共助社会づくり

2018年度東京都社会貢献大賞決定

東京都社会貢献大賞が公表されました。社会貢献表彰専門部会における協議に関わらせて頂き、様々な活動が展開されていることを学びました。少しでも多くの実践が申請され、良いことは良いこととして、社会的に評価されることを望んできます。

東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞

更新日:平成31年(2019)2月15日

  東京都では、多様な立場の都民や団体が互いに支えあう共助社会づくりの実現に向け、ボランティア活動推進の気運醸成を図るため、継続的・先進的な取組を行っている団体等を表彰し、気運の盛り上げの一助とすることを目的として、平成28年度に「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」を創設しました。

表彰制度の概要

◆表彰団体の推薦について 東京都ボランティア活動推進協議会構成団体(企業、学校、NPOなど民間団体、町会・自治会、商店会、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、国及び地方公共団体など、ボランティア活動を推進することについて賛同した団体)等からの推薦による ◆選考 「社会貢献表彰専門部会」により選考を実施  ◆審査の視点(平成30年度)  【地域密着性】  1.都内で活動又は支援を行っている。  2.都内で地域の課題解決に取り組んでいる。  3.その他、地域社会に根ざし、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【普及性】  1.他の団体の模範となる。  2.より多くの活動参加者にボランティア活動の場を提供している。  3.活動参加者をより多く増やすための取組を行っている。  4.その他、他団体や都民に広く影響を与えるなど、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【先駆性】  1.柔軟な発想の下で創意工夫し、活動している。  2.活動参加者の専門性をいかしている。  3.短時間で気軽に実施できるメニューを実施している。  4.第三の居場所を創出し、活動を行っている。  5.その他、工夫が見られる先駆的な内容で、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【安定性】  1.長期間継続し、現在も行っている。  2.活動参加者が活動に参加しやすい取組を行っている。  3.その他、継続して活動が行われ、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【協働】  1.多様な主体と連携している。  2.その他、他の主体と連携し、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 【時代適応性】  1.時代の必要性に合致した取組を実施し、共助社会づくりの推進に寄与する取組を行っている。 

平成30年度 受賞者

◆贈呈式  平成31年3月5日(火曜日)  東京都庁第一本庁舎 7階ホール ◆ア 大賞 (ア)企業 日本生命保険相互会社・富士ゼロックス端数倶楽部 (イ)教育機関 杉並区立富士見丘中学校 (ウ)その他民間団体 特定非営利活動法人みんなのおうち  

◆イ 特別賞 (ア)企業 企業組合あうん (イ)教育機関 東京都立淵江高等学校・大田区立貝塚中学校 (ウ)その他民間団体 中央区環境保全ネットワーク・杉並区町会連合会 


東京都の「平成30年度 共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」を見て頂くと、映像が見られます。h

過去の受賞者

【平成29年度 受賞者】

◆贈呈式  平成30年1月18日(木曜日)  東京都庁第一本庁舎 7階ホール ◆ア 大賞 (ア)企業   住友生命保険相互会社   日本アイ・ビー・エム株式会社 (イ)教育機関 東京都立六本木高等学校・八王子市立愛宕小学校学校運営協議会 (ウ)その他民間団体 傾聴ボランティアグループ「ダンボの会」・スープの会・リバーサイド舟渡  

◆イ 特別賞 (ア)企業 株式会社 東京ソワール (イ)教育機関 千代田区立お茶の水小学校 (ウ)その他民間団体 池袋東地区環境浄化推進委員会・八王子市町会自治会連合会・JCA(日本語教室)千歳船橋グループ・玉川グループ

平成28年度 受賞者】

◆贈呈式   平成29年1月22日(日曜日)   日経ビル6階 日経カンファレンスルーム  

◆ア 大賞 (ア)企業 日本電気株式会社 (イ)教育機関 明治学院大学 (ウ)その他民間団体 江東区町会連合会・(産後)サポネット in 荒川   ◆イ 特別賞 (ア)企業 パナソニック株式会社  (イ)その他民間団体  東京日本語ボランティア・ネットワーク・特定認定非営利活動法人トリトン・アーツ・ネットワーク

日本福祉教育・ボランティア学習学会機関誌『ふくしと教育』

日本福祉教育・ボランティア学習学会機関誌である『ふくしと教育』2019通巻26号において、松本すみ子先生のインタビューを受け、「この人に聞く<ソーシャルワーカーは、専門職である前に一人の人間であれ>」として掲載された。

本書には、実践と研究の成果がまとめられており、様々な実践と施策の情報が良く理解できる。地域福祉、ボランティア活動支援、福祉教育の実践者には、是非、購読をお勧めする。

なお、松本すみ子先生にインタビューをして頂いたことは、光栄である。松本先生にはルーテル学院大学大学院博士後期課程で指導する機会が与えられ、私の考えや実践をよく理解して下さる方のお一人である。

これも、2019年度で教歴36年目を迎える私に与えて下さった、皆さんからのご褒美かもしれない。

この人に聞く⑴ この人に聞く⑵

2019年1月新年メッセージ

2019年1月7日礼拝説教

「悲しみよ、ありがとう。」

聖句:野原の花がどのように育つかを考えてみなさい。働きもせず紡ぎもしない。しかし言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていない。(ルカ12章27節)

私たちは、さまざまな悲しみに出会います。そして、忘れられない悲しみもたくさんあります。悲しみで心にポカッと穴が開いて、それを埋めることができない時もあります。しかし、悲しみを知ることによって、他者の悲しみを理解することができるようになる。悲しみという事実によって、今まで気づいていない大切なことを学ぶことがあります。それは、私たちに神様が与えて下さる愛であり、神様が教えて下さる命の大切さであると思います。

私は、2011年3月に発生した東日本大震災以降、被災地の宮城県石巻市で、学んでいます。発災後しばらくは、津波が襲った跡が残り、被害の大きさに呆然としました。その現実を見た多くの人が、復興を祈って、歌を送りました。それが「花は咲くプロジェクト」です。歌詞の一部を紹介します。

誰かの想いが見える 誰かと結ばれている

誰かの未来が見える 悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために

ここで歌われている花は、命そのものであると私は思います。今を生きている人々の命、また神様から祝福されて新しく生まれてくる命です。それぞれの人の存在自体が尊いと神様は言われている。しかし、今の社会では、自然の営みの中にある様々な命を軽んじていませんでしょうか。人工で作られた美しさ、目に輝くものに私たちの心が奪われていませんか。

私も、秋に体調を崩し、いろいろな経験をしました。今までできていたことができなくなるといった多くの悲しみも味わっています。でも、自分が何でもできると思っていた時に気がつかなかった家族の存在、学生、卒業生との関わり、教職員の方々のいたわり、私の状態を知った友人たちのメッセージを受けとり、感謝しました。私は、私の歩みの原点が、本年で36年目になるルーテル学院での働きであることを改めて確認できました。また、私の家の窓際には、私が買ったサボテンが置かれています。直径5センチほどの鉢の中に、複数の小さなサボテンが植えられていましたが、今は4つになりました。サボテンに花が咲くと言われましたが、5年を経て、まだ咲きません。私がしばらく留守をしていた家に戻った時に、そのサボテン見て、私は、感動しました。当たり前のことですが、生き抜いてくれていた。

聖書に立ち戻ります。「野原の花がどのように育つかを考えてみなさい。働きもせず紡ぎもしない。しかし言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていない。」

ソロモンは、3000年前のイスラエル王国の第3代目の王で、金銀、財宝に囲まれ、栄華を極めました。そのソロモンでさえ、神は、この花の一つほどにも着飾っていないと言われるのです。私たちの身の回りに咲いている木々、咲いている花は、命そのものです。その神様は、その命の尊さを述べられている。そして命、すなわち生きている私たち一人ひとりが大切であると言われているのです。

私は、改めて申し上げたい。①素直さ:悲しい時には泣き、楽しい時には喜ぶ素直さをもってほしい。②ゆとり:辛い時には立ち止まることのできる少しのゆとりを、③勇気:自分の力ではどうしようもない時に、誰かに救いを求める勇気を、④謙虚さ:一人では生きられないと思った時に、一人で生きてきたのではない事実を受けとめる謙虚さ、をもってほしい。

そうすれば、悲しみによって、私たちは、命の大切さを学ぶことができます。また、私たちに注がれている神様の愛を感じることができる。だからこそ、悲しみにありがとうと言えるのです。そして、皆さんにはそれぞれ、明日への希望が与えられているのです。

本年、大学は創立110年を迎えます。その記念すべき年に、大学は、聖書の中で神の愛を語るのではなく、聖書をもって多くの方々に神の愛を述べ伝え、共生の社会づくりの一翼を担いたいと思っています。

祈り

 

参考

一人では生きられない

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)

本年3月、まだ雪の残る福井県美浜市立新庄小学校を訪問した。生徒は、育てた菊を配り、収穫したしいたけを高齢の方々と一緒に食べる。涙を流して喜ぶ方々の気持ちを心の中に蓄え、ともに生きていくことの大切さを学ぶ。自然の豊かさを肌で感じ、創る喜び、働く喜びを体感する。地域は、生徒が育つ場であり、生きる自信を生み出す場だ。

今、各地で、地域が壊れている。夢をあたためる場である家庭で起こる虐待。自分らしく育つ場である学校で起こるいじめと自殺の連鎖。地域に広がる孤立、引きこもり。今は、だれにとっても、生きていくことが難しい。

だから、私は、若き諸君に、自分を信頼し、自分らしい縦軸の生き方をしてほしいと伝えたい。そのために、たゆまぬ努力を、生まれる命と生きている命が輝く自然の営みへの感動を、悲しい時には泣き、楽しい時には喜ぶ素直さを、正しいことやふさわしいことがわかる知恵を、お互いの違いを理解しようとする優しさを、困難に直面しても夢を失わないねばり強さを、辛い時には立ち止まることのできる少しのゆとりを、自分の力ではどうしようもない時に、誰かに救いを求める勇気を、そして、一人では生きられないと思った時に、一人で生きてきたのではない事実を受けとめる謙虚さをもってほしい。

なぜなら、神はあなたを祝福して命を与えられた。あなたは、神に愛されている。一人で生きているのではない。

『「おめでとう」で始まり 「ありがとう」で終わる人生』(教文館)より

 

希望を届けるソーシャルワーカー

12月15日(土)、ルーテル学院大学でオープンキャンパスが開催されます。

市川が、「希望を届けるソーシャルワーカー」というテーマで講義を行います。対象は、受験生、その保護者、社会人です。お知り合いにお伝え頂ければ幸いです。

13:00〜  クリスマスコンサート

14:00~ 模擬講義

市川「希望を届けるソーシャルワーカー」

サック「家族を通して自分を知る」

15:00~ 大学・入試説明

16:00~  個別相談

 

神奈川県知事との“対話の広場”Live神奈川

第25回Live神奈川次第

11月6日、午後6時30分より、神奈川県庁において、第3弾:「ともに生きる社会かながわ」の 実現に向けて ~憲章の理念を広めるためにできること~について、知事と語り合う企画が実施された。

私は、都合で、ビデオレターでの出席になった。大きなスクリーンに投影し、参加者及びインターネット視聴者にご覧いただくことができた。

会場での参加者は約120名、インターネット視聴者は150名だったようです。

昨日の模様は、以下のページで録画映像としてご覧いただくことができます。

“対話の広場”Live神奈川 生中継!
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0217/taiwanohiroba/

また、神奈川県庁知事室のHPに昨日の模様が掲載されました。

写真で見る!「黒岩日記」 2018年11月6日
第25回黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川
http://www.pref.kanagawa.jp/chiji/photolog/2018/1106-2.html

発言したいと考えていた内容を、以下に書きます。私の思いや考えが、皆さんに伝わればうれしく思います。

「ともに生きる社会かながわ」の実現に向けて〜憲章の理念を広めるためにできること〜

基本的視点

・時間的制約もありますので、今回は、地域福祉の視点で基本的考え方を述べます。但し、理念は、その具体的な実現方法を討議する必要があり、皆さんの討議に委ねます。

Ⅰ)問題意識

1.『無縁時代』

地域の「つながり」、家族の扶養・養育機能である「育て」「育ち」「分かち合う」関わりの弱体化。孤立死。ひきこもり

2.『自己肯定感』を見失う

社会的孤立・社会的排除の増加。排除し、排除される社会現象が顕在化してきている。

3.『互いに支え合う』関係が見失われている

「支え手側」と「受け手側」が分かれ、壁をつくっていないだろうか。

4.『制度の狭間』

制度・分野ごとの「縦割」では解決できない課題の存在。地域で起こっている問題に制度が追いついていない。

5.地域の継続自体が問われている。

  • 1:無縁社会にあって、家族にすべての責任を負わせるのではなく、「障害をもつ子どもとともに、その子どもを育てている親や親戚を支援すること」、「障害をもっておられる方の子育てを支援すること」等が必要です。
  • 2:生活困窮者自立支援の利用者の中には、自己肯定感を失った方々が多く、障害を持たれている方もおられます。
  • 3:「支える側」「支えられる側」という壁は、ボランティア活動の敷居を高くしているのでないでしょうか。
  • 4:制度の狭間とは、障害の個別性、生活困難な理由や状態の多様性に従来の制度枠組みでは対応できない。
  • 5:このような地域は、孤立、ひきこもり、虐待等の問題の温床でとなっている。

Ⅱ)今までの取り組み

1.糸賀一雄氏(知的障害者の父)との出会い

「この子らに世の光を」ではなく、「この子らを世の光に」

発達保障

2.神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例(平成25年1月改正)

3.神奈川県手話言語条例(平成26年12月25日)

4.ともに生きる社会かながわ憲章(平成28年10月14日)

5.東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組み

  • 1:私は、18歳の時、友人の代わりに知的障害児施設大島藤倉学園の夏のボランティアに参加しました。今から50年前ですから、知的な障害をもつ子どもたちに地域で出会うことはほとんどありませんでした。このような時代にあって、糸賀先生は、言われたのです。
  • 2〜4:神奈川県も、そのためにたくさんも挑戦をしてきています。その中で、津久井やまゆり園の残虐な事件は、私たちに大きな衝撃を与えました。そこで、その一人ひとりの尊い命を奪われた大きな悲しみと痛みを、「ともに生きる社会かながわ憲章」として宣言されています。それらを当時者の方々と実践し、検証していることことを評価したい。
  • 5:たとえば、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みもそうです。ただ、私は、この大会を単なるお祭りにしてはならないと思っています。どのような社会を目指し、その実限に向けて、どのようなプロセスをとっていくのか、私たち自身が問われていると思っています。

私が考えている挑戦をお伝えしたいと思います。

Ⅲ)私が考えるこれからの挑戦

1.ボランティア活動の意味を確認する

“May  I help  you?”  “Thank you”  “It’s my pleasure”が当たり前になるように。それが新たな絆を生み出します。

2.コミュニティとは、相互の関わりを前提とする。

相手を知り、多様性を理解し、自分の役割を知ること。自分も学ぶ大切な成長の機会でもあります。

3.「0か100ではない活動」

「実践しないか」「実践するか」という二者選択ではなく、その間には、1〜99の可能性があります。

4.日々の生活に根ざした活動

単なる「お祭り」で終わらせないことが大切です。

「ありがとう」、「どういたしまして」のスパイラル

5.「靴に足を合わせるのでなく、足に靴を合わせる」

「活動や施策を相手に合わせる」関係が大切です。

6.希望を生み出す

お金を失うと<  >の危機

名誉を失うと<  >の危機

希望を失うと<  >の危機

7.明日に向かって歩む活動、取り組み

たゆまず、続けていくことが必要です。

  • 1・2・3・4:ボランティアを手話では、一緒に歩むと表現します。

ボランティアによる新たな絆をつくっていくことが必要です。

・身近な生活の場、学校、会社、活動しているグループの中で、具体的な生活課題を知り、学ぶこと。教材は、学びの場、生活の場、働く場にあります。

・小中高生が、学外授業としてボランティア活動を通して様々な方々と交流していくこと

・0か100ではない活動とは、活動の多様性、それぞれの自由な発想を大切にしてほしい。

・競技大会のボランティアに参加し、また日頃の活動に戻っていく循環が大切ではないでしょうか。

  • 5:障害にはそれぞれに個別性があり、生活困難な理由や状態は多様であると申し上げました。そして、私は、障害者の市川ではなく、住民の市川さんという考え方、認識が大切だと思っています。制度や活動に相手を合わせると悲鳴が聞こえてくる。そのためにも、計画策定段階における当事者参加は不可欠です。
  • 6:7:お金を失うと生活の危機、名誉を失うと心の危機、希望を失うと存在の危機と言うことができます。

 

今回の黒岩知事との対話の広場が、希望のある明日に向かって社会を創造していく具体的な一歩となることを期待しています。

「ルーテル学院大学と包括的な連携協力に関する協定」の締結

2018年10月17日(水曜日)、「ルーテル学院大学と包括的な連携協力に関する協定」の締結式が行われましたので、報告させていただきます。

http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_photo/076/076240.html

三鷹市HP

http://www.luther.ac.jp/news/20181025-01.html

ルーテル学院大学HP

鳥取市民生委員児童委員研修会

2018年9月、日帰りで、鳥取市民生委員児童委員研修会の講演のご依頼を頂きました。委員の方々の熱心な活動姿勢、実績、誠実な対応に感銘を覚えました。感謝。

なお、飛行機の出発まで少し時間がありましたので、砂丘と砂の美術館に連れて行っていただきました。そして、改めて感動いたしました。写真をお見せします。

砂の美術館

小金井市制60周年感謝状

2018年10月7日に、式典が行われ、2つの感謝状を頂きました。自分が果たしてきた役割を評価いただき、私からも、感謝しています。

小金井市表彰状1 小金井市表彰状2

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青山学院大学チャペル・ウィーク・メッセージ

2018年10月15日に、ガウチァー記念礼拝堂において、メッセージをいたしました。テーマは、「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる人生です。

メッセージ

「おめでとう」で始まり「ありがとう」で終わる人生

「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、すでに完全なものとなっているのではありません。何とかして、捉えようと努めているのです。自分が、キリストイエスに捉えられているからです。」 (フィリピの信徒への手紙第一第3章12節)

2011年3月11日午後2時46分、皆さんはどこにおられましたか。私は、ルーテル学院大学の学長室で打ち合わせにおり、その揺れの大きさと揺れる時間の長さに驚きました。東京でも、たくさんの帰宅難民が生まれました。また職場から夜通し歩いて、子どもが待っている小学校に迎えにきた親もたくさんいました。また、学校から帰宅途中に地震に遭い、駅に下ろされた小学生を探すために、親たちが1駅づつ車でまわり、見つけて保護したこともありました。

さらに、テレビの映像に映る現地の惨状に驚きました。すぐに被災した地域に住む友人たちに携帯で何度も連絡をしましたが、まったく通じませんでした。しかしその2日後の朝です。「無事です」と公衆電話からかかってきた友人たちの電話に、私は思わず「良かった」と、家族が驚くような大きな声を上げていました。

死者行方不明者1万8,432人を数える東日本大震災は、今から、7年以上も前のことです。今日に至るまで、熊本地震、北海道での地震、そして台風や豪雨災害等々、たくさんの自然災害が続いています。では、それぞれの被害は、過去のものでしょうか。いや、困難な生活は今でも続いているのです。私は、被害がもっとも多かった宮城県石巻市で、発災時から社会福祉協議会等の方々のお手伝いをしてきましたが、復興によって環境は整ってきましたが、その痛みは続いています。

事実、私は、本年の3月、石巻市社会福祉協議会の仕事の合間に、石巻市に来たゼミの学生とともに、再び大川小学校に行きました。小学校生108人中、74人が犠牲になり、多くの教員も命を失いました。その2年後の冬に行った時には、川を堰き止めて、子どもの遺骨を探していました。大川小学校の前に、亡くなられた方々を追悼する慰霊碑が建てられています。夏には、慰霊碑にヒマワリの花で飾られます。その意味を知ったのは、後からでした。

詩を紹介します。

ひとつぶの小さな種が、

千つぶもの種になりました。

そのひとつぶひとつぶが、

ひとりひとりの子どもたちの、

思い出のように思えました。

また 夏が来たら 会おうね。

ずっとずっと

いっしょだよ。

文:ひまわりをうえた八人のお母さんと葉方丹(はかた たん)絵:松成真理子

何年たっても、親は子どもを失った悲しみを忘れることはできないのです。

大切な家族や友人を失い、長らく住んでいた家を流された方々が仮設住宅や復興住宅に住まわれています。今まで当たり前と思っていたことが、自然の圧倒的に力によって突然目の前からなくなった喪失感情はなかなか拭い去れない。また親や友人を失った子どもが、約3年目から、その死を振り返り、自分は生きていいのかという言葉を発してきていると聞いています。震災による痛みは、未だ癒えていないのです。子どもから高齢者まで、それぞれに痛みを持っています。

しかし、忘れてはならないたくさんの働きが続けられています。たくさんのボランティアやNPOが支援に来ました。青山学院大学の学生も、やくさん被災地でボランティアを行っています。

また私が学ばせて頂いている石巻市社会福祉協議会は、地域福祉コーディネーターを雇用し、日々、家や家族を失った方々が住まわれている仮設住宅を訪問し、その方々が孤立しないように悩みや生活の相談を受け、必要なサービスや援助につなげていきました。しかも、冬の寒さは厳しい。石巻市は普段、過ごしやすいのですが、冬には寒くなり、また強い風が吹く時があります。私は、強い風で体温が奪われ、凍えそうになる経験を何度もしました。そのような時は、道路の雪が固まり、氷となり、アイスバーンとなって移動がとても危険な状態になります。そのような時にも、地域福祉コーディネーターは、仮設住宅や、新たに建てられた復興住宅を訪問し続けました。しかも、地域福祉コーディネーター13名のうち半数以上は、北海道、近畿、四国、九州から来た若者です。自分が生活してきた地域から離れ、寂しさもあったのではないでしょうか。また方言や文化も違い、住民に受け入れて頂くことに本当に苦労したと思います。でも、彼らは働き続けました。なぜなら、彼らは、「市民の暮らしを支えていきたい」という気持ちをもって、応募した方々です。その強い思いが住民に伝わり、生活の再建に結びついていると思っています。

困難に直面しても、将来に向かって今を生きることが大切です。そのためにも、私は皆さんに、どんな困難に直面しても、希望の火を絶やさず、生きていくためにも、立ち戻るところをもつことが必要だと言いたい。

私は、「おめでとう」で始まり、「ありがとう」で終わる人生を原点にしています。子どもたちの誕生は、おめでとうから始まる。子どもは、誰もが祝福されて生命を与えられた。だれ一人として、神様から祝福されない生命はないという真実に立ちたいと思っています。だから、皆でおめでとうと言う。この事実に、疑問を挟む余地はまったくありません。親等からの虐待によって、命を奪われる子どもが増えていますが、子どもの命をなんとしても守りたい。「おめでとう」から、それぞれの人生の歩みが始まるのです。

そして、人生の最後を迎えた時、支えてしてくれた家族や支えてくれた人にありがとうと言うことができたなら、それは人生でもっともすばらしい証し。感謝する本人の命が光る。見看る人びとの心がその人の命を通して光る。その人を支えてきた神の愛が、光り続けるのです。高齢者の孤立死が増えていますが。亡くなってからだいぶ経ってから見つかるような状態は何としても避けたい。人生最後にあって、「ありがとう」と言えるような人生を守りたいと考えています。

聖句に戻ります。「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、すでに完全なものとなっているのではありません。何とかして、捉えようと努めているのです。自分が、キリストイエスに捉えられているからです。」

この挑戦は、すでに完成したものでは決してありません。いつも絶えず、問い続けていくこと。0か100ではない、たくさんの挑戦があります。私は、「おめでとう」で始まり「ありがとう」で終わる人生というタイトルの本を出版しましたが、その原点の一つは、被災地の方々と一緒に働かせて頂き、学んだこと、思ったことです。私は、生きていくことの意味を実感しました。今まで当たり前と思っていたことの大切さ、悲しみの中にある人に何とか明日への希望を届けようとする働きの意味を学んでいます。倒れている人に駆け寄って助け上げる人は、神を信じる、信じないに関わりなく、神に祝福された隣人だと私は思っています。

また、そのことを目指して、今をどう生きるかによって、過去の事実は変わらなくとも、今の生き方によって過去の意味が変わっていく可能性を、神はたえず与えてくださいました。たくさんの挑戦をしてきましたが、新しく学ぶことはつきません。それが、私にとって、「キリストイエスに捉えられている」という意味です。

大川小学校の慰霊碑に飾られているヒマワリを私はたびたび思い出します。

その花言葉は、

「あなたのことをずっと忘れない」です。

 

祈り

主よ、どうぞ、私たちに、自分を信頼し、自分らしい生き方をしていく力を、悲しい時には泣き、楽しい時には喜ぶ素直さを、正しいことやふさわしいことがわかる知恵を、お互いの違いを理解しようとする優しさを、困難に直面しても夢を失わないねばり強さを、辛い時には立ち止まることのできる少しのゆとりを、自分の力ではどうしようもない時に、誰かに救いを求める勇気を、そして、一人では生きられないと思った時に、一人で生きてきたのではない事実を受けとめる謙虚さをお与え下さい。そして、今日礼拝に出席している学生諸君が、どんな困難に出会っても、希望を失わず、将来に向かって歩んでいくことができるように、お導き下さい。

主の御名によって祈ります。

「おめでとう」で始まり(B5チラシ)

日本都市特性評価(森記念財団都市戦略研究所)2018

森記念財団都市戦略研究所より、日本都市特性評価報告書が発行されました同報告者は、国内の主 要 7 2 都市と東京2 3 区を対象としています 主要72都市は政令指定都市および県庁所在地に加え、各都道府県で人口規模が第1~3 位の都市(人口 20万人以上かつ昼夜間人口比率が3大都市圏では 1.0 以上、3大都市圏以外では 0.9以上)です。

評価委員として参加させて頂きましたので、ご報告いたします。

概要は、以下に掲載されてます。

http://www.mori-m-foundation.or.jp/ius/jpc/index.shtml