社会福祉関連
宮崎県民生委員2017大会開催要綱
2017年8月24日、シーガイアコンベンションセンター4階サミットホールにおいて、宮崎県民生委員児童委員大会が開催されました。県内2,400人の民生委員児童委員のうち、約2,300人が参加しておられ、会場はいっぱいになっていました。その熱気に、私は、宮崎県民生委員児童委員を象徴する『3つの木<き>』を思い浮かべました。
1.絆(人と人との絆)
2.郷土愛(生活する地域の文化・宗教に対する誇りと愛着)
3.希望(生活の困難を抱え、明日への希望を失う危機に直面している人に寄り添うことによって、希望の光を届ける)
宮崎県から学ぶ機会を頂いたのが、今から20年前でした。県社協と県内の地域福祉の強化のために検討したいとのご依頼がありました。それをお引き受けする決意をした理由は、孤児の父である石井十次が宮崎県高鍋町茶臼原で行った実践を学びたいというものでした。その後、高鍋町を訪問し、高鍋藩第7代藩主秋月種茂(あきずきたねしげ)による試みがあったことを知りました。貧しさ故に行われていた間引きを禁止し、生まれてくる3人目以上の子どもに対し、一日米二合または麦三合のいずれかを支給し、産婆を大阪から呼び、当時多かった出産による死亡を防ごうと努力したのです。その影響を受けたと言われる石井十次は、今の児童福祉の原点を作った人です。
岡山孤児院20周年となる1907(明治40)年、宮崎県の茶臼原に孤児院を移動しました。たとえば、1905年の東北凶作によって生まれた800名の孤児を受け入れる等、地域、家族が壊れ、捨てられる児童を保護する篤志家です。岡山孤児院12則(1902=明治35年)は、家族主義=小舎制をとり全体の統一を破らない限り各小舎の特殊性を尊重、満腹主義=各自に十分食べさせること、宗教主義=形式的な信仰の強制でなく、人生における信仰の必要性を自覚させること、密室主義=個人的な話し合いによる教育、旅行主義=見聞を広めるように努力、米洗主義=米をとぐようにそれぞれの特質を現させる、小学教育=孤児院小学校で行う、托鉢主義=孤児院の維持を零細な寄付金募金によること。委託主義、実行主義、非体罰主義、実業主義を内容としています。
宮崎県の民生委員・児童委員の方々の絆をつくろうとする働きと、石井十次の生き方に、私は、共通点があると考えています。
また、私は、県社協の方々と、いくつもの市町村を訪問しました。宮崎、都城、日南、日向、日之影、西都、えびの、串間、西米良、須木村(現小林)、山田(現都城)、門川、諸塚、等々を訪問し、地域福祉実践を学び、住民の方々と話し合いました。そこで、それぞれの伝統文化を知りました。また高千穂にも行きました。住民の方々は、伝統文化を尊重し、また今まで活動なさってこられた先輩の民生委員児童委員が築かれた助け合いの文化に敬意を表し、郷土への愛、愛着をもっておられることに気づいています。
今、社会は、混迷の中にあります。家族、地域の絆が弱まってきて、孤立、虐待、自殺が増加しています。だからこそ、互いの違いを尊重する社会、相互理解に基づく社会、協力し合って問題を解決していく社会、明日への希望を実現する社会、お互い様の心が根付いた社会という『共助社会』を築くことが必要になっています。それは、日々の希望の光を灯す働きから生まれます。宮崎県民生委員児童委員の方々の日々の実践から、私はそのことを学んでいます。
今回の訪問は、宮崎県の友人に、今までの感謝を述べる意味もありました。そして、講演は、20年近くご指導頂いた民生委員児童委員の方々へのお礼を申し上げる機会と考え、精一杯努力したつもりです。感謝。
投稿日 17年08月25日[金] 1:50 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
平成 29 年 7 月 9 日(日)、東京ビックサイトに両陛下をお招きし、民生委員児童委員10,000人が参加して、民生委員制度創設 100 周年記念大会が開催されました。
式典第 1 部(14:30~15:00)
開会宣言
民生委員・児童委員物故者黙祷
民生委員児童委員信条朗読
天皇皇后両陛下のご臨席
国歌斉唱
式辞挨拶 厚生労働大臣・全国社会福祉協議会会長・東京都知事
厚生労働大臣特別表彰
全国民生委員児童委員連合会会長表彰
天皇皇后両陛下のご退席
閉会の辞
続く2日目、有楽町のよみうりホールにおいて、以下の100周年記念テーマ別研修Ⅴ「これからの民生委員児童委員協議会活動について」が行われました。
[登壇者] 金井 敏 氏(高崎健康福祉大学教授)
越智 和子 氏(琴平町社協常務理事・事務局長)
藤目 真晧 氏(全民児連 副会長)
[コーディネーター] 市川 一宏 氏(ルーテル学院大学学事顧問)
<上記写真は、全社協民生部から、お借りしました>
投稿日 17年07月25日[火] 11:21 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
2017年6月28日、第7期同委員会の一回目の会議が開催されました。
今回は、①地域おける高齢者の孤立等の生活問題が深刻化していること、②高齢者を支える家族、地域の支援機能が弱まり、新たな地域づくりが急がれていること、③区市町村の役割を強化することが求められている一方、介護保険財政は逼迫していること、④障害者福祉計画、地域福祉計画等の計画との整合性が問われていること、⑤総合事業の内容が各区市町村によって異なり、差が見られること等、様々な課題が明らかになっています。委員会としても、住民、当事者、民生委員児童委員、ボランティア、NPO、社会福祉法人、社会福祉協議会、医師会、歯科医師会、薬剤師会等の団体、介護福祉士、社会福祉士等の専門職団体、行政の各担当部署等の役割の合意に基づく協働が必要です。委員各位の積極的な提案を大切に、計画としてまとめていきたいと考えています。
資料は、東京都のHPに掲載されています。どうぞご覧下さい。
高齢者保健福祉計画の基本的考え方
第7期東京都高齢者保健福祉計画
投稿日 17年07月24日[月] 7:11 AM | カテゴリー: 社会福祉関連
上智大学教授であられた松本栄二先生が理事長である麦の家を訪問しました。松本先生は、ソーシャルグループワークの第一人者であり、日本における実習教育の礎を築かれた方です。松本先生よりお電話があり、中川村での講演をお願いしたいとのこと。また、その前日に、近隣のソーシャルワーカーの勉強会があるので、講師をお願いしたいとのご依頼でした。先生からのご依頼をお断りできるわけがなく、すぐに日程の調整に入りました。新宿駅からバスで約4時間そして、先生が建設から関わられていた『麦の家』を訪問する機会が与えられました。グループホームの案内書を掲載します。そのいたるところで、聖書の「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし」の理念に基づく社会福祉実践共同体を目指す」という考え方がちりばめられています。
私は、援助の原点を学びました。
個室
松本先生、奥様、山辺先生
以下は、2007年の記事です。
「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一にて在らん」-を基本精神に、長野県で初めて「単独型痴ほう性高齢者向けグループホーム「麦の家」を開所、今年10年目を迎える。
「痴ほう(認知症)というと、嫁が親切に世話をしないからなどと誤解されていたが、認知症は病気、咳のようなもの、やっと正しく理解されるようになった。グループホームは利用者を介護するだけが仕事ではない。利用者が変われば、家族が変わる。家族が変われば、地域も変わっていく。地域福祉の意識を変えていく拠点である。地域福祉の意識変革こそ、21世紀のグループホームの方向」。
93年、中川村の健康福祉大会に講師として招かれたことをきっかけに、95年夏、上智大学のゼミの学生と村に訪れ、農家を借り、単身高齢者世帯と超高齢者夫婦世帯の支援ネットワークについて社会福祉調査を実施した。その中で、村の古老や痴ほう化した高齢者と出会い、人としての温もりや人間愛を見出し、「彼らとともに住むことが幸せ」と確信し、4人の仲間とグループホーム建設を目指した。
98年、「麦の家」は利用者5人という最小規模の単独型グループホームとしてスタート。1年後「麦の家の利用者こそ、家族内関係の再生を促し、共生を目指す家族福祉の原点。利用者の変化が地域の福祉化を促す力となっている」ことを確信したという。
「麦の家」は「住みなれた地域で、自分の家庭生活のリズムを変えることなく、または、可能な限り、それに近い時間と空間を持つ場でありたい」と言う考えから、木と紙と土でできた山小屋風の家が並ぶ。現在、定員12人で、2人用が3棟、夫婦棟、5人用1棟。1棟ごとに玄関、キッチン、風呂、居室があり、靴を脱ぎ、履くことで、個人と共同生活の場をはっきりと分けている。だから、利用者は個室のことを「私の家」と言う。
「麦の家」は入居時に、週1回以上面会に来る、来た時は「文句をいう」という契約をする。預けぱなしではケアはできない。来ると、お礼ばかり言う人がいるが、苦情を聞くことで、介護が改善される。
「認知症はすばらしい病気。建前と本音を使い分けることもなく、幼子のように、人間性がもろに出る。認知症のお年寄りこそ、社会を照らす光だ」とも。
「麦の家」は地方の福祉実践活動の一環として、月1回、周辺福祉関係諸施設のスタッフや指導者が実践事例を持ち寄り、研究、討議をしている。
また、10月28日午前9時20分?午後4時30分まで、中川村文化センターで、「第2回麦の家・地方の福祉実践研究集会」を開く。上智大学名誉教授のアルファンス・デーケン博士(生と死を考える会全国協議会名誉会長)が「生と死、そしてユーモアを考える」。松本理事長が「生と死を選ぶことの出来る場を創る-認知症高齢者向けグループホームから考える-」と題してそれぞれ講演する。「死を看取るということについて」をテーマにパネルディスカッションもある。詳細は麦の家(TEL88・4069)
投稿日 17年07月23日[日] 10:35 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
2017年5月27日、日本社会福祉教育学校連盟、日本社会福祉士養成校協会、日本精神保健福祉士養成校協会が合併した日本ソーシャルワーク教育学校連盟が創設されました。これは、長年、多くの方が願っていた教育の統合であり、「ソーシャルワーク教育学校に課せられた社会的使命に鑑み、ソーシャルワーク教育の内容充実及び振興を図るとともに、ソーシャルワーク及び社会福祉に関する研究開発と知識の普及も努め、もって福祉の増進に寄与することを目的としています。」
ソーシャルワーク教育は、現代社会にあって、その重要性がますます高まっています。この大同団結を契機に、多くの方々の理解を得て、困難にある方々を支援し、また顕在化しているさまざまな生活問題を予防するためにも、求められるソーシャルワーカーを一人でも多く育成し、社会に輩出していくことを決意した時でした。
新会長の白澤政和氏の挨拶
投稿日 17年05月29日[月] 8:08 AM | カテゴリー: 大学関連,社会福祉関連
2017年5月20日、第10回学園祭が開催されました。
第10回カレッジ祭1
第10回カレッジ祭2
学園祭は、私たちの思いを形にする場です。1年半にわたり、知識と実践の学びを積み重ねてきた第9期生、また知識と実践とのたくさんの出会いを経験して、学びを始めている第10期生が企画を担当し、今回はココネリという新たな会場で実施できました。
それぞれの期生には、それぞれの持ち味があり、今回も、学園祭の会場のすみずみに活かされていました。
私は、本年で学長を務めて10年になります。第1回から学園祭を見ていて、いずれも心のこもった内容であり、感動を覚えます。そして、たくさんの卒業生が、学園祭に来られます。いろいろな地域福祉実践をしている方もおられます。また、ご自分で、ご家族の介護等を担っておられる方もおられます。その方々が戻って来られる場を、今の学生がつくって下さった。それぞれの思いを形にして、学園祭のプラットホームに置いておかれました。
私にとって、たくさんの方に出会い、再会し、本当幸せな一日でした。
感謝。
パワーアップカレッジの卒業生の実践を示したたくさんのパンフレット。これが、パワーアップカレッジの強みです。
投稿日 17年05月23日[火] 7:57 AM | カテゴリー: 社会福祉関連
平成28年度 宮城県コミュニティソーシャルワーク普及研修 開催要綱
「 みんなでつくる 誰もがいきいき暮らす まちづくり 」
1 目的
近年の社会は人とのつながりが希薄化し,従来の地域の支え合いや家族機能が弱体化していると言われています。その一方,社会的孤立,貧困,引きこもり,虐待など地域住民個々の抱える生活課題は多様化し,改めて,全ての人々が,地域・暮らし・生きがいを共に創り,高め合うことができる,支え合い・助け合いのまちづくりが求められています。
本研修では,地域で住民主体のまちづくりに関わる方々が,誰もが地域でいきいき暮らすためには何が必要なのか,その中で自分たちに出来ることは何かを考え,それぞれの地域で支え合い・助け合う体制が推進されることを目的に開催します。
2 主催 社会福祉法人宮城県社会福祉協議会
3 日時及び場所
会場 日時
1 【大和会場】
大和町総合体育館 研修室
〒981-3624
宮城県黒川郡大和町宮床字松倉92番地 平成29年 3月11日(土)
10時30分~15時30分
(定員 50名)
2 【登米会場】
中田農村環境改善センター
多目的ホール
〒987-0602
宮城県登米市中田町上沼字西桜場18 平成29年 3月12日(日)
10時30分~15時30分
(定員 50名)
3 【柴田会場】
ホテル原田inさくら
〒989-1601
宮城県柴田郡柴田町船岡中央1-2−3 平成29年 3月13日(月)
10時30分~15時30分
(定員 50名)
4 対象
(1)自治会や行政区の関係者,民生委員・児童委員,ボランティア活動者,福祉推進委員,
市町村社会福祉協議会役職員など地域福祉活動に関る方
(2)社会福祉施設,NPOなど福祉関係者
(3)その他関心のある方
5 参加費 無料
6 内容
10:00 受付
10:30 開会・オリエンテーション
10:40 講義「みんなでつくる 誰もがいきいき暮らす まちづくり 」
講 師:ルーテル学院大学大学院 学事顧問 市川 一宏 氏
12:00 昼食休憩
登米会場 大和会場
宮城県コミュニティソーシャルワーク普及研修 演習について
13:00〜13:30 活動報告「地域の中の福祉職のはたらき」
活動報告者:
3月11日 大郷町社協 大塚 潮 氏
3月12日 石巻市社協 西村 健太朗 氏
3月13日 石巻市社協 高橋 泰 氏
13:30〜13:40 質疑応答
13:40〜13:50 コメント
大和地区(大郷町社協 大塚 潮 氏)
登米地区(石巻市社協 西村 健太朗 氏)
柴田地区(石巻市社協 高橋 泰 氏)
東日本大震災発災時刻を迎え、参加者一同で黙祷を捧げました。
13:50〜
14:30ワークショップ 「やってみよう!地域の生活課題解決へ向けた地域づくり」
事例検討
ステップ1:活動報告をもとに、グループで、コミュニティソーシャルワーカーの役割を考えます。
ステップ2:事例をもとに,生活の困難に直面する方が置かれている状況を把握する
(情報の整理・課題の抽出)(40分)
本人の基本的情報(性別,年齢,家族の状況など),生活状況,関係する社会資源(福祉人材、サービス、機関、そして家族・近隣との関係などインフォーマルな関係)の考察のため、エコマップを作成し,住民や関係機関などとの関係性を整理しながら課題となっていることを検討します。
14:40 休憩
14:40〜14:55 課題解決へ向けて! (15分)
サロン活動等を通した孤立予防への取組み、見守り活動による地域助け合い等、地域でどんなことが出来るか,そのためにどのように連携して取り組めるか検討します。
出てきた課題解決へ向けて,考えられる解決方法(取組み)を書き出す
14:55 全体共有(ポスターセッション)
各グループから報告,市川先生及び場合によっては事例提供者からコメント
15:10 まとめ(市川+報告者)
その実践を行うために,連携する団体を整理する(フォーマル・インフォーマルそれぞれの団体)を例示する。
私は、たくさんの方々とお会いし、学び、分かち合う機会を与えられました。その一つひとつの積み重ねが、地域を変え、新しい地域社会の創生に結びつくと確信しています。感謝。
柴田駅
帰りの電車
投稿日 17年05月05日[金] 1:47 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
2017年4月、大垣市を訪問させて頂いた。早崎さんとは、以前からご指導頂いており、小地域福祉活動を丁寧に推進し、住民主体の地域ネットワークを構築している大垣市社協から学ぶことは多い。福祉村の実践をご紹介したい。
青野ふるさと福祉村視察資料最新版2
ふるさと福祉村 隣接するデイサービスセンター
どうぞお入り下さい。
くつろぐ住民の方々(サービスセンターの方も毎日来られます)
福祉村をささえるボランティの方々と前会長、現会長と役員の方々
投稿日 17年05月03日[水] 9:23 AM | カテゴリー: 社会福祉関連
2017年4月22日(土曜日)午後2時より、三鷹ネットワーク大学のシンポジウムが行われました。
コーディネーターは市川で、講師は、以下の方々です。
市川一宏 |
ルーテル学院大学 学事顧問、大学院研究科長・教授
日本キリスト教社会福祉学会会長、日本地域福祉学会理事、日本社会福祉学会監事。東京都高齢者保健福祉計画策定委員会委員長、共助社会づくりを進めるための検討会委員長、市区の介護保険事業計画等計画委員長現任。
国・都道府県・市区町村の行政、社会福祉協議会、民間団体における計画の策定、実施、評価および調査研究、人材養成等に多数関わる。近年、社会福祉の推進を通したまちづくり、保健医療福祉等の連携、共生・参加型社会における福祉政策と実践の統合に関する研究を進めている。 |
名和田是彦氏 |
法政大学法学部政治学科 教授
1955年山口県生まれ。東京大学法学部卒業。横浜市立大学、東京都立大学を経て2005年4月より法政大学法学部教授。横浜市港南区の港南台タウンカフェを中心に市民活動に関わり、地域コミュニティの研究を行っている。1993年~95年ドイツ留学以来しばしばドイツを訪れ、日独比較の観点からコミュニティを研究。また、福祉の仕事も多く、横浜市地域福祉保健計画策定・推進委員会委員長、社会福祉法人たすけあいゆい理事などを務めている。 |
土山坦氏 |
地域ケアネットワーク・東部会長、三鷹市東部地区住民協議会会長
1953年日本国有鉄道入社。本社、新幹線総局、首都圏管理局勤務、韓国鉄道庁出向。2005年東部地区住民協議会総務部会長、09年同副会長、11年地域ケアネットワーク・東部会長、2013年東部地区住民協議会会長。 |
濱仲純子氏 |
三鷹市健康福祉部長
1985年三鷹市入庁。2010年4月に子ども政策部子育て支援課長に着任、子ども・子育て支援新制度の導入に携わる。14年4月からは健康福祉部調整担当部長兼地域福祉課長として地域福祉分野を所管、16年4月から現職。 |
私は、以下のことを申し上げさせて頂きました。
①三鷹という地域特性を大切に、今までの取り組みを最大限尊重して、各コミュニティごとに地域福祉推進計画があって良い。そこで育ててきた木に、新しい木を紡ぐ、「接ぎ木型地域福祉」を大切さにすべきである。
②0か100でない実践。0か100かという意味は、やるかやらないかということ。そうではなく、その間に、1から99の活動があるのであり、それらを一つひとつ大切にして頂きたい。
③互いの理解から始まる協働、それぞれの活動を学ぶことによって生まれる理解が、コミュニティの創生に繋がる。
④地域福祉活動が広がるために必要なことは、各活動者の自主的活動と、それが生まれる環境を整備すること。行政が進める「頑張る地域支援プロジェクト」、社協が応援するふれあいいきいきサロン等の支援がより強められることが必要。
⑤地域にある資源を掘り起こそう。
「人」問題解決に取り組む当事者、医師、保健師、社会福祉士・ケアワーカー・ケアマネジメント等の専門職、住民、ボランティアといった保健医療福祉等に関わる広い人材
「もの」保健・医療・福祉・教育・公民館等の施設、サービス・活動、物品はもちろん、住民関係、地域関係、またボランティア協議会、医療保健福祉等の専門職ネットワーク等のネットワーク
「金」 補助金・委託金、寄付金、収益、研究補助金
「とき」就業時間、ボランティアが活動する時間。課題を共有化し、取り組むチャンス
「知らせ」上記の資源情報、サービス利用者情報、相談窓口における情報等のニーズ情報、計画策定に必要な統計等の管理情報
投稿日 17年04月26日[水] 3:41 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
2016年10月26日、クローバープラザ アリーナ棟 大ホールで、
平成28年福岡県社会福祉大会が行われ、多世代交流・共生型まちづくりというテーマで話をさせて頂きました。その内容を、福岡県社協がまとめて下さいました。感謝しています。
抜粋ふくおかのふくし160号
投稿日 17年04月08日[土] 9:41 PM | カテゴリー: 社会福祉関連
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