大分市居宅介護支援事業者連絡協議会研修会

同連絡協議会は、平成13年に発足した任意団体です。名の通り、大分市内の事業所を単位とし、約140事業所のうち131事業所が加入しています。介護支援専門員の実人数は、約140事業所のうち131事業所が加入しています。介護支援専門員の実人数は、約460人です。

愛弟子が事務局を担当しており、その依頼を受けて、大分に行くことにしました。彼女の思いを大切にし、それを各参加者にお伝えしたいと思っていました。「私はたくさんの利用者が、今の私を育てて下さったと思っています。敬意と感謝があります。」との言葉を受け、うれしく思います。教員は、卒業生によって育てられると実感しました。彼女の感想は、後ほど公開します。

先日は、ありがとうございました。

本当に感想文です。とても刺激を受けました。田舎が恋しくなりました。業務に追われ、月に何度もやめたくなるのですが、今働いている地域を大切にしたいと思うようになりました。ありがとうございました。

『私ごとですが、ルーテルを卒業して24年。そのうち23年間は在宅部門に、今の職場に勤務して22年になります。その間、仕事もですが、私の人生もいろいろありました。いつも振り返ると、そこにルーテルがあり、当時の友がいました。会えるわけでもなく、連絡をとるわけでもなく、本当に私の心の支えでした。それと同じくらい私は、利用者の相談援助をしながら、その利用者に支えてもらっていると感じてきました。

私にとって介護保険は、利用者がサービスや事業所を選択できる画期的な制度でしたが、始まってみると、ケアマネジメントがビジネス化し、ソーシャルワークがなされていないのではないかと何度も問ってきました。介護保険法という法の中で働くこと、法令遵守や監査など形式的なところがどこか優先され、サービスに繋がらない困難事例は引き受け手がない。専門職の狭い知識に利用者をあてはめるのではなく、ひとりの人間として利用者と向き合う。その先に専門職の役割を見出せるようなマネジメントができているのだろうか。そんな振り返りや気づきの場を、同業の仲間と共有したい。それは私の願いでもありました。

10数年も前、先生から「いつでも連絡しなさい。協力するから…」のお言葉を信じて、思い切って連絡しました。「どうした~?」「わかったよ、いつ?」こんなに簡単に実現できるとは思ってもみませんでした。先生のご無理に感謝でした。

この度、先生には、大分市内の居宅介護支援事業者に勤務する介護支援専門員に『介護支援専門員らしく、利用者や地域を支えるために』と題してご講演をいただきました。面白おかしく、そして力強くお話しする姿は、学生時代と変わりませんでした。講演ではたくさんのアドバイスやアイデアをいただきました。自分の固定観念にも気づかされました。会終了後は、早速、仲間の多くから、企画した私のもとに好評が届きました。本当に嬉しかったです。

早いもので先生のご講演から、数日が経過いたしました。当日は先生との再会、会の運営、そして講演に胸がいっぱいになりました。翌日はいつもと変わらない業務に戻りましたが、心の中は整理され、気持ち穏やかに働くことができました。

先生、お忙しい中、本当にようこそ、大分へ。そしてありがとうございました。

KKD(経験と勘と度胸=旧いOJT)の私ですが、そうでない根拠をと先生から課題をいただきました。経験に根拠を重ねられるようになりたいと思いました。たくさんの利用者(きっと犠牲になられた方の方が多かったと思います)が、いろんなことがあった私の人生を支え、専門職としての私を育てて下さいました。何度も言いますが、敬意と感謝があります。その思いを、今やこれから出会う利用者の支援に活かすこと。介護支援専門員である前に、一人の人間として私らしく。それを与えられた場所で、ぼちぼちとやって行こうと思います。「悩みながら、あきらめないこと!!」が大事なのですよね、先生。』5月31日 小野育代

市川自身のことですが、早期に胃の問題が見つかり、11月に手術をしました。その後、12月に復帰し、1月より学長の仕事、教員としての仕事、社会的責任を担ってきました。気力は充実しており、体調も徐々に回復しています。ただ、体重が急激に落ちましたので、皆さんがいろいろ心配をなさいますが、ご心配は必要ありません。小野さんのような素晴らしい教え子がたくさんおり、その刺激を受け、充実した一日一日を送っています。感謝です。皆さん、どうぞ、今後とも、今まで通りお支え下さい。市川