北海道浦河ベテルの取り組み(グループホーム)

2024年6月21日・22日、北海道の浦河にで開催された、キリスト教社会福祉学会の大会に出席しました。現地主催は、浦河ベテルで、障がいをもつ方自身が当事者研究を通して、自己実現をはかっていく。そして、地域にベテルの施設が広がっていくことで、地域の基盤が向上していくという地域づくりが行われていました。

では、質問。写真には、動物が映っています。なんでしょう。

正解はキジの親子です。車が近づいても、中々逃げず、私が車から降りたら、急に小さい子どもも飛んでいきました。

そしてたどり着いたのが、このグループホームです。

このグループホームには統合失調症やうつ病などの症状をもつ5人の男性が住んでいます。このグループホームのすごい所は、建てる前に入居者を決め、どんなグループホームがいいかを一緒に話し合い、メンバーたちの意見をとり入れて設計したところです。

また、このグループホームには、いろんな人たちが訪れます。近所に住む引きこもりがちな人、統合失調症の病気を持ちながら子育てしてる母親と子ども(この子どもはグループホームのメンバーがごはんを食べさせたり、お風呂に入れたり、ドライヤーをかけてやったり)。その横でお母さんはのんびりテレビを見ています。その他、学校に行けない子ども、中高生、学校に行けない先生、いろんな理由で仕事にいけなくなり休職中の人たち、高齢者など、いろんな人が立ち寄ります。住人たちはピザを焼いてあげたり接待役です。

このような場所づくりが、コミュニティづくりの原点であると思います。それが、浦河の強みです。   私たちルーテル学院大学関係者が誇る伊藤恵理子さんが情報提供して下さいました。