2022年3月11日 花は咲く

<花は咲く>

1 真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい あの街を 思い出す

叶(かな)えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい あの人を 思い出す

誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましている
誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう

2 夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい あの日々を 思い出す

傷ついて 傷つけて
報われず ないたりして
今はただ 愛(いと)おしい あの人を 思い出す

誰かの想(おも)いが見える 誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える 悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために

コロナ感染症、自然災害、ロシアの侵略、そして貧困、虐待、孤独死、予想もしていなかった事件といった深刻な問題等が頻繁に起こり、今は目を覆い、耳を塞ぎたくなることがあまりに多い。そして、今までのように、大切な人と心を温め合う機会も限られました。ただただ、呆然と立ち尽くしている私がいます。

私は、同じような体験を、2011年3月11日に起こった東日本大震災で経験しました。友人がいた石巻を訪問して、津波で家が流され、多くの方々が亡くなられた現実を見て、今まで当たり前に思っていた日々の生活、思いやり、つながりの大切さが身に染みました。またあまり気にしていなかった花や木々の美しさに、心が癒され、歩みを始めました。仲間のいる石巻は、私の活動の原点でもあります。そこで見た桜の美しさを忘れることができません。

2013年当時の石巻(日和山公園より)

この写真は、私にとって特別のもの。当時闘病生活をしていた卒業生に毎日1枚の写真を送っていました。その時のテーマは桜で、石巻市社協に所属していた親友の渋谷さんに写真を送って頂きました。卒業生もとても喜んでくれました。