社会福祉関連

練馬地域福祉パワーアップカレッジ第10回学園祭

2017年5月20日、第10回学園祭が開催されました。
第10回カレッジ祭1

第10回カレッジ祭2

学園祭は、私たちの思いを形にする場です。1年半にわたり、知識と実践の学びを積み重ねてきた第9期生、また知識と実践とのたくさんの出会いを経験して、学びを始めている第10期生が企画を担当し、今回はココネリという新たな会場で実施できました。
それぞれの期生には、それぞれの持ち味があり、今回も、学園祭の会場のすみずみに活かされていました。
私は、本年で学長を務めて10年になります。第1回から学園祭を見ていて、いずれも心のこもった内容であり、感動を覚えます。そして、たくさんの卒業生が、学園祭に来られます。いろいろな地域福祉実践をしている方もおられます。また、ご自分で、ご家族の介護等を担っておられる方もおられます。その方々が戻って来られる場を、今の学生がつくって下さった。それぞれの思いを形にして、学園祭のプラットホームに置いておかれました。
私にとって、たくさんの方に出会い、再会し、本当幸せな一日でした。
感謝。

パワーアップカレッジの卒業生の実践を示したたくさんのパンフレット。これが、パワーアップカレッジの強みです。

平成28年度 宮城県コミュニティソーシャルワーク普及研修

平成28年度 宮城県コミュニティソーシャルワーク普及研修 開催要綱
「 みんなでつくる 誰もがいきいき暮らす まちづくり 」

1 目的
近年の社会は人とのつながりが希薄化し,従来の地域の支え合いや家族機能が弱体化していると言われています。その一方,社会的孤立,貧困,引きこもり,虐待など地域住民個々の抱える生活課題は多様化し,改めて,全ての人々が,地域・暮らし・生きがいを共に創り,高め合うことができる,支え合い・助け合いのまちづくりが求められています。
本研修では,地域で住民主体のまちづくりに関わる方々が,誰もが地域でいきいき暮らすためには何が必要なのか,その中で自分たちに出来ることは何かを考え,それぞれの地域で支え合い・助け合う体制が推進されることを目的に開催します。

2 主催 社会福祉法人宮城県社会福祉協議会

3 日時及び場所
会場 日時
1 【大和会場】
大和町総合体育館 研修室
〒981-3624
宮城県黒川郡大和町宮床字松倉92番地 平成29年 3月11日(土)
10時30分~15時30分
(定員 50名)

2 【登米会場】
中田農村環境改善センター
多目的ホール
〒987-0602
宮城県登米市中田町上沼字西桜場18 平成29年 3月12日(日)
10時30分~15時30分
(定員 50名)

3 【柴田会場】
ホテル原田inさくら
〒989-1601
宮城県柴田郡柴田町船岡中央1-2−3 平成29年 3月13日(月)
10時30分~15時30分
(定員 50名)

4 対象
(1)自治会や行政区の関係者,民生委員・児童委員,ボランティア活動者,福祉推進委員,
市町村社会福祉協議会役職員など地域福祉活動に関る方
(2)社会福祉施設,NPOなど福祉関係者
(3)その他関心のある方

5 参加費 無料

6 内容
10:00 受付
10:30 開会・オリエンテーション
10:40 講義「みんなでつくる 誰もがいきいき暮らす まちづくり 」
講  師:ルーテル学院大学大学院 学事顧問 市川 一宏 氏
12:00 昼食休憩

登米会場 大和会場

宮城県コミュニティソーシャルワーク普及研修 演習について
13:00〜13:30 活動報告「地域の中の福祉職のはたらき」
活動報告者:

3月11日 大郷町社協 大塚 潮 氏
3月12日 石巻市社協 西村 健太朗 氏
3月13日 石巻市社協 高橋 泰 氏
13:30〜13:40 質疑応答
13:40〜13:50  コメント

大和地区(大郷町社協 大塚 潮 氏)

登米地区(石巻市社協 西村 健太朗 氏)

柴田地区(石巻市社協 高橋 泰 氏)

東日本大震災発災時刻を迎え、参加者一同で黙祷を捧げました。

13:50〜
14:30ワークショップ 「やってみよう!地域の生活課題解決へ向けた地域づくり」
事例検討
ステップ1:活動報告をもとに、グループで、コミュニティソーシャルワーカーの役割を考えます。
ステップ2:事例をもとに,生活の困難に直面する方が置かれている状況を把握する
(情報の整理・課題の抽出)(40分)
本人の基本的情報(性別,年齢,家族の状況など),生活状況,関係する社会資源(福祉人材、サービス、機関、そして家族・近隣との関係などインフォーマルな関係)の考察のため、エコマップを作成し,住民や関係機関などとの関係性を整理しながら課題となっていることを検討します。

14:40 休憩
14:40〜14:55 課題解決へ向けて!  (15分)
サロン活動等を通した孤立予防への取組み、見守り活動による地域助け合い等、地域でどんなことが出来るか,そのためにどのように連携して取り組めるか検討します。
出てきた課題解決へ向けて,考えられる解決方法(取組み)を書き出す
14:55 全体共有(ポスターセッション)
各グループから報告,市川先生及び場合によっては事例提供者からコメント

15:10 まとめ(市川+報告者)
その実践を行うために,連携する団体を整理する(フォーマル・インフォーマルそれぞれの団体)を例示する。

私は、たくさんの方々とお会いし、学び、分かち合う機会を与えられました。その一つひとつの積み重ねが、地域を変え、新しい地域社会の創生に結びつくと確信しています。感謝。

柴田駅

帰りの電車

大垣市の「ふるさと福祉村」

2017年4月、大垣市を訪問させて頂いた。早崎さんとは、以前からご指導頂いており、小地域福祉活動を丁寧に推進し、住民主体の地域ネットワークを構築している大垣市社協から学ぶことは多い。福祉村の実践をご紹介したい。
青野ふるさと福祉村視察資料最新版2

ふるさと福祉村                             隣接するデイサービスセンター

どうぞお入り下さい。

くつろぐ住民の方々(サービスセンターの方も毎日来られます)

福祉村をささえるボランティの方々と前会長、現会長と役員の方々

協働に基づく地域ケアの推進〜地域ケアネットワークから学ぶ〜

2017年4月22日(土曜日)午後2時より、三鷹ネットワーク大学のシンポジウムが行われました。

コーディネーターは市川で、講師は、以下の方々です。

市川一宏 ルーテル学院大学 学事顧問、大学院研究科長・教授
日本キリスト教社会福祉学会会長、日本地域福祉学会理事、日本社会福祉学会監事。東京都高齢者保健福祉計画策定委員会委員長、共助社会づくりを進めるための検討会委員長、市区の介護保険事業計画等計画委員長現任。
国・都道府県・市区町村の行政、社会福祉協議会、民間団体における計画の策定、実施、評価および調査研究、人材養成等に多数関わる。近年、社会福祉の推進を通したまちづくり、保健医療福祉等の連携、共生・参加型社会における福祉政策と実践の統合に関する研究を進めている。
名和田是彦氏 法政大学法学部政治学科 教授
1955年山口県生まれ。東京大学法学部卒業。横浜市立大学、東京都立大学を経て2005年4月より法政大学法学部教授。横浜市港南区の港南台タウンカフェを中心に市民活動に関わり、地域コミュニティの研究を行っている。1993年~95年ドイツ留学以来しばしばドイツを訪れ、日独比較の観点からコミュニティを研究。また、福祉の仕事も多く、横浜市地域福祉保健計画策定・推進委員会委員長、社会福祉法人たすけあいゆい理事などを務めている。
土山坦氏 地域ケアネットワーク・東部会長、三鷹市東部地区住民協議会会長
1953年日本国有鉄道入社。本社、新幹線総局、首都圏管理局勤務、韓国鉄道庁出向。2005年東部地区住民協議会総務部会長、09年同副会長、11年地域ケアネットワーク・東部会長、2013年東部地区住民協議会会長。
濱仲純子氏 三鷹市健康福祉部長
1985年三鷹市入庁。2010年4月に子ども政策部子育て支援課長に着任、子ども・子育て支援新制度の導入に携わる。14年4月からは健康福祉部調整担当部長兼地域福祉課長として地域福祉分野を所管、16年4月から現職。

私は、以下のことを申し上げさせて頂きました。
①三鷹という地域特性を大切に、今までの取り組みを最大限尊重して、各コミュニティごとに地域福祉推進計画があって良い。そこで育ててきた木に、新しい木を紡ぐ、「接ぎ木型地域福祉」を大切さにすべきである。

②0か100でない実践。0か100かという意味は、やるかやらないかということ。そうではなく、その間に、1から99の活動があるのであり、それらを一つひとつ大切にして頂きたい。
③互いの理解から始まる協働、それぞれの活動を学ぶことによって生まれる理解が、コミュニティの創生に繋がる。
④地域福祉活動が広がるために必要なことは、各活動者の自主的活動と、それが生まれる環境を整備すること。行政が進める「頑張る地域支援プロジェクト」、社協が応援するふれあいいきいきサロン等の支援がより強められることが必要。
⑤地域にある資源を掘り起こそう。
「人」問題解決に取り組む当事者、医師、保健師、社会福祉士・ケアワーカー・ケアマネジメント等の専門職、住民、ボランティアといった保健医療福祉等に関わる広い人材

「もの」保健・医療・福祉・教育・公民館等の施設、サービス・活動、物品はもちろん、住民関係、地域関係、またボランティア協議会、医療保健福祉等の専門職ネットワーク等のネットワーク

「金」 補助金・委託金、寄付金、収益、研究補助金

「とき」就業時間、ボランティアが活動する時間。課題を共有化し、取り組むチャンス

「知らせ」上記の資源情報、サービス利用者情報、相談窓口における情報等のニーズ情報、計画策定に必要な統計等の管理情報

共同募金運動70年記念 平成28年福岡県社会福祉大会

2016年10月26日、クローバープラザ アリーナ棟 大ホールで、

平成28年福岡県社会福祉大会が行われ、多世代交流・共生型まちづくりというテーマで話をさせて頂きました。その内容を、福岡県社協がまとめて下さいました。感謝しています。

抜粋ふくおかのふくし160号

2016年度岩手県市町村民生委員児童委員協議会会長・副会長研修会

2017年2月、花巻で、研修会が開催されました。今回の研修は、2013年度に続く2回目です。

東日本大震災で、たくさんの民生委員の方々が亡くなられました。民生委員ご自身で一旦は避難場所にたどり着くことができたものの、相談相手の住民がおられないことを心配し、その方の自宅に戻り、そこで津波に遭われた多くの方々がおられたことを知っています。だからこそ、私は、感謝の気持ちを込め、講演の前日の食事会の時に、東京より持参したお酒をお注ぎすることにしています。今回もお礼を申し上げ、お話をする機会を与えて下さり、感謝しています。

その時の講演内容を、岩手県社協が記録に残して下さいました。感謝です。

岩手2017.2民生委員

新たに民生委員になられた方々へ

2017年度に民生委員制度は100年を迎えます。その時期にあって、一斉改選を経て、新たな体制での活動を始めようとする新任委員の方々へ、「安心して暮らすことのできる地域づくりのために」というテーマでメッセージを書かせて頂きました。私は、2017年度を、住民、関係機関等が、民生委員の方々の役割を十分理解する機会になればと思っています。

民生委員ひろば(新人へ)

ふれあい・いきいきサロン全国研究交流会in埼玉

2016年12月4日、ふれあい・いきいきサロン全国研究交流会in埼玉が開催されました。埼玉県社協は、地域福祉活動を推進する社協であり、長年、ふれあいいきいきサロンの定着に力を注いできました。私も20年近く前から、ボランティアコーディネーター養成講座や社協関係の仕事で、ご一緒に仕事をさせて頂き、感謝しています。

2006年のふれあいいきいきサロンセミナー

今回は、埼玉県社協が、全国研究交流会を実施し、広くサロンの意義を伝え、全国で実際に行っているサロン活動を伝える機会を提供して下さいました。なお、その陰には、一貫して取り組んでこられ、2016年度をもって退職された、埼玉県社協職員辻純子氏の働きがあることは間違いありません。本当にご苦労様でした。

埼玉県サロン2016

多者協働の場づくりに向けて〜ボランティア・市民活動支援のための体制整備・協働のネットワークづくりのヒント〜

2016年度は、全国ボランティア・市民活動センターの運営委員長の責任を担い、ボランティア活動のあり方について、学ぶ機会を与えられました。報告書『多者協働の場づくりに向けて〜ボランティアボランティア・市民活動支援のための体制整備・協働のネットワークづくりのヒント〜』は、若き実践者、研究者を加えた調査研究報告書である。調査対象は、都道府県・指定都市範疇の三重県ボランティアセンター、京都市福祉ボランティアセンター、市区町村範疇の調布市市民活動支援センター、小諸市市民活動・ボランティアサポートセンター(愛称ぼらせんこもろ)、志布志市社会福祉協議会志布志市ボランティアセンター、南富良野町ボランティアセンター、NPOの範疇の山口市市民活動支援センター さぽらんて、あきた中央市民活動サポートセンター、秋田県ゆとり生活創造センター遊学舎と広範囲に及び、その実績を検証しています。

是非、お読み下さい。

2016年度全社協報告書

 

農業協同組合の地域福祉

農業協同組合が、有力な構成員であった方々の高齢化の問題に本格的に取り組んでいる。その取り組みの一部を紹介します。。

日本農業新聞