高齢者保健福祉計画の考え方
私が顧問をしている調布市高齢者福祉推進協議会の第1回目の議事録がHPに公開されました。
そこで、私は顧問としての講話の時間を頂きました。その際のポイントは、調布市高齢者福祉推進協議会に10数年顧問として関わっており、あくまで調布市の施策、実践の実績に「接ぎ木」をするつもりで提案しています。
1.40年を超えて行政計画等に関わってきましたが、Ⅰ)「コロナ禍において深刻化した生活課題」で述べましたように、高齢者や介護する家族が直面している課題は今までになく極めて深刻だと実感しています。したがって、地域ケアだけを切り取って議論することは難しいのではないでしょうか。また、地域ケアと生活困窮者支援等との関係も議論する必要があるのではありませんか。地域福祉コーディネーター、生活困窮者の相談支援との連携が必要では?さらに、世代を超えた孤立予防等の施策との関わりが不可欠では?
2.また重層的支援体制整備事業という福祉制度設計に関わる事業が検討されているにもかかわらず、行政内部で必ずしも協働がなされていない現状にあり、生活支援体制整備事業の課題として意見を述べています。
3.介護保険法の改正の趣旨からも、地域福祉計画との整合性を明確にする必要があると思っており、述べました。
4.コロナ禍だからこそ、活動の原点に戻ること(①自らの働きを問い直すこと、②地域のあるべき姿を描くこと、③協働した働きを始めること)が必要と思っており、いくつかの可能性と課題を提起しました。
ご指導頂けますと幸いです。