工夫を」(コメント)『朝日新聞』1面

・ 2005年2月21日「適度なお節介活動 <お互い様>がキイワード」『宮崎中央新聞』1面

・ 2005年3月「講演:「私が変わる、地域が変わる 地域力を高めるためのコーディネーションとは」『徳島県ボランティアコーディネーター研究集会inとくしま報告書』徳島県ボランティアコーディネーター学会 3頁〜12頁

・ 2005年3月『「地域福祉型福祉サービス」のすすめ』全国社会福祉協議会

・ 2005年3月 全国民生委員・児童委員リーダー研修会基調講演「組織で取り組む福祉課題への対応 〜キーワードは共生と連携〜」『同報告書』全国社会福祉協議会民生部

・ 2005年3月 「老人福祉制度の現状と課題」「老人福祉サービスの行政と行財政」『老人福祉論』ミネルヴァ書房 49頁〜82頁 既出原稿に加筆

・ 2005年3月 「都道府県社会福祉協議会の事業」「都道府県社会福祉協議会の組織と経営」『新版社会福祉協議会活動論』全国社会福祉協議会出版部 238頁〜256頁 既出原稿に加筆

【講演・発表】

宮崎県・福岡県・徳島県・愛媛県・三重県・島根県・愛知県・神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県・群馬県・茨城県・栃木県・山形県・宮城県・秋田県・北海道等の各地および全国・ブロック・市町村において、「社会福祉法」「地域福祉」等の福祉のあり方、「介護保険制度」「老人福祉」等の制度、「地域福祉計画」「地域福祉活動計画」「保健医療福祉計画」等の計画、「社会福祉協議会」「社会福祉法人」「NPO」等の組織のあり方、「高齢者福祉における保健・医療とのネットワーク」等サービス論、「ボランティアコーディネーター・ボランティアアドバイザーの役割と機能」「ケアマネジメント」等の専門職、「ボランティア活動」「民生委員児童委員活動」「ふれあいいきいきサロン」等の住民活動、「利用者の権利及び地域福祉権利擁護」等の権利に関する講演・研修を行う。

2005年度

【著書・論文・単著】

・ 2005年4月「福祉再考〜人と生き方—-地域に活きる福祉をめざして」『月刊福祉』7月号・8月号46頁~49頁、52頁~55頁

・ 2005年8月「老いて生きる歩みと寄りそう」るうてる法人会連合編集委員会『共拓型社会の創造をめざして 未来を愛する 希望を生きる』人間と歴史社、69頁〜84頁

・ 2006年1月「地域の福祉力を高めるために」『月刊福祉』1月号、全社協、11頁~15頁

・ 2006年2月「社会福祉の新たな挑戦-老いの坂を登りゆく道程に寄り添う」『現代のエスプリ別冊<うつの時代シリーズ>死に急ぐ初老の人々』至文堂、265頁~279頁

・ 2006年3月「社会福祉における公私関係」『社会福祉原論』ミネルヴァ書房、100頁~117頁(既出原稿に加筆訂正)

・ 2006年3月「老人福祉制度の現状と課題」「老人福祉サービスの行政と行財政」『老人福祉論』ミネルヴァ書房、49頁~82頁(既出原稿に加筆訂正)

・ 2006年3月「都道府県社会福祉協議会の事業」「都道府県社会福祉協議会の組織と経営」『新版社会福祉協議会活動論』全国社会福祉協議会出版部  238頁〜256頁 (既出原稿に加筆)

・ 2006年3月「介護予防とまちづくり・地域づくり」『月刊地域保健』東京法規出版、78頁~90頁

【著書・論文・共著】

・2005年8月「高齢者と寄りそって生きた80年・東京老人ホーム」、「<慈愛園>創立86年の魅力」るうてる法人会連合編集委員会『共拓型社会の創造をめざして 未来を愛する 希望を生きる』人間と歴史社、101頁~110頁、181頁~192頁

【その他】

・ 2005年4月 全国民生委員・児童委員リーダー研修会基調講演「組織で取り組む福祉課題への対応 〜キーワードは共生と連携〜」『報告書』

・ 2005年7月 みたかネットワーク大学・大学院第1回まちづくりシンポジウム基調講演「三鷹市における地域ケア〜地域の連携・協力による自立支援」(三鷹市ホームページに掲載)

・ 2005年7月 ふれあい福祉員研修会「小地域における見守り活動の実際」『あいネットあきる野』

・ 2005年8月「社会福祉の展開に見るルーテル法人の伝統と強み(阿部志郎先生へのインタビュー)」「キリスト教社会福祉実践の過去、今、そして未来(座談会)」るうてる法人会連合編集委員会『共拓型社会の創造をめざして 未来を愛する 希望を生きる』人間と歴史社13頁~30頁、31頁~56頁

・ 2005年9月『介護予防事業に係る市町村介護保険事業計画に関する研究報告書』厚生労働省(烏帽子田彰委員長)

・ 2005年12月 第82回ベタニアホーム創立記念会「ミッションとマネジメント」『ベタニアホームだより71』 2頁

・ 2005年12月「地方分権・三位一体改革の中での地域福祉の課題」第54回兵庫県社会福祉大会『兵庫県社協ニュース』

・ 2005年12月「地域に根ざした福祉システムのあり方」『月刊福祉増刊号 新・福祉システム』全社協、52頁~68頁

・ 2006年1月「合併後の私たちのまち、四国中央市を共に創り上げる」『四国中央社協だより』

・ 2006年1月キリスト教社会福祉学会通信「21世紀キリスト教社会福祉実践会議の意義」1頁

・ 2006年2月<ウォッチング・沖藤典子氏との対談>「少子高齢社会における家族、家庭、そして地域」『月刊福祉』2月号、全社協、64頁~71頁

・ 2006年3月 社会福祉学習重要語句集2006全国社会福祉協議会出版部

【講演・発表】

その他、日本キリスト教児童福祉連盟総会・全国社会福祉協議会・医療福祉機構『地域が支えるその人らしい暮らし』・社会福祉職員生涯学習プログラムインストラクター養成研修会・神奈川県・宮崎県「中山間地・過疎地セミナー」・兵庫県社会福祉大会・中国ブロック市区町村社協職員研究集会基調講演・四国ブロック基調講演・福井県福祉教育セミナー・島根県社協管理職研修・宮城県地域福祉専門職研修・埼玉県社協トップセミナー・群馬県保健福祉協議会・愛媛県・栃木県・千葉県、ベタニアホーム・千葉ベタニアホーム等で講演・シンポジウム等

2006年度

【著書・論文・単著】

・ 2006年5月「実践・コミュニティ再生講座 今日のコミュニティ〜虚像と実像(1)」『月刊福祉』5月号全社協、76頁~81頁

・ 2006年6月「同講座 今日のコミュニティ(2)再生をめざした実践に学ぶ」  単著  『月刊福祉』6月号、全社協、72頁~77頁

・ 2006年9月「地域福祉における政策・計画と経営・運営の関係」「高齢者の保健福祉と地域福祉計画」「権利擁護と地域福祉(総論)」日本地域福祉学会編集『地域福祉事典』中央法規

・ 2006年12月<まちづくり>の拠点として期待されているお寺や教会が果たす役割と可能性」『ボランティア情報12』全国ボランティアセンター 4頁

・ 2007年1月「在宅福祉サービスの考え方」「在宅福祉サービスの内容」編著『地域福祉論』中央法規、9頁~75頁

・ 2007年3月「地域福祉の政策と課題」「これからの地域福祉とソーシャルワーカー」編著『地域福祉論』ミネルヴァ書房、167頁~223頁

【その他】

・ 2006年7月「<特集の視点>自立を支援すること」『月刊福祉』全社協、11頁

・ 2006年12月2日<橄欖>(1面)「一人では生きられない」、9日(1面)「人生に停年はない」、25日(17面)「世の光」『キリスト新聞』

・ 2007年1月「心豊かな地域社会のために<横浜YMCA総主事山根誠之さんとの新春特別対談>」  『横浜YMCA NEWS』2頁~3頁

・ 2007年2月「座談会<人間関係の諸問題にいかに向き合うか」『月刊福祉』3月号、全社協、18頁~27頁

・ 2007年3月「地域福祉の理念〜その概要と課題」『はじめて地域福祉の担当になった方のために』神奈川県保健福祉部地域保健福祉課、1頁~6頁、16頁~21頁

・ 2007年3月「社会福祉教育力を耕す・鍛える–社会福祉専門職養成の基盤強化のために」2007年度全国社会福祉教育セミナー・全体シンポジウム(報告書)、64頁~69頁

・ 2007年3月「ふれあい・いきいきサロンの効果と運営の秘訣」『ふれあい・いきいきサロン活動推進セミナー報告書(講演記録)』埼玉県社協、1頁~12頁

【講演・発表】

・全国社会福祉教育セミナー・全体シンポジウム「社会福祉教育力を耕す・鍛える—–社会福祉専門職養成の基盤強化のために」社会福祉士養成教育の立場から

・地域福祉学会大会20周年シンポジウム「地域トータルケアシステムの構築と地域の福祉力」

・全国民生委員・児童委員協議会「民生委員・児童委員とNPOとの連携」『大会報告書』2007年3月)

その他、石川県・山形県社会福祉士会・宮崎県社会福祉事業団・社会福祉職員生涯学習プログラムインストラクター養成研修会・神奈川県・徳島県社協・山口県社協・島根県社協・埼玉県社協等

2007年度

【著書・論文・単著】

・ 2007年12月「各国・地域の社会福祉—イギリス」『エンサイコロペディア社会福祉学』中央法規、1178頁~1181頁

・ 2008年1月「キリスト教社会福祉教育のグランドデザインと座標軸」『キリスト教社会福祉学研究第40号』日本キリスト教社会福祉学会、14頁~29頁

・ 2008年1月「コミュニティから発信する地域の福祉力、ガバメントからガバナンスへ転換する市町村の姿(巻頭エッセイ)」『アカデミア』市町村アカデミー、2頁~3頁

・ 2008年1月「在宅福祉サービスの考え方」「在宅福祉サービスの内容」『地域福祉論』中央法規 49頁〜75頁 (既出原稿に加筆訂正)

・ 2008年2月「社会福祉における公私関係」『社会福祉原論』ミネルヴァ書房  100頁〜117頁(既出原稿に加筆訂正)

・ 2008年2月「老人福祉制度の現状と課題」「老人福祉サービスの行政と行財政」『老人福祉論』ミネルヴァ書房  51頁〜67頁(既出原稿に加筆訂正)

・ 2008年3月「都道府県社会福祉協議会の事業」「都道府県社会福祉協議会の組織と経営」編著『新版社会福祉協議会活動論』全国社会福祉協議会出版部  238頁〜256頁 (既出原稿に加筆訂正)

・ 2008年3月「地域福祉の政策と課題」「これからの地域福祉とソーシャルワーカー」『地域福祉論』ミネルヴァ書房  167頁~223頁 (既出原稿に加筆訂正)

【その他】

・ 2007年8月「ウォッチング:人と人とがつなぐ地域医療の可能性(医師スマナ・バルア氏と)」『月刊福祉』8月号、44頁~49頁

・ 2007年10月「座談会:地域におけるこれからの民生委員・児童委員の役割」『月刊福祉』10月号、20頁~27頁

・ 2007年12月「2007年度社会福祉トップセミナーシンポジウム1.社会福祉の現況と現場に求められる人材」『月刊福祉増刊号・新福祉システム』(シンポジスト:山田尋志氏・徳川輝尚氏・大塩孝江氏・市川)、33頁~70頁

・ 2007年1月書評「ほんだな」『NPOバンクを活用して起業家になろう!――組織作りから資金調達まで』(北海道NPOバンク編、発行/昭和堂)、『月刊福祉』全社協

・ 2008年3月30日「21世紀キリスト教社会福祉実践会議—排除し合う時代だからこそ存在を受け止める社会が必要」『クリスチャン新聞』p.2

【講演・発表】

日本キリスト教社会福祉学会第48回全国大会基調講演,第16回全国ボランティアフェスティバルあいち・なごやメインテーマトークコーディネーター,社会福祉生涯学習インストラクター研修,全国市町村社会福祉協議会幹部職員講演,全国社会福祉施設長研修会基調講演,市町村アカデミー全国町村長会講演,関東甲信越地区身障者施設協議会基調講演,地域福祉学会北海道ブロック大会講演,宮崎県,神奈川県,東京都社協,奈良県,岐阜県,福井県,島根県,埼玉県,三鷹ネットワーク大学及び各区市における大会講演

大分教会,下関教会,杉並聖真教会,八王子教会,藤が丘教会講壇奉仕等々

2008年度

【著書・論文・単著】

・ 2009年2月「地域福祉の理念〜その概念と課題」『はじめて地域福祉の担当になった方のために』神奈川県、1頁~20頁

・ 2009年2月「社会福祉における地方分権化と地域福祉計画」「地域における福祉サービスの評価方法と実際 第1節 福祉サービスの評価と必要性の考え方」「第2節福祉サービスの評価のシステム」『地域福祉の理論と方法』中央法規  71頁~81頁、259頁~267頁

・ 2009年2月『はじめて地域福祉の担当になった方のために』「地域福祉の理念〜その概念と課題」神奈川県、1頁〜20頁

【その他】

・ 2008年11月「社会福祉教育力を耕す・鍛える—–社会福祉専門職養成の基盤強化のために・社会福祉士養成教育の立場から」(シンポジウム)『2006年度全国社会福祉教育セミナー報告書』日本社会福祉学校連盟・日本社会福祉士養成校協会・日本精神保健福祉士養成校協会64頁〜69頁

・ 2009年2月『月刊福祉』「ほんだな」p.106 阿部志郎・河幹夫著『人と人間—福祉の心と哲学の道』

【講演・発表】

「福祉職員生涯研修課程」指導者養成研修会(中央福祉学院)、青山学院礼拝、東京ソーシャルワーカー協会「福祉労働環境をめぐって」、浦和ルーテル学院宗教改革記念礼拝、全国社会福祉教育セミナーシンポジウム「社会福祉専門職の職域拡大・待遇改善と社会福祉教育—いかに危機をのりこえるか」(コーディネーター)、市町村社協管理職員研修会(中央福祉学院)、宮崎県社協、島根県、世田谷区、福井県、小石川教会、福岡西教会、市ヶ谷教会、

2009年度

【著書・論文・単著】

・ 2009年5月『知の福祉力』人間と歴史社

(書評:阿部志郎先生「ほんだな」『月刊福祉2009年8月号』全社協p.100、岡本榮一先生「書評」『キリスト教社会福祉学研究第42号』日本キリスト教社会福祉学会  135頁~136頁、「葉祥明オフィシャルブログ2010年3月3日」、「福祉堂書店」『社会福祉セミナー2010年4月〜7月号』NHK出版  135頁、福祉新聞2009年)

・ 2009年5月「私たちが目指す地域福祉の姿と社協の役割」『市区町村社会福祉協議会基幹職員研修会共通テキスト』全社協100頁~117頁

・ 2009年9月「困難と希望と」『100周年・ルーテル学院百年の歴史』ルーテル学院、147頁~158頁

・ 2010年1月「地域の福祉力を高めるものは何か」 166頁~167頁、「今、なぜコミュニティを考えるのか」『現代の社会福祉100の論点』<月刊福祉100周年記念増刊号>全社協

・ 2009年9月・2010年12月・3月『まごころ』日本ケアシステム「コミュニティの再生〜虚像と実像」「地域の福祉力ー子どもたち一人ひとりの「縦軸の育ち」の場となる力」「バリアフリーのまちづくり、共生のまちづくりをすすめる力」

【その他】

・ 2009年8月「第2部第1章ルーテルの学校教育(座談会)」85頁〜115頁、綱春子氏と共著「エーネ・パウラス宣教師の働き<愛の実践>」231頁〜236頁、加筆「みどり幼稚園」、加筆「岐阜ルーテル幼稚園」、加筆「愛児園」、「編集後記」 434頁〜441頁るうてる法人会連合編著『キリストの愛を伝え共に成長するー未来を愛する 希望を生きる』リトン

・ (書評)平野隆之著『地域福祉推進の理論と方法』有斐閣『コミュニティ ソーシャル ワーク4号』 90頁地域福祉研究所

・ 「特集社会福祉士国家試験の講評—現場での判断力が問われる」『福祉新聞』2009年10月5 日 3頁

・ 福祉新聞、「過去の意味が変わる」前川隆一『信じるヒント5』2010年1月一粒社 66頁~67頁

・ 「地域福祉推進フォーラム」宮崎日日新聞2月23日

・ 「一人では生きられない」『贈る言葉』九州学院高等学校3月1日

・ 長野県トップセミナー「これからの社会福祉協議会の役割とトップマネジメント」『福祉だより信州』2010年3月 2頁〜4頁

・ 分科会報告「サロン発!元気・いきがいづくり」『第18回全国ボランティアフェスティバルえひめ報告書』3月 24頁

・ 「ソーシャルワーク実践セミナー」宮崎日日新聞3月14日

【講演・発表】

『神奈川県地域福祉推進セミナー「みんなが地域の主役」報告』『練馬パワーアップカレッジ学長記念講演会報告』『川崎区市民講演会報告』『全国民生児童委員講演報告』、福祉職員生涯研修課程指導者養成研修会・社会福祉主事研修会特別講義、広島県社会福祉大会講演、神奈川県社協ブロック研修会講演、東京都市町村職員研修会講演、全国市町村社協管理職研修、茨城県社会福祉法人管理・代表者研修会等

保谷教会、合志教会、大宮シオン教会、知多教会

2010年

【著書・論文・単著】

・ 2010年5月1日「私たちが目指す地域福祉の姿と社協の役割」(既原稿を校正)『基幹社協研修—共通テキスト』全国社会福祉協議会、2頁~22頁

・ 7月1日「介護予防と地域づくり・まちづくり」『社会保障法・福祉と労働法の新展開<佐藤進先生追悼論文集>』信山社、313頁~338頁

・ 8月1日「社会福祉の使命を問う<生きていく>明日を支える」『信徒の友』2010年9月号、教団出版 20頁~23頁

・ 2010年10月1日「市民型アソシエーションと地域型コミュニティ組織」73頁~79頁「地域福祉サービスの経営」139頁~144頁「終章 地域福祉の新たな地平」295頁~305頁、共編著『地域福祉の理論と方法』ミネルヴァ書房

・4月1日、6月1日、10月1日、2011年1月1日「日本ケアシステムへの3つの期待」2頁~6頁「<まごころ>の意味——全国大会<主催者:塩釜センター、場所:東松島>をふりかえって」2頁~6頁、「地域の生活課題に協働して取り組む力——イギリスから学ぶ」2頁~6頁、「サービス利用者の自立した生活を支え、自己実現の機会を提供する力」2頁~6頁『まごころ』全国まごころネットワーク

・ 2011年3月1日「(1)福祉職の現状分析」『福祉職・介護職の人材育成に向けて(イノベーション)』日本学術会議社会学委員会福祉職・介護職人材育成分科会、2頁~7頁

【その他】

・ 2010年9月(ほんだな)貝ノ瀬滋著『小・中一貫コミュニティ・スクールのつくりかたー三鷹市教育長の挑戦』『月刊福祉』全国社会福祉協議会出版部、96頁

・ 2010年12月(ほんだな)藤田孝典・金子充編著『反貧困のソーシャルワーク実践——NPO「ほっとぽっと」の挑戦』『月刊福祉』全国社会福祉協議会出版部、96頁

・ 2011年3月「左近潔先生説教集解題」『説教黙想アレテリア72』教団出版、89頁

【講演・発表】

福島県生涯研修講師スキルアップ研修「~福祉を取り巻く環境と福祉人材養成の意義~」、生涯学習指導者研修(ワークショップを含む)全国社会福祉生涯学習指導者研修、全国社会福祉協議会、東京都特別区市町村職員研修会、「これからの地域福祉のあり方について」「地域福祉推進における行政と住民の協働の意味と実践に向けて」長野県社会福祉トップセミナー講演・シンポジウム、宮城県市町村社協会長・事務局長会議、東京都民生委員協議会(会長研修)、青森県三戸郡60周年記念大会、「民力による社会問題への挑戦」全国ボランティアフェスティバルひろしま<基調シンポジウム『報告書』2 、山形県市町村社協トップセミナー、熊本県社会福祉経営者協議会研修会、熊本県社会福祉士協会、神奈川県地域福祉担当新任職員研修、「都市部における新たな生活・福祉課題と支援活動」、第79回全国民生委員児童委員大会全国社会福祉協議会『ひろば』3頁、世田谷区地域福祉推進大会、全国民生委員指導者研修会、全国市町村社協基幹職員研修、全国社会福祉協議会地域福祉部、茨城県社会福祉法人指導的職員研修、「地域福祉実践とNPOのマネジメント」「これからの地域福祉の経営・運営」長野県地域福祉コーディネーター(ワーカー)養成研修、和歌山市民生児童委員大会、和歌山市民生児童委員大会、京都市社会福祉大会、

日吉教会、静岡教会、室園教会、広島教会

2011年度

【著書・論文・単著】

・ 2011年7月・8月「福祉の原点をひもとくー民生委員・児童委員①②」『月刊福祉』全社協、88頁〜89頁、84頁〜85頁

・ 2011年8月「教育の原点は何か—約30年、大学教育に携わって思うこと」『消防研修』総務省消防庁消防大学校、215頁~226頁

・ 2012年1月「日本キリスト教社会福祉学会の新たなミッション―希望の光を灯す群れとして―」『キリスト教社会福祉学第44号』日本キリスト教社会福祉学会、2頁〜3頁

・ 2012年2月「地域の福祉力を高めるものは何か」『月刊福祉増刊号<現代の社会福祉-100の論点>』全国社会福祉協議会

・ 2012年3月「社会福祉の明日をつくる社会福祉教育—社会福祉の危機を越えて」 川池智子編 『社会福祉の新潮流①新・社会福祉論-基本と事例』学文社

【著書・論文・共著】

・ 2011年9月『提言 福祉職・介護職の専門性の向上と社会的待遇の改善に向けて』日本学術会議社会学委員会福祉職・介護職育成分科会、23頁

【その他】

・ 2011年9月「これからの地域コミュニティと地域福祉を考える〜地域課題を解決するための仕組みづくり」『武蔵野市健康福祉計画策定シンポジウム報告書』武蔵野市、1頁~31頁

・ 2011年10月「今、社会福祉に求められていること」(第88回創立記念会役職員研修会基調講演)  『ベタニアホームだよりNo.99』ベタニアホーム  3頁~7頁

・ 2011年10月「会長挨拶」『キリスト教社会福祉学会通信85号』 1頁

・ 2011年12月「“共に歩む”ボランティア活動が目指すもの」(創立記念講演) 『彰栄』彰栄学園 1頁

・ 2011年10月「会長挨拶」『キリスト教社会福祉学会通信85号』1頁

【講演・発表】

・聖望学園入学式挨拶、彰栄保育専門学校創立記念講演・奈多愛育園60周年記念講演・長野県地域福祉コーディネーター研修・静岡県福祉職員研修者研修・全国市町村社会福祉協議会管理職研修基調講演・群馬県社会福祉協議会市町村社協管理職講演・全国民生委員・児童委員全国大会コーディネーター・神奈川県地域福祉コーディネーター研修基調講演・東京都社協区市町村社協テーマ別情報交換会講演(地域福祉活動計画)・全国生活福祉資金担当者会議講演「生活福祉資金の今日的意義」・家裁調査官講義「社会福祉論」(新人)「ソーシャルワーク」・都道府県社協生涯学習インストラクター研修・特別区高齢者担当職員研修「高齢者福祉」等

新潟のぞみ教会・加茂川教会・津田沼教会・唐津教会

2012年度

【著書・論文・単著】

・ 2013年4月1日「地域の福祉力」『NHKテキスト社会福祉セミナー(4月~7月)』 32頁~47頁、NHK出版

【著書・論文・共著】

・ 2013年3月日本学術会議社会学委員会社会福祉学分科会『災害に対する社会福祉の役割—東日本大震災への対応を含めて』(提言)分担執筆

【その他】

・ 2012年7月 「卒業生のブランド化をめざす」『熊本日日新聞』

・ 2012年8月1日「私がすすめる福祉の本 阿部志郎著『福祉の哲学』」『NHKテキスト社会福祉セミナー(8月~11月)』34頁~37頁、NHK出版

・ 2012年9月「地域の絆を結ぶ社協をめざして」(市区町村社協会長・常務理事・事務局長研修会)『ふくおかのふくし』11頁福岡県社協

・ 2012年9月1日「アンダスタンド(understand)下に気持ちが大事」『おとずれ』7頁横浜市瀬谷区民児協

・ 2012年11月基調講演「今こそ発揮!社協の“総合力”〜社協の“総合力”を発揮するための挑戦〜」平成24年度東海北陸ブロック市区町村社協職員研究集会報告書  7頁~8頁

・ 2012年12・1月「地域福祉をめぐる情勢とこれからの宮城県内の社協の役割とは〜今後の地域福祉活動と地域福祉活動計画策定について〜」『福祉みやぎ』 2頁〜3頁宮城県社協

・ 2013年1月「第53回大会特集〜まとめ〜キリスト教社会福祉実践の使命」『キリスト教社会福祉学研究』 125頁〜126頁、日本キリスト教社会福祉学会

・ 2013年1月「専門家に聞く地域づくりのヒントー将来に向かって、ともに歩むアドバイザー」『月刊地域支え合い情報 8頁全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)

・ 2013年1月「活動交流集会③高齢者等の孤立・孤独防止活動の推進〜課題の深刻化を防ぐ見守り・訪問支援活動のための関係機関・団体との連携・協働」『全国民生委員・児童委員大会報告書』6頁〜7頁

・ 2012年2月「ルーテルのミッション〜「おめでとう」で始まり「ありがとう」で終わる人生」『シャロンの花だより』82号、東教区女性会

・ 2013年2月「唐津市ボランティアのつどい」唐津放送放映

・ 2013年3月「地域包括ケアの現実と課題〜ホームヘルプ事業はどうあるべきか」『ヘルパーネットワーク』2頁~7頁全社協全国ホームヘルパー協議会

・ 2013年3月12日「民生委員が研修会」『富山新聞』21頁

・ 2013年3月12日「関係機関と連携を」『北日本新聞』23頁

・ 長野県小地域における地域支え合い体制づくり研究委員会委員長『報告書・DVD』

【講演・発表】

聖望学園入学式挨拶、社会福祉職員生涯学習指導者研修基調講演、東京都高齢者福祉施設管理者研修基調講演「高齢者健康福祉計画」、長野県社協管理職研修、特別区職員研修「高齢者福祉」、長野県地域福祉コーディネーター研修、家裁調査官授業「社会福祉」、社会福祉協議会東海北陸ブロック研究集会講演、山口県社協トップセミナー、全国市町村社会福祉協議会管理職研修基調講演、全国ボランティアフェスティバル「ふれあいいきいきサロン」、全国民生委員大会分科会、十字の園職員研修、神奈川県地域福祉コーディネーター研修講義、社会福祉医療機構「被災地における民間福祉活動を考える」、長崎県民生児童委員大会講演、川崎市、宮崎県、社会福祉士養成校協会中四国ブロック研修集会基調講演、全社協ホームヘルパー研修、全社協児童福祉管理職研修「社会的養護」、都社協「社会福祉施設役職員育成支援プロジェクト」研修、日本児童養護実践学会、岩手県民生児童委員協議会会長・副会長研修会講演、茨城県社協トップセミナー

唐津教会、飯能教会、帯広教会、宇部教会、清水教会、広島教会、東教区女性会、板橋教会

【学会・教育団体等】

・ 日本キリスト教社会福祉学会副会長(2004年より2008年6月まで)

・ 日本キリスト教社会福祉学会会長(2012年より現在に至る)

・ 日本社会福祉士養成校協会副会長(2004年より現在に至る)

・ 日本社会福祉士養成校協会全国社会福祉士模擬試験実行委員長(2007年より現在に至る)

・ 日本精神保健福祉士養成校協会理事(2009年より現在に至る)

・ 日本社会福祉学会理事(2007年より2012年6月まで)

・ 日本社会福祉学会査読委員(2004年より現在に至る)

・ 日本地域福祉学会理事(大会担当理事:2004年より2008年6月まで、2011年より現在に至る)

・ 日本学術会議社会保障・社会福祉研究連絡委員会幹事補佐(2004年・2005年)

・ 日本学術会議連携会員(2006年より現在に至る)・社会学委員会福祉系大学院あり方委員会委員・福祉職介護職育成分科会委員等

・ 大学基準協会特色GP審査委員(2006年・2007年)

・ 認定社会福祉士認証・認定機構理事・研修認証委員会委員長(2011年より現在に至る)

・ 福祉系大学経営者協議会監事(2010年より現在に至る)

・ 21世紀キリスト教社会福祉実践会議委員(2004年より現在に至る)

・ 三鷹ネットワーク大学副理事長(2005年より現在に至る)

・ 日本聖書協会評議員選定委員会委員(2011年)

・ 愛恵福祉支援財団評議員(2011年より現在に至る)

・ 日本社会事業大学専門職大学院第3者評価委員2008

・ 日本社会事業大学の変革と発展に関する検討委員会委員(2011年・2012年)

【法人関係】

・ 学校法人九州ルーテル学院理事・評議員(2004年より現在に至る)

・ 学校法人浦和ルーテル学院評議員(2004年より現在に至る)

・ 社会福祉法人東京老人ホーム理事・評議員(2004年より2012年7月)

・ 社会福祉法人オンリーワン評議員(2010年より2012年)

・ るうてる法人会連合人材養成委員会委員長

【その他の学外活動】

・ 家庭裁判所調査官補採用Ⅰ種試験第一次試験専門試験(記述式)問題作成者(2009年より現在に至る)

・ 石巻市社協地域福祉活動計画作業部会アドバイザー『第2次石巻市社協地域福祉活動計画』(2012年)

・ 三鷹市健康福祉審議会副会長(2004年より現在に至る)

・ 三鷹市社会福祉協議会副会長(2004年より現在に至る)

・ 三鷹市地域福祉活動計画検討委員長(2006年)

・ 小金井市介護保険運営委員会・小金井市高齢者保健福祉計画策定委員会委員長(2006年より2012年)

・ 小金井市地域包括支援センターの運営に関する専門委員会委員(2008年より2012年)

・ 小金井市地域福祉計画策定委員会委員長(2004年)

・ 小金井市社会福祉協議会地域福祉活動計画策定委員長(2006年より2008年)

・ 武蔵野市健康福祉総合計画策定委員会委員長、地域福祉計画部会部会長(2008年より現在に至る)

・ 武蔵野市高齢者保健福祉サービス評価システム検討委員会副委員長(2004年)

・ 武蔵野市地域福祉計画策定委員会委員長(2005年)

・ 武蔵野市福祉総合計画策定委員会評価委員会委員長(2006年より2008年)

・ 武蔵野市地域福祉計画に関する調査委員会委員長(2010年)

・ 西東京市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定委員会委員長(2007年より現在に至る)

・ 西東京市の民生委員推薦のあり方に関する検討委員会委員長(2009年)

・ 練馬区地域福祉パワーアップカレッジ学長(2007年より現在に至る)

・ 練馬区介護保険事業計画策定委員会委員長・練馬区高齢者保健福祉懇談会会長(2011年より現在に至る)

・ 練馬区地域福祉パワーアップカレッジ検討委員会委員長「(仮称)地域福祉パワーアップカレッジの方向性について報告書」(2006年)

・ ねりま区民大学のあり方懇談会座長(2011年)

・ ほほえみサポートちよだ:ちよだ福祉サービス利用援助センター運営委員会委員長(2004年より現在に至る)

・ 世田谷区「地域支えあい活動助成事業」審査委員長(2004年より2012年)

・ 世田谷区共同募金配分委員会委員長(2011年より現在に至る)

・ 世田谷区基本計画審議会委員(2004年3月まで社会福祉担当)

・ 世田谷区指定事業者選定委員(2005年)

・ 世田谷区社会福祉協議会地域福祉活動計画策定委員会委員長(2008年・2009年)

・ 第3次調布市地域福祉活動計画策定委員会アドバイザー『いきいき調布21プラン〜いつまでも住みつづけたいと思うまちづくりを目指して』

・ 川崎市市民アカデミー(財団法人)研修コーディネーター(2004年)

・ 長野市社会福祉協議会地域福祉活動計画評価委員会委員長(2004年より2011年)

・ 神奈川県社会福祉審議会会長、地域福祉推進部会会長(2010年より現在に至る)

・ 横浜保護司選考会委員(2010年より現在に至る)

・ 神奈川県高齢者保健福祉計画評価・推進等委員会委員長(2007年より現在に至る)

・ 神奈川県社会福祉審議会副会長・社会福祉専門分科会会長・地域福祉推進部会会長(2004年より2009年)

・ 宮崎県地域福祉評価事業検討委員会委員長(2004年・2005年)

・ 宮崎県社会福祉協議会山間過疎地における福祉のあり方研究委員会委員長(2005年)

・ 長野県小地域における地域支え合い体制づくり研究委員会委員長(2012年)

・ 長野県社会福祉協議会総合企画部会会長(2004年)

・ 長野県「福祉NPO・ボランティア活動支援事業」審査委員長(2004年・2005年)

・ 長野県「認知症地域支援体制構築等推進事業」推進会議委員(2007年より2009年)

・ 東京都社会福祉協議会総合企画委員会委員長・東京都社協理事(2012年より)

・ 東京都老人保健福祉計画策定委員会委員長(2008より2011年)

・ 東京における共同募金のあり方検討会委員長(東京都共同募金会)(2007年・2008年)

・ 全国社会福祉協議会民生委員・児童委員研修のあり方に関する検討委員会委員長(2011年より現在に至る)

・ 全社協中央福祉学院研修運営委員会委員長(2009年より2012年)

・ 全社協地域福祉型福祉サービス検討委員会委員長(2005年)

・ 全社協『月刊福祉』編集委員(2004年より2007年)

・ 全社協社会福祉生涯学習プログラム委員会委員(作業委員兼任)

・ 全社協市町村社協管理職員研修プログラム検討委員会委員

・厚生労働省介護予防事業に係る市町村介護保険事業計画に関する研究委員会委員(2005年)

2012年前期卒業式メッセージ

「おめでとう」ではじまり、「ありがとう」で終わる人生を

聖書「わたしの目にあなたは価高く 貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ43:4)
 「わたしの目にあなたは価高く 貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ43:4)という聖句は、2007年の入学式に用いました。 この時代とは、大国の世界制覇が始まり、抵抗する者は皆殺しにされ、町や村は破壊し尽くされ、その指導者層は捕虜とされました。当時のイスラエルは、存在の危機に直面するのでした。自分自身の傲慢な心、頭を垂れようとしない生き方が、自由と財産を失い囚われの暗黒時代をもたらした原因であると言われています。
 その過酷な現実にあって、(P.D.ハンソン・北博訳『現代聖書注解 イザヤ書40〜66章』1998年、p.102 〜111)「わたしの目にあなたは価高く 貴く わたしはあなたを愛し」と語られているのです。厳しい時にこそ、目に見える器でなく、大切な、本当のものが見えると私は思っています。希望を失い、自分の存在が脅かされた時に、もっとも純粋なかけがえのない愛が、約束として神からしめされたのです。そこに命の光があります。

 今、日本社会は、明日を見通せない不安の霧の中にあります。孤独死があとをたちません。子どもの命を奪うような虐待が行われている事実に、心を震わせ、目を覆いたくなる。また、知的障害児を育てていた母が急死し、子どもが餓死していたという事実が身近にあり、耳をふさぎたくなります。子どもは、誰もが祝福されていのちを与えられた。だからおめでとうと言う。この事実を見失ってはならないと思います。

 今日、この聖句に関わり、2つのことをお伝えします。一つは、「こうのとりのゆりかご」という熊本の働きです。新聞では、「あかちゃんポスト」とも書かれています。
 5年間で、保護した乳幼児は90人近い。そのうち県外が70%近い。
 相談件数は年々増加し、23年度は690件。年齢は20歳未満が16%、20歳台は40%で、約60%が30歳未満。理由は、不慮の妊娠。誰にも言えずに葛藤の中にあり、助けを求めている。これは、事実です。
 慈恵病院は、1898年、カトリック宣教師J.M.コール神父と5名の修道女により慈恵診療所開設されました。理事長の蓮田先生は言われます。「神様から授かった尊い生命を、何とかして助けることができなかったのか?赤ちゃんを生んだ母親もまた救うことができたのではなかろうか?捨てるという事は子供の命をなくす事につながりかねません。しかし安全なところに預けるという行為はわが子を助けたいという母親の切なる気持ちがそこにはあるのではないでしょうか。その事は将来その子が自分の親が養親であるという事を知り、悩むことがあればその時、「あなたのお母さんは、あなたの命を助けてもらいたいという深い愛情の元に、私達に命を託されたのです。 決してあなたを粗末にした訳ではありません。そして、縁があって今のご両親に育てられたのです。」といってあげたいのです。
「こうのとりゆりかご」の働きには、批判もあります。親が安易に子どもを産むという批判。しかし、たくさんのあかちゃんが捨てられている。性はいのちと関わりがあることを、切に考えなければならない。どの人も、祝福されていのちを与えられた。この事実を見逃せずに、駆け寄っていく人がいるのです。それは、イエス・キリストです。この働きは、ドイツで拡大しています。私は、再度申し上げたい。だれもが、神様から祝福されて命を与えられている。だから、言い続けたいのです。「おめでとう」と。

 では、与えられた命の光を、どのように輝かし続けるか、これが2番目の課題です。
 最近、「奇跡の一本松」のニュースをお聞きになった方々も多いと思います。
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市の有名な「高田松原」は、津波に襲われ、7万本の松の中で「奇跡の一本松」が残りました。ちなみに、高田松原は、明治、昭和期に3度の津波に襲われたので、この松は4度目の試練にも耐えたということになります。
 周りは、瓦礫の山。電気も水もない生活に置かれた人々にとって、それは生きる希望となり、感謝の象徴となったのでした。ある意味で、家族、家や財産を失った被災者の方々の境遇と、この「一本松」の姿が、重なったと思います。

 海水をかぶり、津波に押し流された漂流物で傷つけられながら、また地盤沈下により冠水し、さらに一本故に遮るものなく、直射日光を浴び、昨年7月には芽生えた新芽を9月には枯らし、10月には根腐れしていることがわかったのでした。しかし、今、この「一本松」から18本の苗ができ、被災から1年半たった9月11日に、たくさんの被災者から感謝を受け、翌日、切り倒されました。

 今、被災地の人々は、新たな試練を迎えています。
 自分たちで、コミュニティを再建しようとする動きが確実に生まれており、この地道な歩みと足を揃えることが、今、本当に求められていると思います。
 しかし、復興の青写真が描かれず、将来を見いだせず、また生活のために、被災地を離れていく方々も多くなっているのです。被災者に違いが出てきています。昨年の3月11日、1年を迎えた時、明日への希望を自ら描くことができにくい高齢の方々の不安が強く出されています。人生の終わりになって、友人を失う、役割を失う、身体的機能の低下。しかし、子どもを失い、孫を失い、たくさんの友人を失う。住むところも、思い出の写真も、家具も流され、残さ
そして冬は厳しい、確かに寒い。底冷えする。何度か仙台や石巻に行きましたが、冬は、いつも体が冷え切り、回復に数日かかります。

 私たちは、象徴的な「奇跡の一本杉」になることは、できない。望むこと自体が無理。しかし、被災地支援は、0か100ではない。1から99までの働きがある。今、それぞれの生活の場で、互いに支えあい、生きていくことが大切な時期になっています。その延長線上に被災地支援がある。

聖句に戻ります。「わたしの目にあなたは価高く 貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」聖句に示された神の言葉を信頼し、愛されているという確信をもって、軽々しい言葉ではなく、共にいる存在として、そこに身を置く意味があると思っています。

 今日、卒業する諸君には、すべての命が、神から祝福されて与えられたこということをわすれないでほしい。だれ一人として、神様から祝福されない命はないという真実に立ってほしい。誕生日には「おめでとう」と言います。まさに、「おめでとう」なのです。そして、人生の最後にあって、世話になった人に「ありがとう」と言う。「おめでとう」に始まり、「ありがとう」で終わる人生を大切にしたい。その言葉を、それぞれの働く場で、語り続けてほしいのです。

 卒業、おめでとう。これからもよろしく。

2012年度入学式メッセージ

ご入学おめでとうございます。入学される方々に、学生生活を通して学んでいただきたいことを申し上げたいと思います。

聖書には、「善きサマリア人」の譬えが語られています。旅人が追いはぎに襲われ、服をはぎ取られ、殴りつけられました。多くの通行人は、倒れている旅人の姿を見て、道の向こう側を通って去っていきました。しかしサマリア人は、倒れている旅人に近寄って傷に油とぶどう酒をつけ包帯をし、泊まる場所を確保し、介抱しました。

このようなサマリア人の行動は、広がってきたボランティア活動の原点であると思います。人のために何かをしたいという気持ちがつながりあって、絆を生み出し、その絆がコミュニティを再生させる。コミュニティの力が、未来の社会を切り開いて行く。インドで貧しい人たちのために働いたマザーテレサは、「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」と言いました。もし人が苦しんでいる姿に目を背け、無関心であるなら、その苦しみは決して終わることはなく、連鎖となって広がっていく。私は、自分が、苦しみに直面した時に、その苦しみを受け止め、笑顔に代えてくれた親族、友人、教師のことを思い出します。

住民の生活を支える仕事をしながら、このような「ささやかな絆」が、「皆の笑顔」が、日本ではだんだん消えていくことを心配していた私は、昨年の東日本大震災を経験し、驚きました。全国各地から被災地に届く緊急物資、寄付金、祈り、メッセージ、そして駆けつける人々。家族や財産を失い、ただ呆然と立ち尽くす方々の姿を見て、いてもたってもいられない自分が、たくさんの人々がいるのでした。

東日本大震災から1年と数ヶ月を経て、私たちは、多くの体験をしました。原発の被害、孤立と貧困の広がり等々に直面し、明日が見えない。だからこそ、原点に戻り、私たちの生活の場に、「ささやかな絆」と「皆の笑顔」を取り戻すのです。被災地では、生活の場であるコミュニティを再建しようとする動きが確実に生まれています。自然の猛威にあっても、心に火を灯し、明日を目指して生きている方々と共に歩みたい。ボランティア活動を手話では、「共に歩む」と表します。

私は、今、3つのことが大切だと思っています。

第1は、今、自分にできることをすること。「現地に行って、支援のために働くことができないので、心が痛む」と良く言われます。しかし、ボランティアとは、「一か百か」ではない。たとえば、1か100かの2つの選択肢ではなく、その間には、98通りの働きがあるのです。

第2は、相手を理解する謙虚さと、相手を理解する力、関わっている方々と共に歩む力を養うこと。相手を知らなければ共に歩むことはできない。個々の状態も違うのであり、必要とされていることを判断する力が求められる。そして“May I help you?”というイギリスで日常的に使われる言葉がボランティア活動の原点だと思っています。自ら申し出ますが、判断を相手に委ねるのです。

第3は、続けることです。被災なさった方の悲しみは、深い。そして、決して消えない。でも、私は思っています。天国におられる方々は、今、生きておられる方々の悲しい顔を望んでいないと。だから、被災しているといないとに関わらず、私たちが共にいること、明日があることを、様々な働きを通して届け続けていくことが大切です。

私は、様々な講演の場で、いつも「被災地の復興は私たちの未来。それは、笑顔の連鎖、絆の再生である」と申し上げます。今、日本全国で、世界で、様々な悲劇が生まれている。戦争は憎しみを残し、憎しみに連鎖がさらなる紛争を生み出す。私たちが生活する場でも、日々孤独な死や、大切な子どもの命が奪われていく。そのあまりにも悲しい現実に立ち、共にコミュニティの復興を図っていくこと。

繰り返しになりますが、それぞれが、精一杯、自分らしく生きていきたいという思いを受けとめ、一人だけで抱えきれない解決困難な事実を一人で解決する必要はないということを伝え続ける人が、今必要とされています。「共にいる」人の存在を知ることによって、その人は今を歩き始めることができる。そして、その人の明日が見えてくる。また、今を生きることによって、その人の過去の事実は変わらなくとも、過去の意味が変わるのです。過去の事実が変わらなくとも、その意味が劇的に変わるのです。

サマリア人の行いを示し、「行って、あなたも同じようにしなさい」と言われたイエスの御言葉を、入学される方々と、一緒に学びたいと思います。

2011年度 卒業式メッセージ

2011年度3月卒業式

「いのち」 

聖句:ヨハネ13章3節〜5節「イエスは、父がすべてを御自分の手にゆだねられたこと、また、御自分が神のもとから来て、神のもとに帰ろうとしていることを悟り、食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまった手ぬぐいでふき始めた。」

1)鉱山労働者の救い

「私たち33人は、待避所で無事にいます」

 現地時間2010年8月5日にチリ共和国のサンホセ鉱山で大きな落盤事故が発生しました。この鉱山は、地下に向かって螺旋状の一本道が掘られており、地下460メートルの地点で落盤が起こり、700メートルの地点で働く作業員33名が閉じ込められました。3メートル近くまで大量の土砂が押し寄せたと聞きます。その後、再度の落盤があり、坑道は暗闇に包まれました。その地域は事故が多いく、生存は絶望視され、鉱山落盤事故は大きく取り上げられませんでした。

 しかし、救助隊は、確認のため、700メートルの地点にある避難所まで直径8センチのドリルで掘りました。そして、そのドリルを引き上げてみると、先端に赤い字で書かれた紙が貼られ、そこに、「私たち33人は、待避所で無事にいます」と書かれていました。事故後18日たって始めて生存が確認されました。後は、連日テレビに映し出されていましたので、ご存じだと思います。

 さて、私たちは、送られてくる「いのち」のメッセージを、見逃していないでしょうか。心を開き、見ていないと、「いのち」のメッセージを見逃してしまいます。今、私たち自身の生き方そのものが問われているのです。

2)イエスが示した「いのち」を大切にした生き方

 今日の聖句には、こう書かれています。

「イエスは、父がすべてを御自分の手にゆだねられたこと、また、御自分が神のもとから来て、神のもとに帰ろうとしていることを悟り、食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐいでふき始めた。」 

 祝宴で客の足を洗うことは、奴隷のつとめでした。(バークレー184) 当然舗装されていない道は、雨には泥んこになり、また夏には乾燥してほこりだらけになります。その道を、2,3本のひもで結びつけられた簡単な底革でできている「履物」を履いて人々は歩きます。ですから、足を洗わずに家の中に入ると、家が汚れてします。家の戸口には水がめが用意され、召使いが水差しとタオルをもって、足を洗っていました。

 その召使いの役割を、なぜイエスが果たされたか。神学者のバークレーは、言います。食卓を囲む、イエスの小さな群れには召使いがいなかった。イエスはそれを見抜かれた。私たちに、イエスの役割を担う者を求めた。社会にあって、跪いて人の足を洗う人の役割を求めたのです。腰にタオルをつけ、弟子たちの足下に膝をついている神のみ子の姿を思い、バークレーは、イエスを「仕える王者」(バークレー185-7)と言います。

 謙虚さを持って、ひざまずき、「いのち」を仰ぎ見る。そこから、それぞれの「いのち」への尊敬が生まれるのです。

3)日本が置かれている状況

 そのような事故を目のあたりにて数ヶ月後の2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。学長室で会議していた私も、長く続く大きな横揺れに驚き、中庭に出ました。そして、経験のしたことのない大地震と、連続する余震、混乱する社会状況に直面して、私はしばらく中庭の椅子に座り、今、どのような対応をすべきか神に問いかけていました。 

 自然の驚異に私たちは、しばらく、ただ呆然と立ち尽くすのみでした。では、私たちは、自然の前に、希望を投げ捨てるのでしょうか。

 私は、被災地を訪問し、何人もの友人たちに会いました。まだ瓦礫が片付かず、生活の拠点を失った方々の生活の場が築かれていない現実、支援が遅れている現状を何度も見てきました。しかし、自分たちで、コミュニティを再建しようとする動きが確実に生まれていることを知りました。自然の猛威にあっても、心に火を灯し、明日を目指して生きている「いのち」を、共に大切にしたいと思っています。復旧に三年、復興にさらに三年と言われています。被災地で生まれた「希望の光」、輝く「いのち」と共に歩みたい。

4)今、「いのち」の意味が問われている

 では、「いのち」とは、なんでしょうか。

① 「いのち」とは、明日への希望を生み出すもの

 私は、第1に、「いのち」とは、生きることそのものであり、明日への希望を生み出すものだと確信しています。

 被災地の状況に直面し、たくさんの物資が現地に届けられました。日本全国から、世界から、たくさんの支援が届きました。

 また、高校生が歌う歌が、心を打ちました。仙台市立八軒(はちけん)中学校吹奏合唱部が「あすという日が」という歌を歌いました。これは、全国大会で歌う予定でしたが、震災を理由に辞退し、避難場所で歌ったことから、たくさんの声になりました。盛岡市立北陵中学校吹奏部は、手話を加えました。今でも、その時の感動を私は覚えていますし、全国各地で歌い続けられています。

「あすという日が」 作詞 山本 瓔子  作曲 八木澤 教司

大空を 見上げて ごらん   あの 枝を 見上げて ごらん

青空に 手をのばす 細い枝  大きな 木の実を ささえてる

いま 生きて いること    いっしょうけんめい 生きること

なんて なんて すばらしい  あすと いう日が あるかぎり しあわせを 信じて      あすと いう日が あるかぎり しあわせを 信じて

あの道を 見つめて ごらん  あの草を 見つめて ごらん

ふまれても なおのびる 道の草 ふまれた あとから 芽ぶいてる

いま 生きて いること いっしょうけんめい 生きること

なんて なんて すばらしい  あすと いう日が くるかぎり 自分を 信じて

あすと いう日が くるかぎり 自分を 信じて

それぞれの「いのち」が希望を生み出し、輝いているのです。

② 「いのち」とは、共に輝くもの

 私は、第2に、「いのち」とは、共に輝くものであると思います。悲しみも、喜びも、それぞれの「いのち」から生み出される。

 2005年に福音ルーテル教会の12歳から18歳までのティーンズ72名が集まり、まとめた詩集『「いのち」の詩』を見て、感動する詩がいくつもありました。名前が書かれていませんでしたが、それから一つを紹介します。

「いつも励ましてくれる人がいる

 いつも勇気づけてくれる人がいる

 いつも笑わせてくれる人がいる

 いつも楽しませてくれる人がいる

 一緒に泣いたり助け合ったり・・・ だからお互いを大切に」

 その詩から、いのちが共に躍動していることがわかります。共に輝いているのです。

 一つひとつの「いのち」に敬意を表していくことから、希望が、未来が生まれます。「いのち」のメッセージを謙虚に受けとめるために、日々の生活の中で、ひざまずきたい。 

5)祝いのメッセージ

 今日の聖句は、「いのち」の源であるイエスが跪いて下さる。

 ここに連なる私たちは、ルーテル学院での生活を通して、イエスがおられる食卓を囲んできた。そして、「いのち」の源であるイエスが、私たち一人ひとりの足を洗い、腰にまった手ぬぐいでふいておられる。

 私は、卒業する諸君と囲んだ食卓を誇りに思うし、イエスに足を洗っていただいていることに感謝し、イエスが示されたように、共に、「いのち」を大切にして、未来を切り開いていきたいと思っています。

 卒業、おめでとう。

村田欣造先生 旭日雙光章受章祝賀会

2011年11月5日(土曜日)、ハイアット リージェンシー東京において、三鷹市医師会長、東京都医師会理事等の責任を担われた村田欣造先生の旭日雙光章受章祝賀会が、盛大に執り行われた。先生のお人柄を象徴するように、300人近くの方々が集まり、心より、先生に感謝し、受章を祝福したのである。先生の人脈の広さは、会に参加されていた方々からもわかる。菅直人前総理も駆けつけられ、会場は盛り上がった。

私は、光栄にも、祝辞を述べる機会を与えられた。

「ルーテル学院大学学長市川一宏でございます。

村田先生、旭日雙光章(ぎょくじつそうこうしょう)受賞おめでとうございます。

本日、私は先生に、3つのお礼を申し上げたいと思います。

1つは、このようにたくさんの方々がおいでになり、私は、安心して食事ができました。私の隣は、主治医の野村先生ですし、またこれだけ多くの医療関係者の方々がおいでになり、私が仮に体調をくずしても、どなたかがケアして下さるので、安心して食事ができました。感謝です。

また第2の感謝は、先生が三鷹の医療と社会福祉を発展させて下さったことです。先生は、長く健康福祉審議会の委員長をして下さり、私は副委員長として、学ばさせていただきました。その後、会長が医師会の角田先生に交代し、副委員長として働かせていただいておりますことを感謝しております。特に、自立支援法、介護保険法等の実施に際して、三鷹でも多くの議論がありました。私が申し上げると角が立ちますが、先生が言われると「悟り」になる。その結果、いくつもの課題を解決することができました。本当に感謝しております。

そして第3に、先生は地域の医療と福祉に心を砕かれました。昭和62年、三鷹市医師会は、『難病 難病検診の意義とその役割』という報告書を有斐閣より刊行なさいました。そこで、先生は、こう言われています。「我々の周りには、いろいろな人々が懸命に生活をしている。元気な人ばかりではなく、老人もいれば、ねたきり、認知症、身体障害者、難病患者等がいらっしゃる。私共はこれらの在宅で一生懸命生きている人々をケアする必要があるのである」先生は、この使命をいつももって活動なさっておられました。先生のお働きによって、難病患者の方々、障害を持つ方々、高齢の方々等がどんなに救われたことか。私は、その方々の思いを含めて、先生に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

この3つの感謝を申し上げ、僭越ではございましたが、お祝いの言葉とさせていただきます。」

村田先生に感謝し、これからも先生の後ろ姿に見習いながら、地域に貢献していきたい。

2011年度入学式 「共に明日を拓く」

3月11日の東北関東大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、哀悼の意を表します。そして、愛する人々を失い、深い傷をおっておられるご家族やご友人の方々に、神様の癒しのみ手がさしのべられますことを、切に祈ります。

3月16日午前9時52分、公衆電話から私の携帯電話に連絡がはいりました。「先生、生きているから大丈夫。でも、被害は甚大で、復興はたいへんだと思います。でも、頑張っているから」という、それまで安否がわからなかった石巻の友人の声に、私はただただ、「良かった、良かった、本当に良かった」と繰り返すだけでした。今日は、東北関東大震災が起こって、3週間になりますが、今だ復興の道筋がなかなか見えません。

大震災が起こった時、私は学長室で打ち合わせをしていました。大きな揺れに驚き、中庭に飛び出した時、多くの学生たちが集まってきました。震度5弱の長い揺れに座り込みました。そして、その後のテレビに映る現地の被害に、大きな衝撃を受けました。さらに追い打ちをかける福島原発の事故、猛烈な寒波と食糧難、家族や友人を失った被災者が直面する現実に、私の心はかきむしられています。

今、生き方が問われています。大震災は、根こそぎ、圧倒的な力で、人々の命を奪っていきました。人を選ばず、一斉に奪っていったのです。しかし、原発の災害は、消費社会で何でも与えられ、消費してゴミを増やしてきた私たちが、見失っていたことを思い出させました。自然の恵みによって私たちが生きていること。食べ物は自然の実りであることです。このことを忘れてはならないと思います。

今、私は2つの光を見ています。
1つは、被災地で、明日に向かう歩みが始められてきたこと。避難場所の中で、助け合いの輪が広がっていました。中学生が食事をつくり、高齢者の世話をする。そして動くことができる高齢者自身も、食事づくりの輪に加わり、共に支え合っています。岩手県宮古市立第一中学校生徒会長は、「震災をマイナスととらえるのではなく、改めて感じた家族の大切さを忘れず、前向きに生きていきたい」と涙ながらに答辞を読みました。ある小学校の校長は、「みんな一人では生きていけません、避難所で生活して分かりました、助け合って生きるのです」と、大切な生徒を震災でなくされた悲しみの中で、言われました。
また、全国大会を辞退した、被災地の高校合唱部が避難所で「あすという日が」を歌いました。
「あすという日が」  作詞 山本 瓔子  作曲 八木澤 教司

あの道をみつめてごらん
あの草をみつめてごらん
ふまれても なおのびる道の草
ふまれたあとから芽吹いてる
今生きていること
一生懸命に生きること
なんてなんて すばらしい
明日という日がくるかぎり
幸せを信じて
明日という日がくるかぎり
幸せを信じて

私たちは、今、困難に直面する多くの人々の希望の光を絶やしてはいけない。被災地だけでなく、日本はこれから、大きな課題を背負って歩みます。解決に必要な時間は、1〜2年ではない。まさに10年、20年、30年かかるかもしれません。しかし、言うまでもなく、被災地の復興は、私たちの未来です。被災地の復興なくして、明日はないのです。被災地の復興という明日を見つめて、私たちは今を生きていくのです。大震災で亡くなった方々の思いを、そして希望を私たちの心に灯し、明日を拓いていく。そこに日本の明日があるのです。困難に直面する多くの人々の希望の光を絶やしてはいけないのです。

第2の光は、共に明日を拓く働きです。
私は、仕事で、宮古にも、石巻にも、女川にも、松島にも行ったことがあります。仙台で行なった宮城県の仕事は少なくありません。昨年、宮城県内の市町村社協の代表の方々とお会いして、創立を記念する福祉大会の講師をお引き受けしていました。かつて訪れ、共に過ごしたその地が、平穏な暮らしが、一瞬にして奪われてしまったことに言葉を失います。
しかし、私たちは、今、命を与えられているのです。その命を大切に、生きている者同士が支え合い、共に生きていくこと。これが私たちに与えられた使命です。

派遣された自衛隊、警官、消防士、そして全国から来られたボランティア団体、ボランティア、行政関係者、社会福祉関係者等のたくさんの方々が、直面する困難を乗り越えようと現地に集まってきています。兵庫県で水害にあった学校では、被災された人々を応援するために、精一杯、歌を歌いました、また阪神淡路大震災に被災した人々が、支援の募金に立ち上がっています。震災を体験した新潟県は、たくさんの避難場所を提供しました。ルーテル教会も、支援に入り、物資だけでなく、現地と協力して、人材を送り込していくことを計画しています。ルーテル学院も、NPO法人のチャイルドファンドと協働して、親を失った子どもをケアする人々を支援する冊子を近々現地に送る予定ですし、「災害後の悲嘆(グリーフ)の理解と対応」についてホームページに掲載しています。これらの、たくさんの方々の一つひとつの働きが、光です。圧倒的な被害の前に、まだまだ不十分であることは分かっています。だからこそ、これからも、ずっと、それらの光を合わせ、たいまつにし、歩んでいきたい。

さらに、春の高校野球において、阪神淡路大震災に生まれた選手の宣誓は、私たちを感動させました。「人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています」「生かされている命に感謝を込め、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。」と被災者に向けて宣誓をしました。

「お金を失うと生活の危機、大切な人やもの、誇りを失うと心の危機、希望を失うと存在の危機」と言います。まず、食料等の物資を届けることは急務です。さらに、親族を失い、働く場を失い、誇りを失い、心の痛みを抱えられない方々への健康や心の支援のために、医師や社会福祉士、精神保健福祉士や臨床心理士、看護師が現地に向かっています。今、私たちは、希望を見失ってはいけない。希望は、互いに支え合うことにより、強く輝きます。被災された人々の心に希望の火を灯すことができるように、一人で生きているのではないことを伝えたいのです。

ヨハネ15章12節には、「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これが私の掟である。」と書かれています。この聖句は、イエスが私たちを愛しくださったという事実から始まります。その愛ゆえに、説得力をもって語られたのです。「互いに愛し合いなさい。これが私の掟である。」と。この意味を、ルーテル学院での学びを通して、理解してほしいと思います。

そして、東門の前にある壁を見て下さい。そこには、ルターの言葉が書かれています。「自分のためでなく、隣人のために生きて、仕える生に神の祝福があるように」という本学のミッションに、今日、立ち返りたいと思います。

改めて、申し上げます。被災地の復興は私たちの未来です。入学する諸君には、ルーテル学院での日々の学生生活と通し、「何をしたいか」「何ができるか」そしてもっとも大切な「何が求められているか」を学んでいただきたい。

今日は、共に明日を拓いていくためにあるのです。たとえどんなに長い道のりでも、共に今日を一生懸命生きていくことによって、明日が拓かれるのです。

2011年度入学式を、「共に明日を拓く」ことを確認する時にしたいと思います。

入学おめでとうございます。

2011年4月1日
2011年度入学式

思い出記2003年度(旅日記)-2

小泉八雲の家

 熊本市内でラーメン店を探していると、小泉八雲が生活していた家にたどり着いた。ビルに囲まれた公園にある。静寂さと、背中にそっと吹きつけるような冷たい風を感じた。

車窓から

 日没は、明日への希望である。三重県の経営セミナーで話させていただき、帰りの新幹線から見えた夕日は、社会福祉施設の将来とともに、いやそれ以上に、利用者の生活が向上し、利用者一人ひとりの喜びにつながるならば、私にとってもっとも大きな役割を担えたことになる。この夕日は、ねぎらいか、もしくは厳しい励ましか、今は分からない。ただ、私に分かっていることは、明日も歩み続けること。

雲のネッカチーフ

 高知に向かう飛行機から、富士山を見ると、その頂きに雲がかかっていた。富士山は、その時々に、姿を変える。青い空に囲まれた晴天の富士山。厚い雲に包まれた恥じらいの富士山。そして夕日に照らされた赤光の富士山。それぞれに美しい。梅雨入りも近づく6月の晴天の今日、富士山は、雲のネッカチーフをつけていた。

「日本三大がっかり」

 高知に立ち寄った旅人なので、高知ではなにが一般的なのか、生活文化なのかわからない。ただ気がついたことは、「はりまや橋」は、どの地図にも載っている、中心的場所であること。そして乗ったタクシーの運転手のほとんどが、「はりやま橋」の話をすると、「日本三大がっかり」の一つだと付け加える。第1は「はりまや橋」、第2は「札幌の時計台」、第3は「沖縄の○○」だそうだ。私が直接行った場所ではなかったので、沖縄の名前は思い出さない。確かに、20年近く前に高知に来て、「はりまや橋」を見に行った時には、その存在を通り過ぎて知った。でも、今は人工的でも川が流れ、なかなかの風情。そしてその近くに、たくさんのおいしい店がある。その中心が「はりまや橋」である。そして、「はりまや橋」を渡って走ってきた路面電車だと思うが、その電車の行き先の掲示を見て驚いた。その行き先は、「ごめん」。

高知空港の夕日

 日本地域福祉学会全国大会が高知で行われた。理事会や特別部会での報告の責任を終え、帰りの飛行機に乗る時、夕日が目についた。とても穏やかな夕日、高知女子大学の先生方の大奮闘と学生の礼儀正しさ、もてなしの配慮を企画や運営のいたるところで感じていたことを思い出した。感謝である。

瀬谷の紫陽花

 講演の後、今回の報告者であり、町内会の会長である方に、紫陽花が群生している川辺に連れていっていただく。
 確かに様々な色の紫陽花が咲いていた。赤い紫陽花のためには、石灰が必要(アルカリ性の土を酸性にする)で、そうすると紫陽花が青くならずに、赤くなるとのこと。
 紫陽花の花言葉は、○○。地域福祉にふさわしいかもしれない。

2003年6月