希望ある明日に向かって歩むぞメッセージ

 思い返して見れば、長かったような短かったような一年でしたが、本当にこれまでにない経験をした一年であったことは間違いありません。
 いい意味では、コロナ禍にあったことで職員間の結束がたかまりました。お互いを信頼し、励まし合う雰囲気が増したと思います。これまでは他人の痛みや弱さを受け入れることが難しい場面でも、まずは相手を理解し、寄り添う気持ちがでてきたように感じます。また、いろいろなアイデアが職員のタレントを通じて出てきました。これまで当たり前だったことができなくなることで、みんなが頭を悩まし、考えてアイデアを出す場面が増えたことは今後の成長に繋がっていくと確信しています。反面、利用者様にはつらい毎日だったと思います。ご家族との面会ができなくなったり、外出して好きな食べ物が食べられなくなったり・・。行動の制限が精神的な面で最も影響が大きいと感じています。我慢することばかりではなく、みんなで知恵を絞って心のケアに努めていこうと話し合っているところです。
 高齢者が感染すると命に関わるといわれていますが、大阪では入院もすぐにできない状態が続いています。しばらく施設で待機しなければならないことを考えてシミュレーションも行っていますが心配はつきません。それでも命を最大限に守ることができるようにと、主によるお支えを祈り続けているところです。
 新しい年もルーテル学院につながる皆さんとこうしてお互いを励まし合い、支え合えるようにしていきたいですね!
                  るうてるホーム 石倉智史