自然の混乱から生み出された心の出会い

前日のJALの混乱は、私にとってはじめての経験であった。時間の余裕をもって到着した第1ターミナルには、たくさんの人で身動きのできない状況。北国の大雪と前日から日本列島を通り過ぎた熱帯低気圧のため、混乱が起きることはやむを得ない。しかしアナウンスが不徹底の中で、情報を待って床に座っている人々、長蛇の列をつくっている人々。携帯電話も繋がらない状態。私も2時間待ったが、疲れ果て、諦めて帰宅することとなった。

結局、翌日は早朝4時40分に家を出た。5時発のバスに乗り、都合良く、羽田空港に1時間前に空港に到着した。そして第2空港ターミナルのラウンジに座っていると、海岸が段々赤くなってくる。そして、6時40分頃だろうか、太陽が顔を出す。その中を、飛行機が列をなして飛び立っていく。その美しさは、言葉ではあらわせない。

 私の日程は、いつもほんとうにタイトだが、そこで出会う時々の景色は、もうけもの。その日から始まる宮崎県西米良村、西都市の仕事を全うしたいとの気持ちが、自然との出会いから生まれる。やはり、自然の、人では計り知れない奥深さが、私の心を支えている。

今日も、すばらしい出会いをした。