【非営利組織における人材育成管理研究】<シラバス>

今回、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、集中である本講座をはじめてZOOMで行うこととしました。ワークショップも取り入れた授業なので、確かに、資料の準備に膨大な時間を要しました。何を配布するか、今後の検討課題であることを学んでいます。

 当日は、講義、個人ワーク、グループワークを加えながら進め、ふりかえりをして、3日間の集中授業をほぼ終えることができた。他大学の受講生や外部からの聴講生もおられたが、参加者のリーダーとしての成熟度は高く、またグループ分けなど、当初は操作に戸惑いながらも進めている私へ、受講生からたくさんのご配慮を頂き、3日間を終えることができました。感謝しています。

 以下、シラバスを掲載します。全社協が行った社会福祉職員生涯学習課程での学びと経験を、少しでも受講生にお伝えできたなら幸いです。

第1回:非営利組織におけるマネジメントを必要とする背景(講義)

第2回:マネジメントの概念と方法 ・(講義)基本的考え方 

CCテスト  個人ワーク、グループワーク、コメント      

第3回:非営利組織におけるミッションの意味(講義とワークシートによる検討) 

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(個人ワーク、全体での情報交換、ふりかえりとコメント)     

第4回: 組織活動の意義と内容の理解(講義と事例検討) 

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、全体での情報交換、ふりかえりとコメント)  

第5回:利用者主導のマネジメントの理解(講義と事例検討)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

第6回:職場の問題解決システムとPDCAサイクル(講義と事例検討)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

第7回:チームワークとリーダーシップの理解(講義とワークショップ)

・はじめに(基本的考え方) ・エゴグラム ・リーダーシップ診断 

第8回:職場の課題形成プロセスの理解と応用(講義とワークショップ)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

第9回:危機管理システム等の管理システムの理解と自組織の検証(職場の課題形成プロセスの理解と応用講義とワークショップ)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

・ワークシート ホウレンソウの活性化シートによる自己チェック

第10回:業務改善計画の策定と進行管理、評価(講義とワークショップ)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

第11回・12回:能力開発の意義の理解と実施:(講義とワークショップ)

・はじめに(基本的考え方)  ・ワークショップ(事例検討)個人ワーク、グループワーク、ふりかえりとコメント 

・ワークシート「新人へのOJTチェックリスト」による自己評価

<今後>

第13回:自己開発

教材:レジメ(教科書指導的職員編第7章)再確認

   ワークシート「自己診断」

   ワークシート「自己評価チェックリスト」

   ワークシート「育成姿勢に関するチェックリスト」

第14回:人材育成・研修プログラムの作成

    「単位組織の環境特性分析」の考え方

第15回:自組織における経営戦略の作成(総括)(ワークショップ)

・ワークシート「単位組織の環境特性分析」

令和2年度 第2回地域福祉ワーカー連絡調整会議

 2020年7月、東京都の新型コロナ感染症の拡大に伴い、私と長野市と長野市社協の担当者は、遠隔操作による講演とワークショップを実施することになった。講演は慣れていたが、ワークショップははじめてのことであり、いささか不安があったが、ワークショップの現地での司会を土屋さんに依頼でき、安心して取り組むことができた。そして、参加者の方々の満足度が高かったことを知り、改めて充実感が沸いてきた。長野市の担当者の方、ご苦労様でした。

 以下、長野市講義とワークショップの内容をお示ししたい。

 長野市では、都市内分権を推進するため、市内32地区に住民自治協議会を設立するとともに、活動を支援するため、補佐級職員(地域きらめき隊)を各地区に配置しております。

 また、地域包括ケアシステムの構築を目指し、住民自治協議会に地域福祉ワーカー(生活支援コーディネーター)を配置し、介護予防・生活支援検討会(協議体)の設置を進めております。

 一方で、地域包括支援センターには、地域の課題を協議する場として「地域ネットワーク会議」の開催を求められています。

 このような中で、地域福祉ワーカー、地域きらめき隊、地域包括支援センターが連携し、更なる支え合い活動を充実させるため、本会議において下記のとおりご講演等をいただきたくご依頼申し上げます。

1 名  称   令和2年度 第2回地域福祉ワーカー連絡調整会議

2 日  時   令和2年7月20日(月) 午後1時30分~午後5時00分

3 会  場   長野市立更北公民館(長野市青木島町大塚880-5)

4 内容

(1)講演(対象:地域福祉ワーカー、地域きらめき隊、地域包括支援センター)

テーマ:住み慣れた地域で暮らし続けたいという願いを叶えるために~地域福祉の方向性と地域助け合い活動の創出に向けて~

(2) グループワーク(対象:地域福祉ワーカー、地域包括支援センター)

   テーマ:(仮題)改めて考えよう!地域づくりに求められるもの

以下の写真はワークショップの時に写真であり、講演では、地域福祉担当者も加わり、2倍を超える参加者がおられた。