2015年全国民生委員富山大会

2015年10月16日、富山県において、全国民生委員大会が開催されました。私は、活動交流集会4「災害に備える民生委員・児童委員活動~住民参加による災害時要援護者支援活動の推進」のコーディネーターを担当させて頂きました。事例提供者は、以下の通り。

渡邊耕良氏(気仙沼市民生委員児童委員協議会 会長)

鎌田富士雄氏(屋久島町民生委員児童委員協議会 会長)

佐原春光氏(入喜町民生委員児童委員協議会 民生委員児童委員)

今をもって、東日本大震災の復旧・復興は道半ばです。その現実を風化させてはなりません。と同時に、火山噴火、豪雨や川の氾濫、記録的な低気圧等による広範囲の被害等、日本全国で、様々な被害が発生しています。だからこそ、日頃の備えが大切です。なお、実際に発災した時には、以下の行動が基本です。

発災時前後の民生委員児童委員活動の基本

①民生委員自身も被災者となることを踏まえ、無理のない活動を考える

②自らの安全と健康を守ることがなにより重要

③民児協だけでなく、地域ぐるみの活動として取り組む

④民生委員が担う役割について住民に周知する

⑤日々の活動の延長に災害時要援護者支援活動があることを意識する

⑥災害対策は平常時の活動がきわめて大切であることを意識する

⑦災害要援護者台帳の作成、保管、活用方法について検討する

⑧行政等との情報提供、情報共有を重視する

⑨発災時の委員間の連絡確保と民児協機能の早期回復を重視する

⑩民生委員同士の支え合い、民児協による委員支援を重視する

以上のことを忘れずに、民生委員児童委員が連帯して、普段から、地域を耕していくことの意味は、大きいと感じています。

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2015全国民生委員大会活動交流集会4

民生委員・児童委員による災害時要援護者支援活動に関する指針第1版