大分県単位民生委員児童委員協議会会長研修会

2024年8月6日•7日に、令和6年度大分県単位民生委員児童委員協議会会長研修会の講演、ワークショップを行った。昨年はご依頼を受けながら、先約があってお引き受けできませんでした。今回は、事務局とも日程と研修内容の確認を丁寧に行い、研修に臨みました。私が忙しく、期限ぎりぎりに企画を提出したにもかかわらず、事務局は待ち、丁寧に対応して下さいました。

2012年、第81回民生委員児童委員全国大会が別府市と大分市を会場に10月18・19の両日行われ、私も講師として一つの分科会を担当させて頂きましたが、レジメに書いた『限界集落』の記述に対し、ほとんどの大分県内の市町村が『限界集落』であるとの指摘がなされたことを思い出します。

大分県の総人口は1,107,823人(2022年7月1日現在)で、47都道府県中第33位、また沖縄県を除く九州7県では第5位にである。県庁所在地の大分市に総人口の42.7%が集中しています。多くの過疎少子化の問題に直面しながら、展開される大分県内の民生委員児童委員活動に、私は心からのエールをレジメに込め、報告いたしました。

2日目の活動事例発表では、3事例が発表されました。私は夏休み小中学生の家庭訪問、小中学校長との連絡会、子ども食堂の開催と、きめ細かく丁寧に行われる子ども•子育て支援、高齢者見守り訪問事業による声かけ•見守り•話し合いの推進や自主防災・地域ごとの会食サロンの実施等の地域福祉活動を推進する民生委員児童委員の地域に根ざした草の根の取り組みから、多くを学びました。

研修会が終わり、帰宅につかれた方々と挨拶を交わすことができましたが、多くの方から感謝頂き、私自身が励まされました。感謝。

大分から帰宅して翌日の8日午後4時43分ごろ、大きな地震がありました。震源地は日向灘で震源の深さは31キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されています。私は、大分、宮崎の卒業生や民生委員児童委員の方々、事務局の方々に応援のメッセージをお送りしました。そして翌日の9日の夜は、小田原に孫と来て、地震に会いました。宿泊していたホテルのすべてのエレベーターはしばらく止まりました。逆に宮崎、大分の方々から心配のメールが届きました。また台風がやってきました。今は、どこで地震や大雨に会ってもおかしくない時代です。生活しにくさは、暑さもあり、日々体感しています。

ですから、私は、大分の民生委員児童委員の活動と同様に、気持ちの上でも、互いの繋がりを大切に、希望を見失なわないで、励まし合いながら、一歩一歩明日に向かって歩んでいきたいと強く思いました。