<卒業生>参議院議員天畠大輔さんを紹介します。
<メッセージ>
私は14歳のとき、医療ミスにより四肢麻痺、発話障がい、嚥下障がい、視覚障がいを負いました。障がいがあることで、人生の選択肢は本当に狭い。厳しい現実に直面してきました。
希望する学校に行けない、働きたくても働けない。
居場所がないと強く感じました。社会から隔絶されている、必要とされてない感覚は、生きる活力を奪います。
今の日本社会は、少し人と違ったら、居場所がなくなりがちな社会です。
私と同じように選択肢を奪われたり、居場所がなかったりする人がたくさんいます。
でも、政治が変われば助かる人もたくさんいます。国会議員として、誰にでも「居場所のある社会」をつくりたい。それは、経済的に苦しくないだけでなく、自分が必要とされていると感じられる社会です。
誰もが「生きていたい」と思える社会を、みなさんとともにつくっていきたいと思います。
以上、公式ホームページより
<公表された履歴より>
2008年9月、ルーテル学院大学卒業
2006年4月、障がい学生の大学生活をサポートする団体、LSS(ルーテル・サポート・サービス)を設立。その後、大学の公認団体に成長。
2005年4月、同大社会福祉学科に編入。社会福祉、介護等の勉強を本格的に始める。
2004年4月、ルーテル学院大学総合人間学部神学科合格。念願の大学入学を果たす。
2003年2月、ルーテル学院大学を特別な配慮で受験したが不合格。しかし大学は、1年間の聴講を勧めてくれた。来年再受験することを期して、1年間の徹底的な受験モードに。
2002年9月、大学受験の勉強をしながら、いくつかの私大にアプローチしたがことごとく断られる。ただルーテル学院大学だけから受験許可をもらう。
私は、天畠さんと2003年に出会い、彼と一緒に大学生活を過ごしました。私にとって、貴重な学びの時でした。
ちなみに、彼のコミュニケーションの介助をしている方は、同じくルーテル学院大学の卒業生で、とても優秀な方でした。そしてその卒業生が北海道からルーテル学院大学を受験するきっかけを作った方は、診療所に勤め、地域の精神障がいを持たれた方の自立を応援していた有名な医療ソーシャルワーカーの、これも同じく卒業生の方でした。ルーテルの繋がりを感じています。
がんばれ、天畠さん、応援しています。
投稿日 24年12月01日[日] 10:08 AM | カテゴリー: カテゴリ無し,共助社会づくり,卒業生の仕事紹介,大学関連,社会福祉関連