長野県安曇野市で取り組んでいる「ひかりフェスティバル2023」を応援して下さい。

皆様

 天候がめまぐるしく変わる日が続きますが、いかがお過ごしですか。

 くれぐれも健康にご自愛下さい。

 さて、私たちの仲間である髙林(旧姓:浜野)真理さんが、夫の賢さんと長野県に移住したのが今から14年前。二人とも、関東の同じ児童養護施設に勤めていましたが、民間のフリースクール『ひかりの学校 New Education School』を開設したのが、今から9年前になります。

 ひかりの学校の理念は、聖書の「私の目にあなたは高価で尊い イザヤ書43:4」です。ひかりの学校を利用する子どもは、公立学校への不登校や不適応行動があったり、発達障害などの様々な理由で通ってきていますが、目指すのはすべての子どもが社会自立のために学ぶ「普通の学校」です。

 そして、ひかりの学校の学びの特色は、「人との関わりを学ぶ」ことです。バンドの音楽活動やダンス・デジタルIT学習・調理学習・野外活動・工作・畑などの体験型の学習を活動の軸としながら、学ぶ目的は子ども同士の関わりやリーダーシップを学ぶことです。今まで多くの子どもたちがひかりの学校を卒業して公立の学校へ復帰しました。

 ふりかえって、この間の運営は順風満帆であったわけではなく、何度も挫折しそうになったそうです。「夫と2人で泣いたこともあります。私たちにはこの学校を続けるのに相応しくないのかもしれない、神様が授けてくださった子どもたちを育てるには力がないのかもしれない、もし私たちが間違っているならば、この学校を閉じて下さいと祈りました。それでも神様は私たちを諦めずに、共にいて、私たちを成長させて下さいました」と真理さんは語ります。

 他方、たくさんの励ましが、「ひかりの学校」の歩みを支えていたそうです。現在ひかりの学校に在籍している1人の子どものお母さんは、「ひかりの学校に来る前までは、出口のないトンネルを歩いているようだった。でも、ひかりの学校に来て本当に変わった。そして今までの自分と同じように苦しんでいる人が大勢いるから、みんなに伝えたいと思った。でも、伝えても自分が思っているようなレスポンスは返ってこない。だから、伝えないほうがよかったのか?自分の伝え方が悪かったのか?とか色々考えちゃう。でも、そんなこと気にしないで、選ぶのは相手の自由だから、私は伝え続けようと思う」と語って下さっています。このような利用者の方の思いが、二人の勇気となっています。

今、「ひかりの学校」は、新たな挑戦を始めます。二人の気持ちをお伝えします。

「ひかりの学校をもっと多くの人に知っていただき、ひかりの学校を共に支えてくださる仲間を集めます。そのために3つのプロジェクトを進めています。

1つ目は、ひかりの学校NPO法人化です。来年度からNPO法人ひかりの学校として運営できるように準備をしています。

2つ目は、『信州の特色ある学び』という長野県が行うクラウドファンディングで、ひかりの学校の倉庫2階を教室として改築する費用を集めます。倉庫2階を教室に改築できれば、ダンス活動バンド音楽活動に使えるのはもちろんのこと、保護者の勉強会や地域との交流、宿泊学習にも活用できます。

3つ目は、『ひかりフェスティバル』を開催します。開催の目的は大きく3つあります。1つ目は、生徒たちと地域の方々との交流学習。2つ目は、ひかりの学校を、多くの子どもとそのご家庭、また安曇野市周辺の学校に知っていただくこと。3つ目は、不登校など子どもの教育に悩む保護者の方々に、フレッシュで明るい教育の情報を届けたい、というものです」

 ちなみに、髙林真理さんは、ルーテル学院大学卒業後、児童養護施設に就職し、その間、ルーテル学院大学大学院社会福祉学専攻課程に入学してきました。入学時に彼女が言った、「子どもたちを大切に接していると、蓄えていた心の壺が乾いていく時がある。大学院で学んで、心の壺に愛を満たして仕事をしていきたい」という言葉は、私たち教員にとって院生を教える大きなモティベーションになっていました。

 皆さん、社会がもっとも必要としている絆をつくる「ひかりの学校」の新たな歩みを、ご一緒に応援して頂けないでしょうか。

 応援の方法につきましては、以下に書かせて頂きます。

 どうぞよろしくお願い致します。

2023年10月1日

唐澤(旧姓:伊藤)啓子(1992年学部卒)

河内(旧姓:大森)れい子(1992年学部卒)         

篠宮妙子(1992年学部卒)

仁志田(旧姓:山田)晶子(1992年学部卒)

西原雄次郎(ルーテル学院大学名誉教授)

市川一宏(ルーテル学院大学名誉教授)          

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「すべての子どたちに教室を!プロジェクト床・壁・天井編」動画での紹介

ひかりの学校のブログより

http://hikarinogakko.blog.fc2.com/blog-entry-497.html

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長野県みらいベースHPより

「すべての子どたちに教室を!プロジェクト床・壁・天井編」

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