2014年10月の投稿

今日の祈り『婦人の友』

婦人の友

婦人の友「今日の祈り」1

婦人の友「今日のいのり」2

『婦人の友』2014年10月号に<「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる人生>という私のメッセージが掲載されました。聖書は「わたしの目にあなたは価高く、貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ書43章4節)です。どうぞお読み下さい。

本の広場(教文館)

本のひろば

本の批評と紹介 日本聖書協会理事長 大宮溥牧師

全国ボランティアフェスティバル in 岐阜

岐阜会場

右は懇親会会場と分科会が開催された都ホテル 右は初日の全体会が行われた国際会議場

清流トーク・セッション第1部<「知力」と「地力」の結集による新たな協働>

岐阜会場

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私は、のみわ相談所(愛知県一宮市)代表三輪憲功さんと、秋田県藤里町社会福祉協議会常務理事菊池まゆみさんがゲストスピーカーとして登壇する、1日目の清流トーク・セッション第1部<「知力」と「地力」の結集による新たな協働>のコーディネーターの役割をいただきました。「経済的困窮の広がりと連鎖、孤立と孤独死、ひきこもりなどの様々な問題が深刻化してきています。これらの問題に向き合い、その解決を図るためには、さまざまな活動者による個々の実践(地力)と、それらが<地域>という場で協働できるしくみづくり(地力)が不可欠です。「知力」と「地力」を結集し、まち(地域)の明るい将来を見据えた“新たな協働”のあり方・実践について考えます」という目標に挑戦したセッションでした。私は、あらかじめ、お二人の実践現場を訪問することができました。その報告は、HPにすでに掲載してあります。

なお、私は、同セッションを通して、以下のことが大切であると実感しました。
①目指すべき地域の姿を確認すること。
地域特性を可能性と課題の双方の視点から確認し、具体的に地域を描くこと。
②地域の生活課題の共有化と取り組みのための合意形成プロセスを大切にすること。
③地域の生活課題を把握するための多様な方法をもつこと。
④協働とは、一定の目標にむかって、それぞれの役割を確認した協働的関係を言います。住民間の合意形成、住民と行政の合意形成、関連諸機関・分野の合意形成という多様な合意を大切にすること。
⑤人間の活動を重視したまちづくりの視点による福祉・教育・就労・住宅・交通などの生活関連分野との協働を検討すること。
⑥日常生活圏ー市区町村圏ー広域圏(市町村の協働)ー都道府県域ー国の5圏域を考えること。
⑦今までの考え方を見直すこと。
・〔自立〕:「自立」は、社会的自立、経済的自立、生活の自立などその人、その人によって必要な「自立」が異なります。
・[自立支援]:その人らしい生き方(自己実現)への支援であり、「居場所」づくりです。2事例から学ぶ「寄り添い」型の支援は、その「志」が確かなら、仲間が集まり、それが新たなつながりを生み、さらなる活動に結びつき、積み重なっていく(清流の循環のように)。そして、「寄り添う」ことが、「寄り添われる」ことにつながっていく
・〔協働〕:生活困窮者・引きこもりへの対応は、「金」(就労)だけの問題ではないし、「福祉」(住まい、介護・生活支援サービス)だけの問題でもない。ケースによっては、「法律」、「心のケア」、「教育」、「医療」、「家族関係」の問題も含まれ、「地域」での受け入れ・支援が不可欠です。そして、行政だけが担うものではないし、NPOや自治会、企業、学校(PTA)、社会福祉施設だけが担うものではなく、それぞれが役割を発揮できるよう、責任を分かち合うことが大切です。「福祉」でまちづくりとは、-新しい地域社会づくり-です。したがって、きちんとその「ニーズ」を受け止め、「個別」に寄り添い、『居場所』をともに考えていくことが、結果として、周りに巻き込み、連携・協働が図られることになります。その『居場所』づくりという、一つの目標に向かって住民も、NPOも、自治会も、民間企業も、社会福祉協議会も、行政も一緒のテーブルにつくことが大切です。
また、協働を支える地域福祉コーディネーター等の専門職の役割を具体的に考えていくことが求められています。
さらに、「個」の支援(知力)を、地域の問題として結集させ(協働)、解決に取り組む(地力)に変えることは、『産業』へと発展し(「弁当販売」、「便利屋・リサイクルショップ」、「食堂」、「白神まいたけキッシュ」など)、まちの活性化、新しい地域社会づくりへとつながっていくのではないでしょうか。

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近くの街並み(長良川の鵜飼い会場の側)
岐阜町並み1岐阜町並み3

岐阜町並み5岐阜町並み2

長良川の清流

 

長良川の清流

熊本県宇城市福祉大会

2014年10月1日、熊本県宇城市社会福祉大会の講演のご依頼を受け、熊本から鹿児島本線の列車に乗ってはじめて松橋駅に下りました。各駅停車でしたが、列車は快適でした。

熊本→松橋熊本→松橋2

駅の改札口を出て、お迎えを待っていると、聞き慣れない列車の大きな音。そして煙。駅員の方にお聞きすると、熊本と人吉の間を蒸気機関車が定期的に走っており、私がいる時間には、乗務員が練習しているとのことでした。
駅の戻り、必死で蒸気機関車の後を追いかましたが、すでに遠くに走っており、見ることはできませんでした。しかし、振り返ると、通り過ぎ去った蒸気機関車の煙が残っていました。しかし、列車が通り過ぎた跡が、はっきりと確認できましたし、私の思い出になりました。今度は、その蒸気機関車に乗りたい。
宇城市の蒸気汽車

 

宇城市では、10年前より177の内142の自治区で地区福祉会を設置し、小地域福祉活動を進めておられるとのこと。その活性化を図りたいとのご要望でした。私は、全国各地の例をお示ししながら、サロンや見守り活動を進める具体的な方法をご紹介しました。会場に来られたたくさんの方々は、熱心に聞いて下さいました。私のその真摯な態度に、宇城市の地区福祉会の可能性を実感しました。

宇城市大会1

宇城市大会3

宇城市大会2

東京に向かう飛行機を夕陽が照らしていました。宇城市の方々が、私を励ましながら、見送って下さっていたかもしれません。煙の跡に始まり、真っ赤な夕陽の見送りを受けた、とても貴重な1日でした。

飛行機からの夕陽