希望ある明日に向かって歩むぞメッセージ

 3月に行われたスキルアップ講座で、私は、「コロナ禍における地域ケア」について話しました。そこに、何人もの卒業生が出席してくれましたが、参加した卒業生から感想が届きました。掲載の許可を頂いたので、ルーテルで学んだみなさんと共有したいと思います。

市川先生
 当方の不慣れでうまくつながらず、お礼と感想をお伝えしたいと思いながら感想をお伝えするのが遅れました。失礼をお許しください。
 当日は懐かしい同級生の顔も見られ、久々に学生時代に戻ったような思いで拝聴しておりました。遠方に住んでおりますので、ルーテルで学びなおしたいと考えても物理的に難しく、オンラインを有効活用させていただきました。
 3年前から、第2層生活支援コーディネーターとして勤めており、今回の先生のお話大変興味深く、モチベーションの維持向上になりました。
 生活支援コーディネーターは人と人、人と資源を、普段の暮らしをより楽しくするために様々な場面でつなぐ人、、、といっても、地域に住む方々からみたら新参者。なんども何度も何度も、、、足を運んで文字通り歩き回って、地域の方にお話を伺ううちに、「支えあって助け合っていなかったら、長いこと住んではいられなかったよ。〇〇さんにも話を聞いてごらんよ」「最近、近所で気になることがあってね」と声をかけてくださる方も増えてきました。
 サロン、福祉のまち推進センター、運動サークル、認サポ、地域のお店、移動販売車、何気ない住宅地、公園Etc.コロナ禍もありましたが、可能な限りを考えてなんども何度も何度も。この冬は大雪が拍車をかけて交流を断っているかのように感じました。
 が、とある地区の小さな取り組みからは「誰かと一緒に何かがしたい。」という声が多く集まり外勤時には除雪車の入らない路地裏などで、ご近所多世代で除雪する姿を目にしました。地域をもっと楽しくしようと地域情報のWEBサイトを運営している方とつながることもできました。
 何かのつながりを求めている人もいて、まだ出会っていない人もいる。まだまだ、ワクワクできるのではないかと感じています。
 先生の講義を聴きながら、これまで出会ったあの人この人の「ちょっとした思いやり」を思い返し、アイデアを出しあおうよと言ってくれる様々な関係機関の方と一緒に、主役である地域の方のお話を聴きに行こうと、思いを新たにしました。
 11年前、知的障がいをお持ちの方々との楽しいグループホーム生活に区切りをつけ、予定されていた日程とはいえ震災直後の薄暗い空港を飛び立って、家族5人で北海道に引っ越してきました。当時の1歳児が、この春中学生になります。
 若い世代はこの社会をどんなふうに眺めているのでしょう。小さな人たちの目に美しいものが映り、その耳に澄んだ音が響き、心に温かいものが残りますようにと日々願っています。
 私は学生時分と変わらず、ゆっくりとした歩みですが元気です。これまでの取り組みを振り返り、今後を考え、協働できる仲間を思っての感想と考察を述べました。遠方にいても先生の姿を見ながらリアルタイムで講義を聴くことができ、またお集りの皆様のご意見や報告資料もいただくことができましたこと感謝の思いでいっぱいです。お身体ご自愛くださいますように。   菅原(大江)朋代