大学関連

三鷹ネットワーク大学10周年記念

ネットワーク大学感謝状2015
10周年シンポチラシ案(一般用)
三鷹ネットワーク大学10周年記念
ネットワーク大学10周年1

ネットワーク大学10周年2

おおさかルーテルホーム50周年記念

大阪るうてるホーム50周年

教え子の来校 with child

5年前に卒業した教え子が、2ヶ月前に生まれた長男を連れて戻ってきてくれました。「おめでとう」で始まる彼の人生に神様の祝福がありますように。そして、この子に受け継ぐべき社会を創っておくことが、今を生きる私たちの使命と確認しました。

孝彦君、誕生、おめでとう。これからもよろしく。

當麻べービー

Change

2015年4月メッセージ

CHANGE

皆さんは、“One child, one teacher, one pen and one book can change the world.”というメッセージを聞いたことがあると思います。これは、マララ・ユスフザイさんが、2013年国連での演説の中で語ったものです。

彼女は、1997年7月12日、パキスタンに生まれました。彼女の10歳前後の時でした。イスラム教の原理主義、パキスタン・ターリバーン運動が起き、彼女が住む地域を統治し、今までの様々な価値を壊そうとしました。特に女性が教育を受けることを否定し、女子校を破壊するとともに、女子教育を進めようとする人々を弾圧しました。彼女が11歳の時に、BBC(英国放送協会)の依頼を受け、ペンネームで、現地の惨状と、平和と女子教育の必要性を訴える内容のメッセージを送り続けました。そして、12歳の時、パキスタン軍によってターリバーンが追放された後、パキスタン政府は彼女の本名を公表し、彼女の行為をたたえました。発言を続ける彼女は、それ以来、ターリバーン等から狙われることとなりました。

2012年10月9日、マララさんが15歳の時、中学校のスクールバスに乗っていたところを、複数の男から銃撃を受け、首と頭に2発の銃弾を受けて負傷し、長い治療を受けました。奇跡的に回復した後も、女子教育の必要性を訴え続けてきました。そして、2014年、その働きが評価され、ノーベル平和賞を受賞したのでした。

最初に申し上げた言葉に戻ります。

“One child, one teacher, one pen and one book can change the world.”そしてさらにマララさんは言います。“ Education is the only solution. Education First.
”「1人の子ども、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えることができます。教育こそが唯一の解決策です。教育こそまず第一に考えること。」という言葉とマララさんの生き方に私は感銘を覚えます。

私は、マララさんの生き方から、「新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長持ちする。」(マタイ9:17)という聖句を思い出しました。「新しいぶどう酒」とは何か、「新しい皮袋とは何か」これは、私たち自身の生き方の問題と思いました。この聖句の意図するところは、今に満足して将来を見ないことではなく、チャレンジだと思います。

神学者のウイリアム・バークレーは、歴史を通じて、古いものに固執してきた教会や私たちをさして、「新しい試みを受け入れなければならない時が来る。これを回避することは、時代に逆らい、神を拝むのではなく、過去を拝むことになる」と警告を発します。私は、バークレーの聖書講読が好きで、よく使いますが、このような厳しい指摘は、あまり記憶にありません。

さて、聖書の譬えのように、昔は、ぶどう酒をびんではなく、皮袋に入れて蓄えていた。新しいぶどう酒はまだ発酵が終わっていないので、次第に膨張し、皮袋に圧力をかけます。しかし、古い皮袋は弾力性がないので、膨張に耐えることができない。これを私たちに当てはまるならば、私たちの心と頭は、新しい考えを受け入れるだけの弾力性がなければならないのです。(ウイリアム・バークレー著・松村あき子『マタイ福音書上』ヨルダン社、p.364~366)

私は、マララさんの生き方と聖句の譬えから、以下の3つのことを学びます。

第1は、変えることそのものが目的ではないこと。何を目指し、変えるべきことかを確認し、どのように変えるかが大切であること。そのことを、たくさんの方々から、マララさんは学んでいます。2013年の彼女の国連での演説を紹介します。

”There are hundreds of Human rights activists and social workers who are not only speaking for human rights, but who are struggling to achieve their goals of education, peace and equality. Thousands of people have been killed by the terrorists and millions have been injured. I am just one of them.”

「何百人もの人権活動家、そしてソーシャルワーカーがいます。彼らは人権について訴えるだけではなく、教育、平和、そして平等という最終目標を実現しようと奮闘しています。
何千人もの人々がテロリストに殺され、何百万人もの人たちが傷つけられています。私もまさにその1人です。」

だからこそ、学生諸君には、人生の目標を見つけてほしい。夢と希望を描き、目指す未来に向かって歩んで頂きたいと思います。

第2は、変えていく行為は、0か100ではない。何もしないか、ノーベル賞平和賞を受賞する行為をするかという二者選択ではなく、その間には、1から99の行為がある。それぞれに意味があることです。ここにいて、礼拝を守っている私たち一人ひとりが、傍観者ではない、一人ひとりが当事者なのです。その一人ひとりの生き方に意味があり、社会を変えていくと思っています。一本の木を植えなければ、砂漠の緑化はできない。学生諸君には、一本の木を植え続けてほしいと思っています。

第3は、日々の生活を通して、自分が変わっていく、変えられていくということ。聖書のぶどう酒のように、思いが発酵し、成熟した豊かな味になって、膨らんでいく。その思いを実現できるような革袋をつくること。学び、迷い、そして新たな発見をする。また自分の失敗に悔い、自分の誤りに気づいて立ち止まることもあります。そのことによって、自分がすべきことを知る。失敗にどのように対応したかによって、それからの生き方が変わります。

見逃していたことを理解すること自体も、大切。人の思いやりを受けて歩んできたことを知るからこそ、悩んでいる人への思いやりを届けることができます。学院に植えられている草の美しさに気がついた時、その草木を育てて下さった方々がおられることに気がつくのです。そして、今週のテーマである、「ここに神の愛がある」という生活を実感してほしい。気がついていなかったけれど、私たちが生きてきた歩みにたくさんの愛があった。だからこそ、大学での学生時代を通して、成長して頂きたい。

さあ、明日に向かって恐れずに、チャレンジし、そして自分も変わり、変えられて、社会を変えていく。チェンジという言葉の意味を忘れずに、学生生活を大切にしてほしいと思っています。

2015年聖望学園中学校・高等学校入学式 祝辞 

聖望学園中学校、高等学校の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ご臨席の保護者の皆様、おめでとうございます。

今日は、入学なさる皆さんに、お祝いの挨拶をさせて頂きます。

 

皆さんは、“One child, one teacher, one pen and one book can change the world.”という言葉を聞いたことがあると思います。これは、マララ・ユスフザイさんが、2013年国連での演説の中で語ったものです。

 

彼女は、1997年7月12日、パキスタンに生まれました。

 

彼女の10歳前後の時でした。イスラム教の原理主義、パキスタン・ターリバーン運動が起き、彼女が住む地域を統治し、様々な既存の価値を壊そうとしました。特に女性が教育を受けることを否定し、女子校を破壊するとともに、女子教育を進めようとする人々を抑圧しました。

 

彼女が11歳の時に、BBC(英国放送協会)の依頼を受け、ペンネームで、現地の惨状と、平和と女子教育の必要性を訴える内容のメッセージを送り続けました。

12歳の時、パキスタン軍によってターリバーンが追放された後、パキスタン政府は彼女の本名を公表し、彼女の行為をたたえました。発言を続ける彼女は、それ以来、ターリバーン等から狙われることとなりました。

 

2012年10月9日、15歳の時、中学校のスクールバスに乗っていたところを、複数の男から銃撃を受け、首と頭に2発の銃弾を受けて負傷し、長い治療を受けました。そして奇跡的に回復し、女子教育の必要性を訴えてきました。そして、2014年、その働きが評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。

 

最初に申し上げた言葉に戻ります。

“One child, one teacher, one pen and one book can change the world.”そしてさらにマララさんは言います。“ Education is the only solution. Education First.
”

「1人の子ども、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。教育を第一に」という言葉とマララさんの生き方に私は感銘します。

 

そして3つのことを学びます。

第1は、変えることそのものが目的ではないこと。何を目指し、変えるべきことを確認し、どのように変えるかが大切であること。

第2は、変えていく行為は、0か100ではない。何もしないか、ノーベル賞平和賞を受賞する行為をするかという二者選択ではなく、その間には、1から99の行為がある。それぞれが意味があること。

第3は、日々の取り組みを通して、自分が変わっていく、変えられていくといくこと。

 

入学式に最初に、威風堂々という曲が演奏されました。入学なさる皆さんは、堂々と、この3つの視点を忘れず、日々の学生生活をおくって頂きたいと思っています。皆さんには、可能性がある。

 

ご入学おめでとうございます。

 

姉妹校韓国平澤(ピョンテク)大学訪問団

2015年2月6日、姉妹校韓国平澤(ピョンテク)大学から訪問団が来られました。

趙学長は、小規模の大学を神学、福祉、音楽の3つの学問領域からなる中堅大学に育てた方で、私が、20年近く前よりご指導を頂いた方です。今後の友好関係がさらに強まることを期待しております。

ピョンテク1

趙学長との再会

ピョンテク2

両大学の幹部

ピョンテク3

全員で

 

NHKラジオ第2「宗教の時間」

 12月21日午前8時半より9時、28日午後6時半より7時(再放送)の『宗教の時間』で、「福祉と信仰の現場から」という私へのインタビュー番組が放送されました。聞き手は、上野重喜氏で、番組として、以下のように紹介して下さいました。
 「知的障害児について「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」と説いた糸賀一雄に感動し、福祉と信仰の道に入った市川さん。個々を尊重する福祉への願いを説く」

 その後、全国にいる私の友人、卒業生より、たくさんの励ましのメールが届き、また家族より、ラジオで話す際の厳しいアドバイスもあり、社会福祉の源流についてより深く学んでいく動機付けにもなりました。ありがとうございました。

熊本慈愛園パウラスホーム創設50周年記念講演会

光栄にも、2014年11月21日、熊本市にある総合施設慈愛園の特別養護老人ホーム「パウラスホーム」の創立記念講演の講師を依頼されました。理事長は、私が尊敬する前九州学院院長内村先生です。私は、講演の数日前まで、これまでにお会いした先駆者の方々のことを学びながら、講演資料を作成しました。また、当日は、慈愛園のミッションをお伝えしようと、心を振り絞ってお話しをしました。

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私の講演が、出席なさっておられた方々にどのように響いたか、まったくわかりません。但し、もし、聞いておられる方々が納得して下さったなら、それは先駆者の働きが皆さんに再認識されたことに他なりません。原点は、今まで、利用者の方々と一緒に希望のある明日を切り開いてこられた方々の歩み。そして私は、あくまで語りべにしか過ぎません。

レジメの概要をお伝えします。

パウラス50周年① パウラス50周年② パウラス50周年③ パウラス50周年④

2014年学園祭

毎年、11月初旬にルーテル学院大学・大学院の学園祭「愛(めぐみ)祭」が開催されます。さまざまな企画が出され、各クラブのOB,OG、そしてたくさんの卒業生が、大学に戻ってきます。再会を喜び、それぞれの近況を語り合ったり、学生時代を思い出し、励まし合ったり、私にとって、とてもうれしい時です。全員が順風満帆な人生を送っているわけではありまえん。突然の病気で亡くなった家族が報告に来られる時もあります、また仕事を辞め、原点に戻り、新たな出発を目指したりする卒業生もいます。それぞれの人生です。でも、戻ってきてくれることが、私にとって、うれしいし、顔を見せてくれることで十分です。 それぞれの人生を、希望を失わず、時には休んで、歩んでほしいと思っています。婦人の友に書かせて頂いた、「今日の祈り」の原稿を皆に送りたいと思います。

婦人の友「今日の祈り」1

婦人の友「今日のいのり」2

最近は、子どもを連れて戻って来てくれる卒業生が増えています。毎年会っていると、子どもの成長が良くわかります。今回は、一人の卒業生の子どもとツーショット。数年前、結婚すると報告に来てくれ、最近は新しい家族を連れて来てくれます。私のもっとも小さなガールフレンドですが、そう言うには少し無理があるかもしれません。

写真

ルーテル学院大学卒業生・大学院修了生の皆さんへ

縁の会へのお誘い

秋晴れの候、皆さまにはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

高齢者福祉に関わる人たちが集い福祉について語り合う会 『縁の会』が主催する、

第5回研修会を下記の通り開催いたします。

今回の研修会は、「おめでとう」から始まり 「ありがとう」で終わる人生 ~福祉とキリスト教~

(教文館)を6月に御出版された、ルーテル学院大学前学長 市川一宏先生に基調講演を

いただき、高齢者福祉の現場で頑張る仲間より、実践発表をしていただきます。

市川先生のもと、人と人の関わりの中で「希望ある明日」への力を得たいと思います。

お仲間をお誘い合いただき、多くの方々のご参加をお待ちしています。

1.日 時   2014年11月23日(日)勤労感謝の日

14時~17時  ( 受付開始 13時30分 )

2.会 場   ルーテル学院大学 (三鷹市大沢3-10-20)

3.定 員   80名

4.参加費   資料代のみ実費 (500円程度予定)

5.申込期間  11月14日 金曜日

(期日前でも定員となり次第締め切らせていただきます。)

6.プログラム(予定)

・基調講演

「介護保険制度改革と高齢者福祉の展望」

ルーテル学院大学 学事顧問・教授 市川一宏先生

・実践発表

① 「当たり前のお風呂を実現させるために」

練馬キングス・ガーデン(練馬区 特養) 作業療法士 澤本 哲哉氏

ケアーワーカー  関  翼 氏

②「支えられるだけの存在から支え合う関係を生み出す存在へ~介護と保育と地域開放を一つの空間で行う取組み~」

NPO法人 地域の寄り合い所 また明日(小金井市 デイサービス)

管理者    森田 和道氏

・参加者グループ討議

*研修会終了後、懇親会を計画しています。

(武蔵境駅周辺・会費¥3500程度予定)

縁の会ご案内