教会関連
『「この子らを世の光に」〜糸賀一雄師の生き方から学ぶ』
2014年11月15日、日本基督教団鳥取教会の秋の特別集会に招かれました。私の人生を変えた糸賀先生が洗礼を受けられた教会で講演を行うことが許された光栄に、私の心は震えました。話させて頂くその祭壇に、神を信頼してひざまずき、自分を委ねて祈りを捧げ、洗礼を受ける糸賀先生の姿を覚え、先生が決して言葉では語られていないキリストの愛と恵みを、私なりにチャレンジしてまとめました。これは、あくまで私の見解ですが、天国におられる糸賀先生はどのように思われたでしょうか。
1. 私の糸賀先生との出会い
聖句:「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれは、家の中のものすべてを照らすのである。」(マタイによる福音書514・15)
「福祉の思想」「約40年前、教会主催のボランティアに参加したことが、私の人生の方向を大きく変えた。当時、知的障がいの方に会うことはほとんどなかった。しかし出会いは、凍った心を解かす。知り合おうとする気持ちが、コミュニケーションを創り出す。そして、彼らの生活を施設に閉じこめていた社会の現実に気がついたのである。その時、私は知的障害者の父と言われる糸賀一雄氏の言葉と実践に出会った。「この子らに世の光を」ではなく、「この子らを世の光に」というメッセージに衝撃を受けた。障がいをもつ人が、その人らしく生きていくことができる社会こそ、私たちが目指すべき社会であるとの主張に共感を覚えた。
今、家の扉が堅く閉められ、塀で囲まれる。学校や職場と家庭の間に、ほっとできる居場所がない。そして、孤立が多くの深刻な問題を引き起こしている。だから、実際に生活する場であるコミュニティを見直さなくては。本来、コミュニティとは、住民同士が出会い、それぞれが抱く痛みを学び、互いを認め合い、共生していくための合意を築く場であるはず。そして、誰もがそれぞれに痛みをもち、弱さがあるという事実を共に確認したい。そんな人間同士が、共感し、関わりによって目覚め、自分らしさや持ち味を獲得していく。ナウエンは、人間がもつ弱さを、「創造的な弱さ(creative weakness)」と言った。
私は、この人間理解を世の光としたい」自著『知の福祉力』人間と歴史社
2. 若き日の糸賀先生
多くの人との出会い、学校での学び、鳥取の文化によって育てられた糸賀先生、
聖句:「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ」(1955年改訂版聖書:伝道の書12・1)
青年時代:「1914(大正3)年、鳥取市に生まれた。米子へ転居し、義方小学校に入学したが、再び鳥取に帰って日進小学校に転校。卒業後、県立鳥取第二中学校(現鳥取東高校)に入学した。当時の鳥取二中の自由・親和・進取の校風の中で、糸賀は心豊かに成長し、学業も優秀であった。在学中、友人に誘われて鳥取市西町の日本基督教団鳥取教会へ通った。親友の圓山文雄から贈られた新約聖書の見返しには、「之レニ依リテ真ノ神ヲ見出サレンコトヲ祈ル」と記されている。その頃、鳥取の青年たちに信望厚かったアメリカ人宣教師ミス・コーらから英語、音楽、聖書などの指導と強い感化を受け、小さき者への愛、隣人への奉仕の心が培われていった。信仰を深めて1932年、前田牧師より洗礼を受け、「この世に生まれて、自分のなすべき本来の仕事は何か。いずれ啓示があるだろう」と思索を重ねた。糸賀が生まれ育ったルーツ鳥取の地域、学校、教会などでの交わり、文化・風土によって育まれた人柄と使命感、そして高い志が原点となって、その後、糸賀自身の言葉「啓示のひらめき」で、なすべき仕事が定まった、それは、第二次世界大戦後の混乱と貧困の中で近江学園の設立で設立であった」(松田章義「糸賀一雄の思想と実践〜生誕100年を記念して㊤」『日本海新聞』、2014年5月1日)
3. 糸賀先生の働きを通して見る5つのC
(1)Challenge チャレンジ 当時の厳しい社会状況の土壌に咲いた花
①聖句:「一人のいと小さき者になしたるは我になしたるなり」(マタイによる福音書25:31)
「福祉の思想」:「精神薄弱という現象が社会で問題となるのは何によってなのであろうか。こういう根源的な問いに誘われることによって、私たちは、社会の構造的な矛盾に目を向けざるを得なかった。その問題性は同時に人間の価値観に私たちをいざなうものであった。」
「この子らをほんとうに理解してくれる社会、差別的な考え方や見方のない社会、人間と人間が理解と愛情でむすばれるような社会をつくりたいと願う」
WHOによる障害規定は、第一に、肢体不自由や内部障害、視覚障害、精神薄弱、記憶・思考の障害等をあらわすもので、心理的、生理的または解剖学的な構造または機能の喪失を意味する機能障害(impairment)であり、日常生活や社会生活上の困難を言い、とくに医療的対応が求められる。第二に能力低下(disability)は、人間として正常と見なされる範囲で生活していく能力、たとえば食事、排泄、歩行等の日常生活能力が、機能障害の結果として欠損、もしくは低下、逆には過剰である状態をいい、とくに障害者福祉やリハビリテーションが重要となる。第三に、社会的不利(handicap)とは、機能障害や能力低下の文化的、社会的、経済的、環境的に不利な状態をいう。具体的には、職業や教育への参加、外出が困難なことによる地域からの孤立、さまざまな社会参加への制限等がこれにあたる。障害者のニーズは、基本的に3つのレベルにおいて判断する必要がある。
この視点からみると、「いと小さき者」として社会で普段の生活を営むことができないように追いやったのは私たち自身です。その事実に、糸賀先生は詫びる心をもって、挑戦していかれたと解釈することはできないでしょうか。また、それぞれの命は。神様から祝福されて与えられたもの。だから「おめでとう」と言う。この人間理解の原点に立って、糸賀先生は働かれていたと考えることはできませんでしょうか。
②聖句:「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全なものとなっているわけでもありません。何とかして捕らえようと努めているのです。自分がキリスト・イエスに捕らえられているからです」(フィリピの信徒への手紙3:12)
「福祉の思想」「私たちのねがいは、重症な障害をもったこの子たちも、立派な生産者であるということを、認めあえる社会をつくろうということである。「この子らに世の光を」あててやろうというあわれみの政策を求めているのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよみがきをかけて輝かそうというのである。「この子らを世の光に」である。この子らが生まれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならぬということなのである。」
→重症心身障害児施設の建設
「盲やろうや肢体不自由という・・・・・ひとにわからせないですますことができるということや、わかっていてもお互いにわからないふりをするというエチケットが、まったくむりもないことであるが、その対策の進展をひどくおくらせたともいえそうである。」
(2)Change チェンジ
聖句:「だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は、革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れなければならない」(ルカによる福音書5:37・38)
「福祉の思想」「基本的な人権の尊重ということがいわれる。しかしその根本には、ひとりひとりの個人の尊重ということがある。おたがいの生命と自由を大切にすることである。それは人権としての法律的な保護をする以前のものである。共感と連帯の生活感情に裏づけられていなければならないものである。」
戦後の混乱:児童福祉法、生活保護法、身体障害者福祉法の主要な取り組み課題は、戦災孤児、生活困窮者、戦災による障害者でした。知的障害児者に対する福祉は、戦後15年を待たなければ、自立できませんでした。糸賀師は、「座敷牢に象徴される精薄者への差別・労働能力のない者に対する差別・伝染病のように考える医学的差別(学会の問題)」を指摘しています。
また昭和30年代の半ば、すなわち高度経済成長期前期の1960(昭和35)年に、精神薄弱者福祉法が成立した意味:経済成長は、生産の強化による豊かさを追求し、労働力、生産力に価値を置き、その能力を有すること者と有しない者を区別し、善悪の判断が加えられた時に、差別が生まれます。当時の「バスに乗り遅れるな」という言葉は、乗り遅れた者が将来の夢を捨てるという意味をもっていました。だからこそ、制度そのものを代える必要がありました。これが、「精神薄弱者福祉法」です。
第一章 総則
(この法律の目的)
第一条
この法律は、精神薄弱者に対し、その更生を援助するとともに必要な保護を行ない、もつて精神薄弱者の福祉を図ることを目的とする。
(国及び地方公共団体の責務)
第二条
国及び地方公共団体は、精神薄弱者の福祉について国民の理解を深めるとともに、精神薄弱者に対する更生の援助と必要な保護の実施につとめなければならない。
(3)Capacity building発達保障、人格形成
聖句:「イエスはお答えになった。『本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである』」(ヨハネによる福音書9:3)
以下、「福祉の思想」
①道徳性の探究
「そこに求められるものは道徳的人格性の成長あり、道徳的な判断、心情に裏づけられた行為である。それがつけ焼刃でなく、身についたものとなるということが求められるとすれば、そこでこそ道徳の教育的実践が問題となる。<省略>彼らについて何を知っているか、彼らにたいして、また彼らとともにどういう生き方をしたかが問われてくるような世界である」
②療育=治療と教育
「この子らが不幸なものとして世の片隅、山狭の谷間に日の目もみずに放置されてきたことを訴えるばかりではいけない。この子らはどんなに重い障害をもっていても、だれととりかえることもできない個性的な自己実現をしているものなのである。人間と生まれて、その人なりの人間となっていくのである。その自己実現こそが創造であり、生産である」
③親、そして私たちの発達保障=三重苦・四重苦を乗り越えて
「わたしの目にあなたは価高く 貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ書43:4)
「<いぜんの私はほんとうに悪い女でした。あの子を殺そうと思ったことがあるのです。しかしいまはあの子は私のよろこびです。ほこりです。あの子がなかったら、私はなんにも知らぬ人間として一生を暮らしてしまったことでしょう。しかし、あの子のおかげで、私は目がひらかれたのです。人間の底知れぬ悲しみやよろこびを知らされました。悩んでいるたくさんに人たちのために、私はなにかしてさしあげられるように思うのです。」彼女は、わが子の故に、人生の秘技にふれたのである。そしてわが子に感謝している。
(4)Community (地域コミュニティ)
「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによって、あなたがたが私の弟子であることを、皆が知るようになる」(ヨハネによる福音書13:34)
昭和27(1952)年、糸賀先生は滋賀県信楽学園(年長男子精神薄弱児職業指導施設)を創設なさいました。それは、信楽という陶器の町に、知的障がいをもつ人が生きていくという挑戦でした。困難を極めながらも、地域に定着して試みがなされました。
地域に生活の根を下ろし、共に生きていく。そこに理解が生まれ、互いの絆が生まれていく。これが地域の営みです。しかし、現代社会は、この大切な地域を壊している。だからこそ、今一度、糸賀先生が作り上げようとしてきた地域を考えていくことが必要と思っています。そして、一本の木を植え続けて、いつの日にか林に、また森にしていくことができれば、社会は大きく変わると考えています。
(5)Christ
聖句:「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ 憩いの水のほとりに伴い 魂を生き返らせてくださる」(詩編23:1〜3)
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイによる福音書:11:28)
(1)〜(4)の4つのCを横軸にして、中心に(5)Christすなわち[キリストの愛]という縦軸を置く。キリストは、苦しむ人間の姿に駆け寄り、寄り添い、その痛みを取り去ろうとされました。人間に対する深い愛情があったからです。そこを縦軸として頂きたい。これが、私が、糸賀一雄先生より学ぶ『人生の十字架』です。この『人生の十字架』を大切にする生き方を私はしていきたいと思っています。
投稿日 14年11月15日[土] 10:34 PM | カテゴリー: 思い出記,教会関連,社会福祉関連
鳥取教会報より
糸賀一雄(鳥取教会)1
糸賀一雄(鳥取教会)2
投稿日 8:10 AM | カテゴリー: 教会関連,社会福祉関連
縁の会へのお誘い
秋晴れの候、皆さまにはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
高齢者福祉に関わる人たちが集い福祉について語り合う会 『縁の会』が主催する、
第5回研修会を下記の通り開催いたします。
今回の研修会は、「おめでとう」から始まり 「ありがとう」で終わる人生 ~福祉とキリスト教~
(教文館)を6月に御出版された、ルーテル学院大学前学長 市川一宏先生に基調講演を
いただき、高齢者福祉の現場で頑張る仲間より、実践発表をしていただきます。
市川先生のもと、人と人の関わりの中で「希望ある明日」への力を得たいと思います。
お仲間をお誘い合いただき、多くの方々のご参加をお待ちしています。
記
1.日 時 2014年11月23日(日)勤労感謝の日
14時~17時 ( 受付開始 13時30分 )
2.会 場 ルーテル学院大学 (三鷹市大沢3-10-20)
3.定 員 80名
4.参加費 資料代のみ実費 (500円程度予定)
5.申込期間 11月14日 金曜日
(期日前でも定員となり次第締め切らせていただきます。)
6.プログラム(予定)
・基調講演
「介護保険制度改革と高齢者福祉の展望」
ルーテル学院大学 学事顧問・教授 市川一宏先生
・実践発表
① 「当たり前のお風呂を実現させるために」
練馬キングス・ガーデン(練馬区 特養) 作業療法士 澤本 哲哉氏
ケアーワーカー 関 翼 氏
②「支えられるだけの存在から支え合う関係を生み出す存在へ~介護と保育と地域開放を一つの空間で行う取組み~」
NPO法人 地域の寄り合い所 また明日(小金井市 デイサービス)
管理者 森田 和道氏
・参加者グループ討議
*研修会終了後、懇親会を計画しています。
(武蔵境駅周辺・会費¥3500程度予定)
縁の会ご案内
投稿日 14年10月30日[木] 1:58 PM | カテゴリー: 大学関連,教会関連,社会福祉関連
日本CGNTV「本の旅」で、『「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる人生」』が取り上げられ、司会の久米小百合さんからインタビューを受けました。
番組は以下のページから、「番組を見る」をクリックすると、番組一覧のページにとびます。そちらのNO.276でお聴きいただけます(PC環境によって、300Kか50Kを選んでクリックしてください)。
→日本CGNTV「本の旅」ページ
投稿日 14年10月20日[月] 9:02 AM | カテゴリー: 大学関連,教会関連,社会福祉関連
婦人の友
婦人の友「今日の祈り」1
婦人の友「今日のいのり」2
『婦人の友』2014年10月号に<「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる人生>という私のメッセージが掲載されました。聖書は「わたしの目にあなたは価高く、貴く わたしはあなたを愛し あなたの身代わりとして人を与え 国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ書43章4節)です。どうぞお読み下さい。
投稿日 14年10月15日[水] 3:30 PM | カテゴリー: 教会関連,社会福祉関連
本のひろば
本の批評と紹介 日本聖書協会理事長 大宮溥牧師
投稿日 3:14 PM | カテゴリー: 教会関連,社会福祉関連
7月中旬、下関の地域福祉推進大会の講演を依頼され、下関に行く機会を与えられました。講演の前、私が宿泊していた割烹旅館に日本福音ルーテル下関教会の竹田大地牧師と絵美夫人をお招きし、朝食をご一緒することができました。下関という地に馴染もうとしておられるお二人のお働きをせめても応援したいと思い、一緒に食卓を囲みました。教会員の方々とともに、そして地域とともに歩んでほしい。神様のみ恵みが豊かに注がれますことを、祈っています。
下関の春帆楼での朝食
朝食の場の窓から見えた船
一緒に訪問した地域の居場所
投稿日 14年07月29日[火] 10:21 PM | カテゴリー: 教会関連
ルーテル学院大学に着任してから30年間、学長となって12年間、本当に多くの兄弟姉妹に支えられ、励まされ、導かれた日々でした。心底から、感謝しております。
講壇奉仕を依頼され、また講演の機会を利用して訪問させて頂いた教会で、写真が見つかった教会をご紹介します。タイムラグがあり、現在担当牧師とは異なっている場合もあります。ご容赦下さい。 市川
日本福音ルーテル市ヶ谷教会
日本福音ルーテル札幌教会
日本福音ルーテル札幌北教会
(札幌市民生委員大会)
日本福音ルーテル恵み野教会
日本福音ルーテル帯広教会
(花のウエディングドレス、帯広の郊外にある「十勝千年の森」)
日本福音ルーテル池田教会(壁に浮かび上がる十字架)
日本福音ルーテル釧路教会
(釧路運河から見た日の出)
日本福音ルーテル函館教会
日本ルーテル教団旭川聖パウロルーテル教会
日本ルーテル教団深川エマヌエルルーテル教会 日本ルーテル教団滝川 聖ヨハネルーテル教会
(旭川にある三浦綾子記念文学館)
(有名な旭山動物園)
(函館の卒業生と家族、2003年)
日本ルーテル教団大麻ルーテル教会
日本基督教団函館教会
函館ハリスト正教会 <以上、北海道> 日本福音ルーテル仙台教会
九州ルーテル学院被災地慰問2012(日本福音ルーテル鶴ヶ谷教会)
(仙台におられる前田大作・ケイ先生を訪問、2010年)
(2011年5月)
日本ルーテル教団福島教会
日本ルーテル教団郡山教会
日本ルーテル教団飯能教会
聖望学園(飯能)・浦和ルーテル学院(さいたま市)・ルーテル学院(三鷹)によるジョイントコンサートが、ルーテル学院100周年を記念して、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われました。
日本福音ルーテル飯田橋センター教会
日本ルーテル教団杉並聖真ルーテル教会
日本ルーテル教団横浜泉教会
日本福音ルーテル田園調布教会
日本福音ルーテル本郷教会
日本福音ルーテル大岡山教会
聖歌隊・ハンドベルジョイントコンサート(日本福音ルーテル東京教会)
日本福音ルーテル藤が丘教会
日本福音ルーテル板橋教会
日本福音ルーテル武蔵野教会
日本福音ルーテル保谷教会(50周年)
日本福音ルーテル湯河原教会
日本福音ルーテル小田原教会
日本福音ルーテル飯田教会
(駒ヶ根市光前寺光ゴケ)
日本福音ルーテル八王子教会
日本福音ルーテル都南教会
日本福音ルーテル日吉教会
日本福音ルーテル松本教会
(松本城)
教会から見える諏訪湖
日本福音ルーテル諏訪教会
(諏訪湖)
日本基督教団上諏訪教会
日本ルーテル教団新潟のぞみルーテル教会
日本ルーテル教団新発田教会
日本福音ルーテル清水教会
日本福音ルーテル静岡教会
日本福音ルーテル栄光教会
日本福音ルーテル希望教会
日本福音ルーテル菊川教会
日本福音ルーテル新霊山教
日本福音ルーテルなごや希望教会
日本福音ルーテル小鹿教会
日本福音ルーテル浜名教会
福音ルーテル知多教会
(近くにある旧カブトビール工場跡)
日本基督教団豊橋教会
日本福音ルーテル京都教会
日本福音ルーテル大阪教会
(茂木前後援会長、東海林前後援会副会長)
日本福音ルーテル豊中教会
日本福音ルーテル天王寺教会
日本福音ルーテル賀茂川教会
日本福音ルーテル修学院教会
白浜バプテスト教会
日本福音ルーテル神戸教会
日本福音ルーテル岡山教会
(岡山市内の像<若き日の母>)
(岡山後楽園から見える岡山城)
日本福音ルーテル広島教会
(全国ボランティアフェスティバルひろしま2010)
日本福音ルーテル松江教会
(松江城)
(宣教師デール先生が使っていたオルガン)
日本福音ルーテル宇部教会
一歩の会(宇部教会にて)
日本福音ルーテル下関教会
日本福音ルーテル厚狭教会
日本福音ルーテル柳井教会
日本福音ルーテル松山教会
日本福音ルーテル徳山教会六日市集会所(現シオン教会)
日本基督教団光明園家族教会 日本基督教団長野教会 日本基督教団阿佐ヶ谷教会(聖夜礼拝)
カトリック津和野教会
カトリック乙女坂教会
聖ザビエル礼拝堂(山口市)
日本福音ルーテル博多教会 日本福音ルーテル水俣教会
(震災直後) 日本福音ルーテル西福岡教会
日本福音ルーテル箱崎教会
(福岡の仲間たち)
日本福音ルーテル佐賀教会
(佐賀県社会福祉大会)
(日本福音ルーテル長崎教会)
(長崎らんたん祭り)
(長崎県社会福祉大会)
日本福音ルーテル久留米教会
聖歌隊の宮崎教会における奉仕
日本福音ルーテル宮崎教会前礼拝堂
(宮崎県社会福祉トップセミナー)
日本福音ルーテル小城教会
日本福音ルーテル唐津教会
(唐津城)
(唐津市ボランティアのつどい)
(奈多愛育園60周年記念礼拝)
日本福音ルーテル別府教会
日本福音ルーテル大分教会
日本福音ルーテル神水教会
日本福音ルーテル熊本教会
日本福音ルーテル室園教会
(立野牧師)
日本福音ルーテル大江教会
日本福音ルーテル健軍教会
日本福音ルーテル合志教会
熊本一日神学校(九州学院礼拝堂) 茂木前後援会長・東海林前副会長と当時の神学生
(熊本城)
(熊本県地域福祉推進フォーラム)
(熊本の仲間たち)
投稿日 14年05月20日[火] 3:29 PM | カテゴリー: 教会関連
『るうてる法人会連合設立宣言』 (2002年5月15日)
日本福音ルーテル教会は、アメリカ南部一致ルーテル教会が、「御国の到来を早める」ために、人は神の恵みによって救われ、隣人に遣わされる、というルーテル教会の基本に立って、1893年日本宣教を開始したことに由来する。
その宣教とは、聖書の教えるとおりキリストの愛を実践する働きとして、福音を宣べ伝え(伝道)、教え(教育)、いやす(奉仕)わざであった(マタイ9:35)。
当初、このわざは日本の法制度に従って公益社団法人として行なわれた。
戦後、日本の法制度の改革並びに教会自立路線の選択などの歴史的社会的変化に伴い、キリストの愛を実践する働きとして一つであるはずのものが、伝道活動は宗教法人に、教育活動は学校法人に、奉仕活動は社会福祉法人にと、分割されるに至った。
今このような歴史をかえりみて、ここに、われわれは、聖書の示すところにたちかえり、主が私達を通してなされる宣教のわざを、この世全体に向けられたものとして綜合的に捉え直し、福音的信仰に立ち、伝道(宗教法人)、教育(学校法人)、奉仕(社会福祉法人)のわざに招かれた「宣教共同体」として総力を結集して新たなる宣教の展開へと向かうことを決意する。
神が、われわれのこの決意を祝福し、この連合に連なる者を御旨の成就のために用いられんことを。
るうてる法人会連合要項
l.目 的
日本福音ルーテル教会関係の法人等は、日本福音ルーテル教会の宣教方策を具現化するため、宣教共同体として福音的信仰に立ち、連帯と協力推進のためにこの連合を結成する。
ll.構 成
本連合は以下の各号をもって構成する。
1号 日本福音ルーテル教会
2号 ルーテル教会社会福祉協議会
3号 ルーテル学校法人会
4号 ルーテル幼稚園保育園連合会
さらに将来上記目的に賛同する法人等の加入を期待する。
lll.組 織
総 会 前項の各号に掲げる加盟する法人ならびに所属施設等(別紙に掲げる)の代表者1名をもって構成し、年一回開催、連合の活動に関する意思決定を行う。
役 員 連合代表 1名(宗教法人より選出)
連合副代表 3名(加盟各法人会/部門の代表をあて、互選によって書記、会計を決める)
委員会 合意3項目の具体化のために役員の下に以下の委員会を設け、本連合の活動計画の提案ならびに実施に当たらせる。
委員は各法人会から1名ずつ選出された数名で構成する。
組織機構委員会
人材養成交流委員会
財政協力委員会
lv.会 計
2003年開催の総会において長期計画を定める。
それまでの1年間の役員/委員の活動経費は、選出母体が負担するものとする。
2002年5月15日
第1回(2003年度) 会場 ルーテル学院大学
対象:ルーテル関係社会福祉施設、幼稚園、保育園管理職
テーマ:今日、求められるリーダーシップ像
第1日目 9月4日(木)
13:00〜13:30 開会礼拝 担当 日本福音ルーテル健軍教会藤井邦夫牧師
13:30〜14:30 講義 「社会福祉の動向と社会福祉施設・幼保管理者のマネジメント能力」
講師 市川一宏教授(ルーテル学院大学 学長)
14:45〜15:45 講義 「今日の求められている利用者の権利保障と施設・幼保の対応」
講師 金子和夫教授(ルーテル学院大学)
15:45〜18:00 ワークショップ 「事例検討を通して管理者の役割を考える」
第1部会(児童関係施設)「被虐待児童への対応」講師 加藤 純助教授(ルーテル学院大学)
第2部会(老人・障害関係施設)「契約時代における虐待の意味」
講師 原島 博助教授(ルーテル学院大学)・高山由美子講師(ルーテル学院大学)
18:15 ~20:00 懇親会
第2日目 9月5日(金)
9:00〜12:00 ワークショップ 「スーパービジョン」
第1部会(組織)「虐待事例に対するスーパービジョン」 福山和女教授(ルーテル学院大学)
第2部会(精神保健)「虐待事例に対するスーパービジョンスタッフ・利用者についてー 」
講師 福島喜代子助教授(ルーテル学院大学)
13:00〜14:30 キリスト教主義施設のミッション(講義)
講師 阿部志郎先生 (神奈川県立保健福祉大学学長・横須賀基督教社会館館長)
14:30〜15:00 閉会礼拝 担当 日本ルーテル神学校校長江藤直純牧師
第2回(2004年度) 会場 ルーテル学院大学
対象:ルーテル関係社会福祉施設、幼稚園、保育園管理職・候補者
テーマ:キリスト教主義施設におけるマネジメントプログラム
第1日目 8月10日(火)
13:00〜13:25 開会礼拝 山之内日本福音ルーテル教会総会議長
13:30〜14:50 講義『キリスト教人間理解』
講師 阿部志郎先生 (神奈川県立保健福祉大学学長・横須賀基督教社会館館長)
15:00〜16:20 講義『これからの社会福祉と幼保』
講師 和田敏明先生 (全国社会福祉協議会事務局長)
16:30〜18:20 ワークショップ
『チームワークとスーパービジョン』中堅・指導対象
児童部会(福山和女教授)・高齢者(石川久展教授) 障害部会(西原雄次郎教授)
『人材養成』対象管理職 (市川一宏教授)
19:00〜20:30 交流会
司会:柏尾誠之慈愛園理事長、幼保連合代表 沼崎勇牧師 ルーテル学院 金子和夫教授
第2日目 8月11日(水)
9:00〜10:20 講義3 マネジメント
使命の具体化・サービス管理・危機管理・人事考課・人材育成・連絡調整・広報戦略・財政管理・組織の透明性の維持等)
10:30〜12:30 ワークショップ 以上、朝川哲一先生
13:00〜15:00 シンポジウム テーマ『キリスト教主義施設におけるマネジメント』
シンポジスト:坪山孝氏(るうてるホーム総合施設長)・於保郁子氏(めぐみ幼稚園園長)
松岡俊一郎牧師(日本福音ルーテル教会事務局長)
司会:市川一宏
15:00〜15:20 閉会礼拝 鈴木浩神学科長
第3回(2005年度) 会場 九州ルーテル学院
九州ルーテル学院において行われた日本キリスト教社会福祉学会大会を第3回合同研修会とすることとした。
第46回大会 テーマ 「痛みへの共感と共生」
日程:7月8・9日、場所:九州ルーテル学院
実行委員長 柏尾 誠之氏(慈愛園理事長)・ 清重 尚弘氏(九州ルーテル学院院長・学長)
第1日目 開会礼拝 奨励 清重尚弘氏
開会挨拶 阿部志郎氏(学会会長)・挨拶 柏尾 誠之氏
記念講演 李 潤求氏(韓国赤十字社前総裁)
シンポジウム 「痛みへの共感と共生」
森一弘先生(カトリック司教・真正会館理事長)<牧会の立場から>
下稲葉康之先生(福岡亀山栄光病院ホスピス長)<医師の立場から>
コーディネーター 永岡正己先生(梅花女子大学教授)<社会福祉の立場から>
その後、研究発表・実践教育
第2日目 特別講演 潮谷 義子氏(熊本県知事)「クライエント・センタード」
パネルディスカッション 「熊本の社会福祉史:キリスト者の視点から」
司会 柏尾 誠之氏
パネリスト 潮谷愛一氏(慈愛園)小笠原嘉祐氏(リデル・ライト記念老人ホーム理事長)
江藤 安純氏(元九州女学院短期大学学長)
高木 基美子氏(マリアの宣教者フランシスコ修道会歴史担当者)
ワークショップ 「痛みへの共感と共生〜熊本のキリスト教社会福祉施設の場合〜」
コーディネーター 田島靖則氏(九州ルーテル学院大学助教授)
第4回(2006年度) 会場 九州ルーテル学院
1.開催日時 2006年8月9日(水)・10日(木)
2.会場 九州ルーテル学院大学
3.参加対象者 法人会会員である法人・施設の管理職および中堅職員
4.研修プログラム
テーマ:「人間理解と愛の実践 現場における緊急課題とそれへの取り組み」
趣 旨:介護保険ができて5年経ちました。この制度を利用した高齢者の25パーセントがさらに重度化することをうけ、本年度から介護予防サービスが新設されました。
児童の領域では、文部科学省が発達障害の子どもが6パーセントいることをうけ、特別教育支援をうちだしました。さらに、早期発見と早期治療が重要であるといわれています。幼稚園、保育所、児童施設においてどのような対応をしたらよいのかは、配慮が求められる緊急な課題となってまいりました。これらの新しい課題についての正確な情報を共有するため、この研修会が用いられることを願っています。
第1日目 8月9日(水)
13:00~ 開会礼拝 担当 日本福音ルーテル室園教会 後藤由紀牧師
13:30~14:30 「ミッション‐キリスト教人間理解(仮題)」
講師 清重尚弘氏(九州ルーテル学院大学学長)
14:40~17:40 ワークショップ
第1部会 「発達障害」
講師 一門惠子氏(九州ルーテル学院大学心理臨床学科学科長)
第2部会 「介護予防」
講師 市川一宏氏(ルーテル学院大学学長)
18:00~19:30 懇談会(学生食堂)司会 田島靖則氏、潮谷愛一氏、尾田明子氏
第2日目 8月10日(木)
9:00~14:30 ワークショップ「危機管理」 講師 朝川哲一氏
14:30~15:00 まとめ 担当 潮谷愛一氏
15:00~15:20 閉会礼拝 九州ルーテル学院 チャプレン 藤井邦夫牧師
第5回(2007年度) 会場 ルーテル学院
1.開催日時 2007年8月 9日(木)13:00〜19:30
10日(金) 9:00〜15:20
2.会 場 ルーテル学院大学
3.参加対象者
法人会連合会員である法人・施設の管理者及び中堅職員(将来の管理者)
4.研修プログラム
テーマ :「人間関係の形成と成長」
第1日目 8月9日(木)
13:00~ 開会礼拝 日本福音ルーテル教会総会議長 山之内正俊牧師
13:30~14:50 講義「人間関係の形成と成長」講師 町沢静夫氏(精神科医・町沢メンタルクリニック院長)
15:00~18:00ワークショップ 福山和女教授(ルーテル学院大学)
「援助の質を高める専門性とパッション―生活歴に見るケアの質」
18:00~19:30 懇談会(トリニティホール) 司 会:内田栄二氏、尾田明子氏、市川一宏氏
第2日目 8月10日(金)
9:00~12:00 ワークショップ1「使命に基づく危機管理」 講師 朝川哲一氏
12:00〜13:00 昼食
13:00〜15:00 ワークショップ2
15:00~15:20 閉会礼拝 大分・別府教会牧師 野村陽一牧師
<幻の研修会(研修の日程:2009年3月20(金)〜21日(土)を予定していましたが、各教区の総会と重なり、開催できませんでした>
第6回(2009年度) 会場 ルーテル学院
日本キリスト教社会福祉学会第50回と合流
テーマ 「キリスト教社会福祉のさらなる飛翔」
1日目 大会記念企画
記念礼拝 奨励 「キリストの体として生きる」江藤直純
シンポジウムⅠ「キリスト教社会福祉の継承と発展」
学会の歩みを通して 永岡正己
公共福祉論の提唱 稲垣久和
次世代につなぐ 愛と平和の矯風会 佐竹順子
2日目 ルーテルの福祉の歩みを探る
特別講演 「宣教と奉仕―時代の求めとともに―」 潮谷義子
シンポジウムⅡ ルーテルの歩み
「宣教と奉仕―キリスト教社会福祉の源流をたどる―」
宣教と奉仕 石居正己
私の中のキリスト教社会福祉との出会いと源流 友田直人
私にとっての源流 原田恵美
投稿日 14年05月19日[月] 10:06 PM | カテゴリー: 教会関連
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