岐阜県立総合学園高等学校太鼓部「おもてなし演奏」 

2014年9月27日・28日、ボランティアフェスティバルぎふ」が開催されました。全体会が開催される前、「おもてなし演奏」として、岐阜県立総合学園高等学校太鼓部が登場してきました。演奏する曲は、「山河の響き〜清流の里から〜」。77人の参加者の一人ひとりの思いが結ばれ、大きな響きとなって、会場全体を包み込み、聞いている人の心を震えさせました。太鼓部の合い言葉は「結(むすび)」とのこと。確かに個性も違う、体力も違う、技量も違う高校生が、一つの響き、思いとなり、会場に大きな感動を生み出しました。

演奏の後、教師の方にお聞きしました。笛の音は、東日本大震災を目のあたりにして、「少しでも元気になってほしい」という気持ちで、被災以来、ずっと演奏しておられるそうです。

NHKで放映された『八重の桜』の最初の3分を思い出します。その中で、小学生180人が傘を開く場面があります。その意図は、幕末、会津が軍に攻められ、本当に厳しい状況になっても、今日の姿にまでに回復した事実を、桜の花で表現しようとしたことを、あとでNHKの担当者から聞きました。しかも、子ども一人ひとりは、紙に10年後の自分を描き,持っていたそうです。
77人は、思いやりと励まし、そして希望のある未来をすばらしい演奏で表現してくれました。皆さんの思いが、今でも、私の心の中に留まっています。ありがとう。

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