社会福祉関連

小川村「これからの生活を考えよう〜福祉が変わる・地域が変わる・生活が変わる」

2016年7月24日、小川村で講演をさせて頂きました。私の講演のテーマは、「これからの生活を考えよう〜福祉が変わる・地域が変わる・生活が変わる」坂口さんの思いを、元長野市社協・元長野県社協の小林博明さんより伝えられ、お引き受けしました。

小川村連続講座

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また、講演後、シンポジウムが行われました。シンポジストは、①高戸谷佳子さん(数年前から看護師として社協の老人クラブ対象の介護予防事業を月数回担当。民生委員としても活躍。サロン(まめってー会)のキイパーソン)、②川又路子さん(東京からのUターン女子。小川で生まれ・小川で育ち、東京に出て小川の良さを知った数年前帰ってきた若者。この村のいいところをみんなに気づかせてくれる)、③園沖支え愛ネットワークの代表3名の方でした。園沖支え愛ネットワーク

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当村は長野市の西隣に位置した、人口3,000人弱、高齢化率44%の小さな村です。近隣の小規模町村は平成の大合併時にすべて長野市や大町市となり、大きな市に四方を囲まれ、唯一この地域で自立を選択した村です。私たち社会福祉協議会は村でたったひとつの介護保険事業者としてデイサービス等の介護保険サービスの提供を中心に行ってきました。

しかしこの度の介護保険改正により住民同士の支え合いの体制づくりが求められるようになり、その検討の経過で社協とは何かを再考する機会となりました。また住民へのニーズ調査を行うなかで、行政等への依存度の高さや、山間地特有の濃密な人間関係のなかでその不自由さのみが目立つような回答が多く見受けられています。今も残る近隣の助け合いの価値を再評価し、それを多様な世代と共有し、この地域にあった新たな支え合いの仕組みを構築できたらと考え、今年度「やっぱりここで暮らしたい!」と題した連続講座を開催することとしました。その第1回目の講師を市川先生にお願いしました。

当日は大勢の皆さんが関心を持って参加してくれました。本講座を受講した多くの住民が、この講座を通して学び得たメガネをかけて、地域を振り返ることで、同じものが今までとはちがって見えたり、新たな発見がある、そんな講座となったのではないかと思います。何に気づき何を感じるのか、それは受講した住民一人ひとりちがうことでしょう。住民流の日々の営みから、きっと私には創造もつかないような発想が出てくるのかもしれません。すべてのカギは住民が握っています。そしてそれを住民から教えてもらい、私自身が学んでいけたらと思っています。(長野県小川村社会福祉協議会 坂口 和代氏)

市川のコメント:私を呼んで下さった坂口さんは、約5年前から村の社協で勤務して、村出身者でもなければ居住もしていない。また異動により約2年前から社協の福祉活動専門員として、地域福祉などの担当をおられるが、私でいいのかな?と日々悩みながら仕事をなさっておられるとのこと。しかし、外から見るから小川村の良いところがわかる。悩みながら、住民とともに歩んでいこうとしているから、住民の共感を生む。シンポジストの川又さんも、離れていたからこそ、良いところが見えてきた。

私は、訪問して、本当にたくさんの宝が小川村にあると確信しました。ならば、それを活かすこと。地域福祉の原点です。

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会場から見える風景

松本市四賀地区での講演

四賀地区は益々、高齢化が進み、地域における福祉・生活課題は多様化しています。松本市社会福祉協議会四賀地区センターでは、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるための様々な生活支援サービスを平成23年から行っています。平成21年から行われている、地域における「お互いさま」と「協働」を共に考え、より安心して暮らせる四賀地区を目指す人づくり「人材育成講座」が今年も四月から始まりました。当初から市川一宏先生に関わっていただき「地域に求められる人」が大勢育ち、地域でキーパーソンとして活動していただいております。今年の講義では「地域の課題を見つけ、地域で一緒にやってくれる人を探し、専門職と連携し、ムリ・ムラ・ムダの無い活動のイメージを作りながら、できる事から始めることが大事で、決して一人では背負わないでみんなでやる事をお勧めします」と話された先生の言葉に受講生はうなずき、わかりやすく楽しい講義は今回も好評で、あっという間に時間が過ぎました。これからも、地域の人づくり・課題解決には市川先生の力を借りつつ、安心して暮らせる四賀地区の地域づくりを進めていきます。(社協四賀地区センター 山岸勝子)

市川コメント:山岸さんは、20年以上前に行われた長野県ボランティアコーディネーター研修の時からの友人です。山岸さんの住民の生活を重視する姿勢は、四賀村時代から一貫しており、学ばせて頂いています。

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会場:四賀保健福祉センターピナスホール

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講演:「地域に求められる人とは」

石巻市社会福祉協議会第3次地域福祉活計画策定が始まる

2016年7月25日、石巻市社協「第2次地域福祉活動計画」の検証と課題把握の作業がスタートしました。今回は、支所職員も検討委員に加わり、総勢24名の職員で職員研修も兼ねて進めることになりました。初めに市川アドバイザーから活動計画の重要性につい講話を頂いた後、ワークショップで各々が感じている地域の課題を出し合い、その課題についてまとめたものを参加者全員で共有しました。

先生から、計画は皆さんが作成したものであることから、皆さん自身が達成しなければならないので、その為に、現在の達成度を評価しつつ課題を検証することが大切です、とアドバイスを頂きました。何となくボンヤリしていたものが、ハッキリと見えてきた様に一人一人の眼が輝き始めました。(渋谷氏)

市川コメント:今回の石巻市地域福祉活動計画は、市社協の中堅が自分たちで作り上げ、皆で共有してきた「第2次地域福祉活動計画」を基盤に、さらに「求められる社協」になるべく、住民等の意見を把握し、住民、ボランティア、民生委員児童委員、町会、関係団体と協働して困難に直面する方々への具体的な支援を描こうとするものであると感じています。それだけ職員が育ってきています。今回は、ニーズに関するワークショップを作成に関わる担当者全員参加で行いました。

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平成28年度石巻市福祉教育推進研修会

平成28年度石巻市福祉教育推進研修会開催要領

1 目  的

児童・生徒の福祉教育について、今回は「日常の中での子供たちの気付き」をテーマに情報を共有することで、今後の学校や地域での実践活動を一層促進し充実を図ることを目的とします。

2 主  催   社会福祉法人石巻市社会福祉協議会

3 後  援   石巻市  石巻市教育委員会  石巻市PTA協議会

4 参集範囲

① 石巻市内の小・中学校教職員

② 石巻市内の小・中学校PTA役員

③ 主任児童委員

④ 福祉教育協力ボランティア

⑤ 市内の関係機関

⑥ 社会福祉協議会職員

5 日  時   平成28年6月13日(月) 13:30~15:40

6 会  場   石巻市桃生公民館2階会議室(石巻市桃生町中津山字江下10)

7 日程・内容

13:30              14:10      15:20        15:30

開会 事例発表    講演     連絡事項 閉会

【事例発表】

「学校における福祉教育、協働教育の取り組み」
・石巻市立東浜小学校 教諭 佐 藤 仁 美 氏

石巻市立雄勝小学校 教諭 髙 橋 瞳 美 氏

「地域における取り組み(世代間交流事業)」

・渡波地区民生委員児童委員 金 子 啓 子 氏・大 槻 やす子 氏

【 講 演 】  テーマ:「現代社会の動向と福祉教育の在り方」

講 師:ルーテル学院大学 学事顧問 市川 一宏 氏

私にとって、石巻は、たくさんの仲間がいます。一緒に石巻の明日を描くことができることは、地域福祉に携わる者として、本当に光栄なことです。これからも、健康の続く限り、石巻市社協等の関係者から断られるまで、私は石巻に通い続けさせて頂きます。

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2016年宮城県民生委員児童委員協議会会長研修会

平成28年度 宮城県民生委員児童委員協議会会長研修会 開催要綱

 1 趣 旨

地域住民が抱える福祉課題が複雑化・多様化するなかで、さまざまな生きづらさ・暮らしづらさを抱える人びとに寄り添い支援活動を行う民生委員・児童委員への期待が高まっています。こうした厳しい地域社会の動向を踏まえ,介護保険制度の改正や生活困窮者自立支援施行等をはじめ社会福祉を取り巻く状況も大きく変革しようとしております。

一方で,身近な存在として相談支援や地域福祉活動等を通じて地域社会づくりに努めてきた民生委員児童委員も様々な悩みを抱えながら活動にあたっている現実があります。

そうした現状において,地域においてリーダーシップを担う民児協の会長・副会長方は地域の課題にどのように対応して行くか,また,委員を如何に支えて行くかなど

本研修会では,民生委員児童委員協議会の会長・副会長を対象に,地域社会の動向や単位民児協の役割等を確認することを通じ,民生委員・児童委員活動の充実及び民児協の機能強化につなげることを目的に開催します。

2 主 催  社会福祉法人宮城県社会福祉協議会

宮城県民生委員児童委員協議会

3 期 日  平成28年6月8日(水)~9日(木)

4 会 場  ホテル松島大観荘 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字犬田10-76  

5 定 員  200名 

6 対象者  単位民生委員児童委員協議会会長・副会長

市町村民生委員児童委員協議会担当職員 

7 研修内容・日程

6月8日(水)

10:00 受付

10:30 開会

・民生委員信条朗読

・主催者あいさつ

宮城県社会福祉協議会

宮城県民生委員児童委員協議会

・来賓あいさつ

宮城県保健福祉部

・オリエンテーション

10:50 活動報告「生活困窮者自立相談支援の現状と関係者との連携について」宮城県北部自立相談支援センター  (調整中)

説明 「民生委員児童委員一斉改選に関して」宮城県保健福祉部社会福祉課

12:10 昼食・休憩

13:10 事例報告「涌谷町民児協の取り組み」

涌谷町民生委員児童委員協議会 会長 今野 武則 氏(調整中)

13:40 講 演「今、単位民児協に求められていること」(仮題)

講師 ルーテ学院大学事顧問・教授 市川 一宏 氏

15:20 休 憩

15:30 グループ討議

【テーマ】

・単位民児協における人材育成について

・課題の共有、連携・協働について

(定例会・部会の持ち方、関係機関・地域住民連携など)

・単位民児協としての役割について  等

17:00 1日目終了

6月9日(木)

9:30 講 演「地域包括ケアシステム構築に向けて~介護保険制度改正と支え合いの推進~」(案)講師 東北福祉大学 教授 高橋 誠一 氏

11:15 閉 会

今回の研修にお招き頂き、私は、正直、迷いました。なぜなら、6月8日は私にとって大切な日だからです。

ただ、民生委員児童委員の働きに対する期待と共に、委員にあまりにも依存する現行体制に対し、私は問題意識を持っています。自分でもできないことを民生委員児童委員に頼むのは、専門職の責任放棄と思っています。だからこそ、活動をしている方々にお礼を申し上げたく思い、研修を引き受けました。参加者の方々より、たくさんのことを教わりました。感謝!!!

2016年宮城県民生委員会長研修

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遠藤会長、機会を与えて下さり、感謝です。

熊本地震の被災者を思う

2016年5月13日午後より熊本に入り、15日午後の飛行機で東京に戻ってきた。熊本には、ルーテル学院大学と関係のある九州ルーテル学院大学・中高校・幼稚園、九州学院中高校・幼稚園総合施設慈愛園、広安愛児園・情緒障害児短期治療施設こどもL.E.C.センター等の社会福祉法人、そして健軍教会、大江教会、熊本教会、室園教会等の教会がある。

地震の発生時から、学生とご家族のため奔走した教職員の方々、揺れる中で、乳児の体温低下を防ぐため、車の中でケアをしていた職員、施設に届いた食料等の物資の一部を、不足している避難所等にも届けていた子どもたち、避難してきた住民に安心した場所を提供してきた学校、教会の働き等々、自らも被災しながら、生徒、子ども、利用者を守り続けた方々に、心より敬意を表したい。

福祉新聞2016年5月23日

地震による被害はまだ続いている。本学の卒業生で、震災の影響もあり、無理をして亡くなられた小原君のご遺族にお会いし、祈りを捧げてきた。彼の写真の横には、亡くなる直前まで小原君が看病していたお父さんの写真も飾られていた。心がかきむしられる。生活の様々なところで、震災の影響が出ている。

また、益城に行って、その被害のすさまじさに、私は、言葉を失った。まだたくさんの方々が避難を余儀なくされている。心の傷を負った方々の問題は、顕在化することが予想される。だから、熊本の現状を忘れないこと。コミュニティを再建しようとする動きが徐々に生まれており、この地道な歩みと足を揃えることが、今、求められている。明日を目指して、被災地で生まれた歩みを大切に支援したい。

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熊本訪問から1週間後のことである。北海道の旭川市の2日間の仕事を終え、旭川空港までのバスに乗ろうと旭川駅に向う先に、たくさんの若い声が聞こえた。少年野球の諸君が、熊本のために寄付を募っていた。「九州に元気を」「九州の力になろう」と訴える彼らを見て、私は涙が出そうになった。熊本から遠くの北海道で、熊本を思う声が響いている。「ありがとう」

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旭川北陵球団の選手たち

2016年度石巻市社会福祉協議会ボランティアセンターアドバイザー

2016年16日、2016年度石巻市社会福祉協議会ボランティアセンターアドバイザーの委嘱式が行われた。2011年3月11日東日本大震災以降、地域福祉の分野で少しでも働かせて頂きたいという願いを、石巻市社協は、本年もかなえて下さった。感謝です。私の力が続く限り、少しでもお役に立ちたいと思っています。

石巻市社会福祉協議会

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石巻市社協授与式2016

神奈川県政策課題トップセミナー

5月18日(水曜日)午後4時より、神奈川県庁本館において、神奈川県政策課題トップセミナーの講演をさせて頂いた。テーマは「障害者差別解消法の施行について」であり、黒岩祐治知事を前に、局長、部長、課長等の責任者の方々に向けてお話をさせて頂く光栄に感謝したい。

神奈川県では、社会福祉審議会の会長、副会長、地域福祉推進部会会長等を20年近くさせて頂いてきた。委員と行政が一緒にさまざまな課題を協議し、また県内の各自治体や社協を訪問し、『地域福祉の推進』等のいくつもの提言書・報告書をまとめた経験を忘れられない。神奈川県には、地域福祉コーディネーターの養成等、全国に先駆けて行った施策という実績もある。

今も、山崎さん、中村さん等の行政職員、委員の川瀬さん、樽井さん、林田さん、齊藤さん等、親しくして頂いたたくさんの方々を思い出す。また、マスコミ時代には、今まで一貫して、生活・医療・福祉の向上に取り組んでこられた黒岩知事の前でお話をさせて頂くことができたのは、一緒に汗を流していた方々の配慮かもしれない。

今回の講演の内容を、どこかでまとめるつもりである。

神奈川県講演2

神奈川県講演4

神奈川県知事と

2016年5月7日シンポジウム「支えあえる街づくりを目指して」

日 時 平成28年 5月 7日(土) 13:30~16:30

会場 小金井市萌え木ホール A・B(80 名 先着順)

13:30~15:00 基調講演 市川 一宏 先生 ルーテル学院大学学事顧問

コメンテーター  齋藤 寛和 先生 小金井市医師会会長

シンポジスト 景山 茂樹 (黄金ネットワーク 小金井障害児の父親の会)

三浦 和行 (障害者地域生活支援センター)

       森田 史雄 (小金井市精神障害者家族会 あじさい会)

渋谷 泰幸 (高次脳機能障害者小金井友の会 いちごえ会)

吉岡 博之 (小金井市障害者福祉センター)

       森田 和道 (地域の寄合所 また明日)

15:10~16:30  懇親会

【インクル】チラシ支えあえる街づくりを のコピー

第8回笛吹市社会福祉大会

2016年2月、第8回笛吹市社会福祉大会の基調講演のご依頼を受けた。前日の寒さががらりと代わり、空は晴天。そして、各シンポジストの熱い思いがこもった報告に、会場は共感に包まれた。

地域福祉の新たな展開が進められる可能性を実感した。

笛吹市会場

笛吹市第8回社会福祉大会

笛吹市社会福祉大会基調講演